最近ユーリィちゃんが可愛いすぎる。
いや、最初から可愛いかったんだよ?でもね、最近特に顕著な気がする。
いつもの明るい笑顔、ふとした時の微笑み、真剣な眼差し、可愛いだけじゃなくてカッコいいまである。控えめに言って兵器だと思うよ。
裏で写真が取り引きされるのも分かるかも……ボクも何枚か持ってるし…。
言動もヤバい。その人が一番欲しい言葉をくれる、何ならそれ以上も。自覚ないのが質悪い。
ちょこんとした見た目からイケメンムーブしてくるの犯罪だと思う。
「ん?どうしたの?」
ほら、見てよこの顔。光って見える。首も傾げちゃってさぁ……ヒロちゃんがいたら正しくないって連呼してるよ。
「ユーリィちゃんは可愛いねって。」
「えへへ。」
……。
「な、何でほっぺムニムニしてるの…?」
「ユーリィちゃんが悪い。」
「?」
や、柔らかい…!すごいモチモチしてる……赤ちゃんみたい…。
あー、ダメダメ、えっちすぎるよ。
「ユーリィちゃんってそういう所あるよね。」
「だからどういう所?最近ずっと言われてるよ。」
チャイムが休み時間の終わりを告げる。もう少し一緒にいたかったなぁ…。
惜しみつつも自分の席に戻っていった。
今日は皆で俺の家に集まっていた。幸い親はいないので好き放題できる。つーか親どこ?ずっと姿見てないんだけど?
後俺の服とかなくなってる気がする。誰か盗ってない?めっちゃ怖いんだけど。
「相変わらず居心地が良いですね。」
他人のベッドに勝手に乗るな。エマ、ヒロ、もぞもぞしてないで止め……いや何してんの?
「ど、どうしたの?」
視線を向けられた二人は気づいたのかそそくさと誤魔化す。ヒロ、何か言ってくれ。
「君の匂いはさいこ……じゃなくて、何でもないぞ。」
おまわりさんこいつです。今明かされる衝撃の真実ゥ、友達二人は犯罪者だった。知りたくなかったそんなこと。
「後で私にもくださいね。」
三人目もおる、もう終わりだよ…。
「そ、そんなことより……今日は何をするんだ?」
お前の度胸は認めてやるよ。
「取り敢えずゴロンとしてよーぜ。」
ぼふっとベッドに横たわると、ユキが近づいてきた。
「あっ、ユキちゃんずるーい!」
「早いもの勝ちですよ。」
ぎゅっと抱きついてくる。あの、色々当たってる…。耐えろ、耐えろ俺…!
「じゃあその隣ボクね!」
「私だな。」
「ボク!」
「私。」
火花がバチバチ散っている。あんま喧嘩しないでほしいな…。
「ほら、皆でくればいいじゃん。」
そう言って両手を広げた。
次の瞬間には皆が抱きついていた。な、何が起こったんだ…?
「「「……。」」」
胸の所にエマ、右側にユキ、左側にヒロの形になっている。スンスン、と匂いを嗅がれている。
「……んっ。」
少し声が漏れた。皆がそれに反応し、更にスゥー、と吸い込んでくる。
「ダメ、そこはっ、あっ…!」
首筋まで吸われている。体がビクビク震えた。
「や、やめてぇ……。」
赤面し、涙目になりながら必死に訴えた。
だが抵抗虚しくしばらくはそのままだった。