ポケットモンスター〜とある旅路の物語〜   作:祭神楽

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初執筆の小説です


1話 ネオとコマタナと旅の始まり

カロス地方アサメタウン、その小さな町の一軒家から1人の少年が旅立とうとしていた。

 

「よし、モンスターボールもきずぐすりも持ったしお金もしっかり入れた…行ってくるねじいちゃんばあちゃん!」

「タナッ!」

 

元気そうな少年と相棒らしきコマタナを温かな目で老夫婦が見守っている。

 

「プラターヌ博士の研究所まで気をつけて行くんだよネオ。」

「自分のトレーナー人生だ。しっかり冒険を楽しんで来なさい。」

「ギルッ」「サナ…」

 

「うん!頑張ってくるねー!」

「ナタッ!」

 

老夫婦とその手持ちのギルガルド、サーナイトに見送られながらネオと呼ばれた少年とコマタナはミアレシティの方へ走っていく。

 

「よーしコマタナ!まずはミアレシティの研究所で最初の3匹もらいに行こう!」

『ああ、新しい仲間ってのは楽しみだな…結局昨日までに決められなかったんだろ?』

 

コマタナが人間の様に話す、だがこの声はネオにだけ届いている。小さな頃から何故かポケモンの言葉が分かる能力を持っていたネオはこうして周囲のポケモンとのコミュニケーションを取ってきたのだ。

 

「決められるわけないだろ?フォッコもハリマロンもケロマツもみんな凄いとこが沢山あるポケモンだよ?」

『そういうのをすぐに言えるのはお前の長所なんだけどな…何時間考えるのやら…っと』

 

ミアレシティに続く森に入ったネオ達の前に1匹のヤヤコマが現れる。

 

『ここは僕らの縄張りだ。通るなら見張りの僕を倒してみせろー!』

 

「ごめんな縄張りだったか…よしコマタナ、研究所に行く前の準備運動だ!」

『しょうがねーな…指示は頼むぞ相棒!』

 

《コマタナ:レベル10》VS《ヤヤコマ:レベル10》

 

 

『くちばしで穴開けてやるー!』

ヤヤコマは空から翼を折りたたんで空気抵抗を減らし、コマタナ向けて『つつく』を放ってくる。

『羽全部むしり取ってやらあ!』

「コマタナまずは…『にらみつける』からの『ひっかく』!」

 

コマタナは勢いよく向かってくるヤヤコマを鋭く睨みつけてから手の刃で”つつく”と拮抗し、お互いに跳ね返す。

 

『なあなんかぼうぎょ下がった気がしないんだけど?』

「……あっそうだった!ヤヤコマの特性ははとむねだからぼうぎょ下がらないんだ!」

 

『いたい!からだがかたいなら燃やしてやる!』

『どわあッ!』

 

嘴攻撃が効果が薄いことを理解し、ヤヤコマはひのこを放ってくる

 

『不味いぞ相棒!あのひのこでも鋼の体の俺には抜群だ!』

「なら…そうだコマタナ!木を削って飛ばせ!」

『は?…なるほどそういうことか!』

 

数年相棒として過ごしてきたコマタナは以心伝心で作戦を理解する、近くの木を削って木の欠片を飛ばし始める。

 

『木なんかどうする気……あれ?全然届かなくうわっ!?』

 

「ひのこがこっちに当たらなきゃいいんだ!だから飛ばした木の欠片を空中でもやさせればコマタナには届きにくくなるし…君への攻撃にもなる!」

 

燃えなかった木の破片がヤヤコマの翼に連続で当たり、バランスを崩して地面に落ちてくる。その隙を見逃す2人ではなかった。

 

「コマタナ!メタルクロー連続で!」

『やっと地面に落ちてきたなヤヤコマァ!』

 

持ち物のピントレンズによって急所に当たりやすくなっている一撃目のメタルクローがヤヤコマの胴体に放たれ、確率を引いて攻撃力が上がっていく。

 

『負けるかー!!』

『遅え!!』

 

態勢を地面で立て直したヤヤコマのつつくとコマタナの1段階攻撃ランクが上がったメタルクローが衝突し、ギャリッ゙という金属音と共にヤヤコマが吹き飛ばされる。急所に当たったことで大きなダメージを受けたヤヤコマはそのまま目を回して戦闘不能になった。

 

「…やった勝った!!!」

『いやー危ない危ないひのこもう少し食らってたらこっちも危なかったぜ…』

 

怪我を治すためにオレンのみを頬張るコマタナと、喜んでいるネオ。2人は疲れてもいたが満足そうな顔だった

 

「ごめんねヤヤコマ、すぐ出ていくから」

『悪いな、また今度きのみ持ってくるよ』

 

バトルを終えた1人と1匹はそのままミアレシティに駆け出していく。冒険はまだ始まったばかりだった。

 

 

 




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初めての小説投稿です。至らぬところもありますが温かい目で見ていただければ幸いです。


<ネオ>

・カロス地方アサメシティに住む活発な10歳の少年。冒険に出発したばかりのビギナートレーナーだが幼い頃からポケモンと触れ合ってきた事でバトル時にはその観察眼と経験を応用して戦術を編み出す。コマタナとはトレーナースクールで出会って7歳からの付き合い。


<コマタナ>
・刃物ポケモンのコマタナ。ネオと3年前に出会い、そこから相棒として隣に居る。旅の前からネオといっしょに近くの森のポケモン達とふれあい、時にバトルを経験したお陰で旅の最初から10レベルという強さを手に入れた。戦闘スタイルとしては基本力押しだがネオの指示に応えられる技量は持ち合わせており器用さもある。

特性:プレッシャー(隠れ特性)
よく使う技:メタルクロー・ひっかく・にらみつける・だましうち・挑発 など
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