特急「やくも」松江玉造殺人事件   作:新庄雄太郎

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いよいよ、最終章です。

犯人は誰なのか?


第7章 解かれた謎と列車トリック

「やはり、熊本で起きた事件と牛窪の殺害の犯行の動機は金による犯行ではないでしょうか?。」

 

と、松本は言った。

 

「しかし、彼にはアリバイがありますし犯行は無理ですよ。」

 

「そうです、秋名は事件当日はルイス・C・ティファニー庭園美術館へ行っていたんですから。」

 

「確かに、完璧なアリバイがあるな。」

 

「問題は、どうやって熊本から松江へ向かったかだ。」

 

「そこなんですよね。」

 

「でも、問題なのはどうやって松江から熊本へ向かったかだ。ん、待てよ。」

 

「どうした、南主任。」

 

と、高山は言った。

 

「熊本へ行くには、もう1つのルートがある。」

 

「主任、何かわかったんですか。」

 

「ええ。」

 

「山陰本線を経由して山口線を通って新山口から熊本へ向かうルートだよ。」

 

「しかし、主任それじゃ時間が掛かりますよ熊本から松江へ引き返すんですから。」

 

と、三輪は言った。

 

「それが、盲点だったんだよ。」

 

「犯人は松江から新山口へ向かって新幹線に乗って、熊本へ向かったんだよ。」

 

特急「スーパーおき3号」

 

松江発 11時16分

 

新山口着 15時02分

 

新幹線「のぞみ24号」

 

新山口発 15時34分

 

博多発 16時04分

 

新幹線「さくら409号」

 

博多発 16時36分

 

熊本着 17時14分

 

豊肥本線で移動

 

17時34分から19時11分

 

倉本を殺害

 

20時59分から23時07分へは豊肥本線で移動

 

新幹線「さくら410号」

 

熊本発 23時16分

 

博多着 23時54分

 

博多市内のホテルで1泊

 

新幹線「のぞみ2号」

 

博多発 6時00分

 

岡山着 7時43分

 

特急「やくも3号」

 

博多発 8時13分

 

松江着 10時47分

 

「そうか、犯人は特急と新幹線とローカル線に乗り継いで殺害したのか。」

 

「その通りです。」

 

「ご一行は、大阪から特急「はまかぜ」に乗って鳥取から松江へ向かったそうです。」

 

「そうか。」

 

「それで、犯人はわかったんですか?。」

 

「ああ、この方法で犯行が可能なのは犯人はこの人だ。」

 

「それで、犯人は誰なんです?。」

 

と、小海は言った。

 

「犯人は、秋名涼介だ。」

 

「でも、どうして倉本と牛窪を殺害したんですかね。」

 

「恐らく、株による犯行だ。」

 

「なるほど、すると牛窪は倉本と秋名に騙されたことで恨んでの犯行か。」

 

「ええ。」

 

そして、次の日。

 

秋名は、女と一緒に宍道湖へ来ていた。

 

「やっとあえたな。」

 

「何、あなたは。」

 

「悪いが、お前は死んでもらうぜ。」

 

と、秋名は言った。

 

「そこまでだ!、秋名。」

 

「はっ。」

 

「やはり、事件の犯人は秋名だったのか。」

 

「何で、わかったんだ私の計画が。」

 

「騙された2人の復讐か。」

 

と、南は言った。

 

「ああ、牛窪は俺たちを騙して金を巻き上げたからな。」

 

「それで、2人を殺害したのか。」

 

「ああ、そうだよ。だから、許せなかった。」

 

秋名は、牛窪に倉本と秋名に金を騙し取った恨んでの犯行で、女を殺害しようと自供した。

 

こうして、シルバーウィークで起きた松江玉造の殺人は、牛窪の金銭トラブルで事件は解決したのであった。




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劇中の列車時刻は令和8年のダイヤを使用しています

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