マーゴが家に来て数日、色々あった。
学校終わりにわざわざ迎えに来てくれてそのせいでユキたちと一悶着あったり、家事を手取り足取り教えたり、皆で遊んで仲良くなったり等々…。
今ではすっかり仲良し五人組だ。
まぁマーゴのキャラが当初と違うというか…妖艶なお姉さん系になってるのは気になったけど…。偶にだけど会ったばっかりの時みたいに弱さを見せてくれるようになったのは嬉しい、信頼を感じるし。
そんな俺達に…正確には俺に試練が訪れる。それは……。
「嫌だー!勉強したくないー!」
「ダメだ。赤点は正しくない。」
学生のトラウマ、テストだ。辛うじて勉強にはついて行けてはいるんだが……苦手教科の英語が俺の足を引っ張っている…!
単語はちょっとは分かるが文法が終わっている…。結果ギリギリ赤点という輝かしい点数になっている。笑えないジョークだ…。
そんなこんなで今は俺の家で勉強会中だ。エマも少しうーんうーんと唸っている。ユキはスラスラ解いている。
「ボクもちょっとヤバいかも…えへへ…。」
「笑ってる場合じゃないぞ…。全く…手のかかる二人だ。」
何やかんや言いつつ俺とエマに勉強を教えてくれている。うーんこれはヒロ様。
「皆、そろそろ休憩にしましょう?」
格闘すること数分、丁度マーゴが適当にお菓子やジュースを見繕い持って来てくれた。
やったーとエマと共に飛びついた。疲れた脳に糖分が染みるぜぇ…。
「すまないな、マーゴ。」
「良いのよ、ユーリィちゃんとエマちゃんの可愛いらしい所も見れたし…♡」
ニコニコしている。動機が若干不純だが…素直に手伝ってくれてお父さん嬉しいよ…今はお母さんか。
「二人共順調そうかしら?」
「もちのろんよ。自分の才能が怖い……じゃなくて…ヒロのおかげだよ。」
「いや、実際君は飲み込みが早い、そこは素直に褒められる点だな。もっとも、何故それで苦手教科があるのかは疑問だが…。大方サボっていたのだろう。」
……返す言葉もございません。
「今頑張ってるからチャラってことで…。」
「……これからもサボらないなら今回だけは見逃してやる。」
二階堂ヒロ…!これだからヒロはほんとに…!
「もちろんだよ!約束する!」
「……分かれば良いんだ、分かれば。」
「ねーねー、ボクは?ボクも飲み込み早い?」
「エマは…まぁ…伸び代があるな…。」
「ひど!?」
そんなこんなで勉強会は進み、無事に終わった。途中構ってもらえなくてユキが拗ねたりしていたが…。
ちなみに奮戦のおかげで余裕で平均点を超えれた、ピースピース。