俺だけ反転できる件   作:天叢

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第拾弐話 エピローグ

「「…………」」

 

零斗が居なくなってから2人はおかしくなっていた。

 

「……ホシノちゃん」

 

「……どうしました?ユメ先輩」

 

「私ね……零斗くんが好きなんだ」

 

「……私もです」

 

「……だからね」

 

「…」

 

「あの巨大ヘビは絶対に許さない」

 

「そうですね。零斗が私たちに怪我をさせたくないと言ってきても………これだけは」

 

「「絶対にあのヘビだけは地獄に落とす」」

 

ユメとホシノはビナーを絶対に殺すと決めた。けど、その願いは届きそうになかった。

 

なぜなら———

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

数日前……

 

「クックック……ビナーとの戦いで面白いものが見れました。まさか彼から戦神(アレス)の神秘が観測されるとは。それに、この破壊力は……もしかしたら世界をいくらでもひっくり返せますね」

 

黒いスーツの男は零斗が戦った場所に来ていた。そこには———

 

天は裂け、地面は割れ、そして———真っ二つになったビナーが居たのだから。

 

そう、この男。零斗が戦い終わった後すぐにビナーの死体を回収したのだから、ホシノはビナーの姿を知らない。*1

 

「………戦神(アレス)の神秘が反転するとこうなる事が分かりました。…しかし、やはり………何処かで見た事ありますね。…………息子は元気でしょうか…………………?今自分は何と言ったのでしょう……………まぁいいです。彼のことになると変に頭痛がしたり、これでいいのか葛藤しそうになるので、ここまでにしときましょう。また、彼がこの地に来たら考えましょう」

 

黒いスーツの男はそう言い残し、その場を後にするのだった。

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

ゲヘナにて………

 

「嘘……」

 

ヒナは今見た情報に動揺と怒りが出ていた。

 

「………」

 

(「困った時は俺が助けてやるから」「ヒナは少しは俺に甘えてもいいんだそ?」「それだけなんか!?飯は!?待ってろ!今作ってやるから!」「ヒナはいい匂いするな…………待って、今なんて言った俺。待て!語弊がある!頼む!訴えないでくれ!」「ヒナ………差し入れ持ってきたぞ。一緒に食おうぜ」)

 

「……………許さない」

 

誰?彼を殺したの?絶対に報いを受けさせてやる。見つけ出して、この世に生まれてきたことを後悔させてやる。

 

ヒナは感情は面には出さなかったものの、密かに憎悪を秘めていた。

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

…………くそっ!アイツはどうなった

 

「おい!誰かいるぞ!」

 

「誰だ?門主様の庭に忍び込んでくるやつは?」

 

ビナーはどうなった?倒せたのか?ユメ先輩は無事だったか?

 

「?………!?おい!倒れているぞ!」

 

「倒れている?一体誰が……って男の人!?」

 

………うるさいな………………………………誰か分からないけど。

 

「一先ずは門主様に連絡を」

 

「分かった!」

 

もう………意識が……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第一部 原作前 アビドス編 完

  

 

 

 

次回 第二部

*1:
ホシノは爆発音がした方向に進んで、その数分後に零斗の左腕を見つけたので、その前にビナーを回収しました

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