俺だけ反転できる件   作:天叢

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第玖話 ユメ

…何だ?これ?夢か?誰かが会話している。これ…家族と一緒に暮らしてた頃の話だ。懐かしいなこの頃は……まだ俺の心が壊れる前の話だ。

 

まず、父親は表舞台では医師系の最先端の技術を研究しているところの社長だ。誰にも礼儀正しく優しい言葉使いの自慢の父さんだ。表舞台の仕事だけじゃなく当家の仕事にも殴殺されてたから毎回死にかけてたな。

そして偶に母さんが父さん連れて仮眠室に入っていく。

今思ったらとんでもないな。仕事終わりなのにお盛んだねぇと思った。勿論小さい頃は何しているのかは知らなかったが。今なら分かる。……少し分かりたくなかったが。

名前は月神黒楼(つきがみこくろう)。父さんの友達からは黒ちゃんや黒楼さんと呼ばれていたかな。

 

次に、母親は子供たちのお世話をする幼稚園の先生だ。

子供達に何より優しいし、周りの人からは気配りも出来て、美人で優しいからモテてたな。けど父さんが一番で彼のことになると偶に肉食獣みたいな目をするから今になっては恐ろしやと思った。

名前は月神(つきがみ)千愛(ちえ)。母さんからの友達からは千愛ちゃんやチーちゃんと呼ばれていた。

 

次に、妹の1人は愛だ。髪色は母親と同じで赤色。

自分は一番歳上だけど、俺が家に居ない時は妹達の世話や遊び相手にもなってくれていたな。懐かしい。

名前は月神(つきがみ)愛(あい)。周りからは愛ちゃんと呼ばれていた。偶に家で甘えてくる。

 

2人目は羅奈だ。白い髪に黒い目を持った所謂クール系の美少女といったところだ。

羅奈は昔から体が良くなく学校に行けてなかったから俺や愛がよく看病してたな。もっと体がよかったら羅奈に負担が掛からなくて済むのに。……世界は残酷だと思った。けど頭は人2倍に早かった。持ってきた問題は全て満点を取っていたので、よく頭を撫でたら喜んでくれてた。

確か魔法も俺より早く使えてたらしい。確か一歳の時には使えるようになったみたい。俺でも三歳くらいに初めて使えるようになったのに天才だなと思った。

名前は月神(つきがみ)羅奈(らな)。皆んなからは羅奈ちゃんと呼ばれていた。けど体が良くなかったからあまり人との付き合いがなくてそう呼ぶものは少なかった。

 

最後は綺咲だ。髪色は俺と父さんと同じで黒髪のどこか風格を持った妹。

クール系なオーラを持っていたり、子供らしさをもったギャップがすごい。偶に子供らしさがぬけてる所があったから我が妹なのにドキドキしてしまった。

名前は月神(つきがみ)綺咲(きさき)。皆んなからは綺咲嬢や綺咲ちゃんと呼ばれていた。……………嬢?

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

この頃は楽しかったな。皆んなで旅行に行ったり、友達と遊んだり、はたまた異種族の友達が来たりと色々あったな。キヴォトスに来てから男性が居なかったり、市民がロボや犬や猫、鳥しか居なかったから新鮮だったな。こっちの世界では魔法も剣術も嗜(たしな)んでいた。けどキヴォトス並には殺伐としていなかった。そして、家族が行方不明になり始めたのは中学3年の夏の終わりくらいだった。

 

その頃からだった。俺の心が壊れ始めたのは。

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

「…ん」

 

寝てた。懐かしい夢だったな。俺がしっかりしていれば家族が行方不明になったり、妹が亡くなったりしなかったのに。今になっても忘れない。忘れるわけがない。父さんや母さん、それと愛を行方不明にした張本人を許すはずがない。見つけたらただじゃ置かない。妹も転生したんだったら見つけてしっかりと守ってみせる。もうあんな過ちは犯させない為に強くなって大切な人や特別な人を守れるようになる。貞操の危機に陥った時だってホシノに助けてもらったし、ユメ先輩は俺たちが元気がなさそうな時にも側に居てくれたりとお人よしが過ぎた。だからこそ守らなくてはならない。

 

「……いつもの場所に行くか」

 

その時、零斗は周辺に誰か居ないか探知した。

 

「ん?…ホシノ?」

 

生徒会長室にホシノがいた。けどユメ先輩の神秘が探知出来なかったからどこかに出かけたんだろと思う。

 

ガララッ…

 

「ホシノ?どうした?」

 

「………れ、零斗……」

 

そこには泣きそうになってるホシノがいた。そしてその彼女の下にはビリビリになったポスター用紙があった。

 

「……おい、どうした?ほんとに」

 

「ユメ先輩と……喧嘩しちゃった……」

 

「?………!?」

「ホシノ急用が出来た。ここ任せるぞ」

 

「え?あ、はい」

(零斗どうしたの?いやそれよりもユメ先輩に何て謝ろう)

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

「くそ!多分このあたりだ。ユメ先輩が亡くなる場面」

 

悠人から聞いてなかったらまた同じ大切な人が失う所だった。………………それだけは嫌だ!絶対に!もう同じ過ちを犯したくない!

 

だったら———

 

「………【神秘探知】」

 

そう言うと零斗はアビドスの【全(・)域(・)】に神秘を探知出来るようにした。

 

元々、生徒達は神秘を使って戦ったり、神秘を使って身体が丈夫なだけでそれを操れるものは少ない。ましてや探知や神秘を自由自在に操ることなんて、それが出来るのは今、この世界だと零斗ただ1(・)人(・)だ(・)け(・)だった。

 

「……………見つけた」

 

この方角は北北西か。絶対に死なせない!

 

そしたら零斗は足に神秘を集中させた。

 

無事でいてくれよ!ユメ先輩!

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

「はぁ…はぁ………」

 

なんなの?何なの?このでかい機械?生物?はなんなの?怖い……けど今は逃げるしかない。

 

「はぁ…はぁ………はぁ…………」

 

なんとか逃げ切れたかな?今日はもう疲れちゃった。明日ホシノちゃんに謝ろう。

 

キュイイイイン……

 

「………え?」

 

ピィィィ………

 

ドガァァァァン!!!!

 

「」

 

「…………ゴホッ」

 

あぁ。もうダメだ………もう死ぬ………ホシノちゃんに謝り………たか……………ったな。

 

けど…最後に…………零斗くんに会いたかったな………好きだった。初めての男の人で私の初めての初恋の人………私が………ピンチの時でも………来てくれたり………借金をどうやって返済するか案を出してくれたり、時々…抜けてるとこはあるけど……それでもカッコいい人………これで同じ………学生だとは思えないほど大人びていた。……死にたくないな………

 

「…………助けて…………ホシノちゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

「………………零斗くん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「任せろ」

 

 

 

 

ピィィィ………

 

ドガァァァァン!!

 

「……………え?」

 

今何が起こったの?それにこのがたいは………もしかして!

 

「無事か!?ユメ先輩!」

 

そこには私の大好きな人がいた。

 

「!零斗………くぅん!」

 

「………なるほどな……コイツが」

 

「零斗……くん。ゴホッ……逃げて………私を………置いて」

 

「……あまり喋らないでください。傷に触ります。……逃げる?…………逃げるわけねぇだろ。逃すんだったら………ユメ先輩だ。そして」

 

「ごめん…ユメ先輩」

 

「………え?」

 

「【神秘転移】ー【転移(テレポート)】ー【アビドス高等学校】」

 

「………え!?ちょっと待って!零斗くん!」

 

「…じゃあな!ユメ先輩!ホシノによろしくな!」

 

「待って!零斗くn」

 

そしてユメ先輩は送られた。

 

「…さぁてここからだな」

 

「待たせたな!」

 

「勝負だぜ!」

 

 

 

「ビナー」

 

 

 

 

 

『SYAAAAAAAAAーーー!!!』

 

 

 

 

 

 

一つ、【アビドス高等学校】ってとこに入学すること………………達成

 

二つ、小鳥遊ホシノからの信用を得ること………………達成

 

三つ、梔子ユメの死亡を避けること………………達成?

 

隠し、???を倒すこと

 

 

 

隠し、???を倒すこと

 

 

 

 

 

ジジッ………

 

 

 

 

 

 

 

隠し、蜉帙縺鋤縺を倒すこと

 

 

 

 

 

ジジジッッ……………

 

 

 

 

 

フォンッ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隠し、第三の預言者【BINAH(ビナー)】を倒すこと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝霧零斗 VS  ビナー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦闘開始

評価の必須な文字数無くした方がいい?

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