コメディ要素満載の小説が書きたかった。後悔はしていない。
自作のやる夫スレを手直ししたラブコメ作品です。
優先は他の小説なのでこっちは投稿頻度一週に一度くらいだと思う……!!!
「さて、それじゃあ光神様についての伝説を放しましょうか」
「うるせー!!!こっちはこの神のお告げという名の呪いを解く為に来てんだよぉ!!!毎回毎回話長い上に誰もいないこの寂れた教会になぁ!!!」
「教会全体の掃除ご苦労様ね♪貴方には光神の祝福を受けた私からのお礼をあげるわ♪」
「雑用させた上にそんないりもしない親切の押し売りやめろ!!!!」
深い森の中に存在するダークエルフの村。そこにある古びた教会で俺は祈るように手を合わせていた。いや、ようにではなく実際に祈っている。といっても祈っている対象は俺が先日まで信仰していた闇神ことクソ神ではない。あんなのただの邪神だ。
「まぁ本音という名の冗談はここまでにしましょう。それで、貴方に告げられた闇神の言葉だけど……もう一度聞かせてもらえるかしら?かの神は何と言ったのかを」
「これから先の未来で十人闇堕ちする美少女がいるからそれを攻略してほれさせてでも止めろ。じゃないと世界が滅びるぞって」
「うーん、何度聞いてもこんなど田舎に住んでる同年代の子供と接したことすらない少年に任せるようなことじゃないわね。アンタよっぽど闇神と相性いいのねぇ……」
「あんな邪神と相性いいとか名誉棄損で訴えたら間違いなく勝てるのでは???」
そう、あの邪神はつい先日俺の前に姿を現してお告げをした後すぐさまその姿を消したのだった。お告げの内容は今言った通り闇落ちする美少女十人を落とせとか言う無茶ぶりである。こちとらこのダークエルフの村でたった一人の人間として生活して来たために同年代もいない生活だったのにこれだ。しかも拒否したら魂を持っていくとも宣言されている。
そんなお告げに絶対に従いたくない俺はこの村唯一のシスターに縋りつき頼み込んで呪いを解こうと必死になった。どれくらい必死かというと目の前の黒髪性悪光神マニアのシスターに半日も扱き使われるのを耐え続けるくらいに必死だった。この性悪シスター本当に性格が悪い。ここぞとばかりに重い物を運ばせて大掃除までさせやがった。普段だったらパンツの一つでも見せてもらわないとやってられない仕事量だ。
だがそこまで頑張ったのだ。この性格も悪ければ体型も貧相なシスターであろうときっと俺にかけられた呪いを解いてくれたはずだろう。というか解いてなかったらそのない胸を揉みしだいてやると強く決意する。
「で、結局のところこの呪いはどうなったんですかねぇ……?せめて魂が云々を何とかしてほしいんだけど」
「結論から言うと……ム・リ❤」
「ふざけんなよ年齢不詳ババア!!!テメェ12時間も働かせておいてそれか!!!朝の7時から夜の19時とか労働させておいてそれかかわい子ぶってんじゃねぇない胸揉むぞゴラァ!!!!」
「うっさいわね。こっちだって出来ることはしまくったわよ。アンタに12時間もこの教会で働かせたのにも理由があるし」
「理由?」
「ここは光神の領域。だからこの教会にいるだけで闇の神の力は減るの。光と闇は相反するものだからね。本来だったら魔族とかの呪いに対してやる方法だけど、今まで何回かやってきたから効果は確かなのよ。動いて体力を消費すればそれだけ魔力という防壁が減るから重い物とかも運ばせたし」
「じゃあなんで無理なんだよ!!!えーーーーーっ!!!!」
「ヨルと闇神の相性が良すぎるから♪いやもう本当、見ることは出来ないけど多分魂全体に鎖が巻き付いてる上に南京錠が1000くらいついてるんじゃないかって思うくらいには。貴方闇の神の生まれ変わりか何かなの???」
「」
思わず絶句する。あんなクソみたいなお告げをして来た神と相性が良すぎるとか言う暴言に意識を失いそうになる。ここまで嬉しくない相性がいいを聞いたことがなかった。試練を与えてそれを乗り越える所を見せてくれと大騒ぎしていたあの神と相性がいいなんてそれは最早暴言だろう。なにが悲しくて俺の魂を持っていこうとしてる神と相性良くならねばならんのだ。
その結末を防ぐ為には未だ見ぬ闇堕ち予定の美少女十人を惚れさせなければならないとかいう無茶ぶりをこなさなければならないという。自慢ではないが俺は同世代とのコミュニケーションに多大なる問題を持っている。
なにせ俺が暮らしてきたのはダークエルフの村。同世代なんて存在しない。周囲は若く見えても中身が数十年前に置き去りになっているジジババばっかだ。無論捨てられていた俺を拾って育ててくれたことには感謝しているし村人全員家族だとは思っているが、女の子を口説くとは程遠い生活をして来たことに違いはない。
村の人に聞いても恐らく数十年前くらいの口説き文句しか出てこないだろう。残念ながらそれが通用するとは俺には思えない。
「つまり……もうどうしようもないから余命を楽しめとそういうことか……」
「諦めるのが早い!!!!!十人くらい抱いてやるくらいの気概を持ちなさい!!!!!!」
「無茶ぶりのわんこそばやめてくれない???」
目の前のシスターも為せば成る、為さねば成らぬなにごともを座右の銘にしている。確かにやる前から諦めるのは問題かもしれないけどこんな物どうすればいいのか本当に分からない。そもそも出会いがないというのに俺にどうしろというのだ。あの闇神は俺に何の情報も与えなかったというのに。
「まぁ、確かにこんな寂れた村にいたら出会いもクソもないわね。しょうがない、推薦状書くから『ノウブル魔法学園』に行きなさい。あそこは魔法研究も盛んな魔法都市。あそこでなら祝福という名の呪いも解けるかもしれないわ。それに同年代も集まるからその例の闇堕ち美少女とやらも見つけられるかもしれない」
「えぇ……村の外とか麓の村との交易の時以外ほとんど出たことないんだけど。何かやらかしそうで俺不安なんだけど大丈夫なのか?」
「大丈夫よ。たかが田舎者が何かやらかす程度じゃ注目なんて浴びないから。常日頃からクラスメイト同士で乱闘が起き、担任教師が暴れる生徒をしばき倒して壁や天井にめり込ませるのが日常になっている場所よ、アンタが逝くのは」
「余計行きたくないんだけど。そんな魔境に世間知らずの俺をぶち込むとか人の心とかないんか?」
「人の心がない展開に巻き込まれたのに大事にそんなもの抱えてても苦労するだけよ?」
目の前の破天荒シスターは本当にシスターなのだろうか。人に教えを諭す以上に人の心を叩き折ろうとしてくるのだが。だがしかし言っていること自体は正論……に聞こえる。世間知らずの俺にとってはこんなのでも外の世界を知っている唯一と言ってもいい知人だ。
この破天荒シスターしか頼れる情報源がないという事実に心折れそうだがあの闇神に魂を持っていかれるのはそれこそ死んでもごめんだ。それを阻止する為ならば美少女の十人や二十人口説いてやろうじゃないか!!!
「シスター!!俺に色々と教えてくれ!!!女の子に好印象を与える方法とか!!!」
「仕方ないわね。
「押忍っ!!!!」
俺は生きる!!例え世間知らずで同年代と関わったことなどほぼない俺でもやれば出来るを胸に抱いて生きていけば何とかなるはずだ!!!
「じゃあまず最初の質問からよ。花と肉、女の子にプレゼントするとしたらどっちの方が喜ばれる?」
「肉ッ!!花とかそこら中に生えてるしそんなのよりご馳走の肉の方がいいに決まってる!!!」
「…………ダークエルフの村で育てられた弊害かしらね……。これは、短期間で詰め込めるだけ詰め込むしかないかしら……」
シスターが頭を抱えて悩み込んでしまったが俺は答えを間違えてしまったのだろうか。早速先行きが不安で泣きたくなりそうだが頑張って生きていこうと思います。