俺だけ反転できる件   作:天叢

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第漆話 秩序(トリニティ)

「………美味っ」

 

零斗です。自分は今トリニティでスイーツ巡りに来ています。え?アビドスの借金はどうしたって?ちゃんと返済してるよ。少しずつだけどね。まぁ主に賞金稼ぎだけどね、それで毎回1000万以上稼いでるからそんぐらいお金に充ててんのよ。後は賞金稼ぎして身につけたのが神秘で人を探知できたり、刀を使って転移出来たりといろいろだ。もちろん変装もしてるに加えて、今回は変声器を使ってるよ。

 

さて、前振りはここまでにして何故トリニティに来てるかというとスイーツが美味かったからだよ!あそこまで美味しいスイーツはあまり食べた事なかったから新鮮だ。もうハマっちゃったよ本当に。

 

ドガァァァァン!

 

「ん?」

 

なんか爆発音したんだが何が起きたんだ?一先ず何が起きたか確認してこようか。

 

「キヒヒッ」

 

「……数が多くて手強いですね」

 

誰か戦ってるようだ。黒と赤の入った制服の2人に対して不良っぽい生徒が軽く50人くらいいた。

 

お?戦闘が始まった。1人目は二丁のショットガンを持って突っ込んでく近接型っていったほうがいいのかな?もう1人はスナイパーライフルで遠くから援護しているようだ。

 

……………そろそろ助太刀にいくか。

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

「!?ツルギ!」

 

「!?」

 

ガキィン

 

「…無事か?」

 

「は、はい……あの……あなたは」

 

「今はそんな事どうでもいい。助太刀にきた。取り押さえばいいんだな」

 

「……あぁ、手伝ってくれるか?」

 

「自分から突っ込んだんだ。手伝うに決まっている」

 

「「……いくぞ」」

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆ 

 

 

 

 

 

「……強い」

 

あっという間だった。ものの数分で50人ほどいたスケバンやヘルメット団を2人で制圧した。急に現れては手伝ってくれた人はキヴォトスでは初めてみる刀を装備していた。それだけじゃない。更に撃ってきた弾を刀ですべて弾いてしまった。一体何者だろうか。仮面をしていたから怪しさはあったものの助けてくれたから一応味方って事で宜しいんでしょうか。

 

「……」

 

強いな、まだ本気出してないのにこの実力とは。銃弾を刀で弾くのはもちろん、私とタメはれる位の実力者だった。今でお互い本気出せば五分五分だけど、後2年経てば越せるか?いや、それまでに彼女が強くなってないならの話ならば。

 

「援護ありがとうございます」

 

「いい。困ってそうだったから助けたまでだ」

 

「せめて自己紹介をさせてください」

「トリニティ総合学園1年正義実現委員会所属の羽川(はねかわ)ハスミです」

 

「同じく正義実現委員会所属の剣先(けんざき)ツルギだ」

 

「……私は零、またお世話になるだろうからよろしく」

 

「よろしくお願いします。零さん」

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆ 

 

 

 

 

 

「ふぅ…案外自分って強くなってたんだな」

 

まさかあんなあっさり制圧出来るとは思わなかったぞ。

 

そう言い俺はまたスイーツ巡りをしようとしたその時——

 

「むぅナギちゃん、そんなに怒んなくていいじゃん…」

 

「?」

 

「少しいじわるしただけなのに…」

 

「どうかされましたか?」

 

「え!?なに!?」

 

驚かせてしまったようだ。そりゃそうだ誰も居ないはずの所から声が聞こえたんだから。

 

「驚かせてすまない。ただ何か思い詰めてるんじゃないかと思ってな」

 

「……あなたには関係ないでしょ」

 

「関係ないが悩んでる人を放っておけるほど私もそこまで鬼畜じゃない」

 

「変わってるね」

 

「変わってて結構」

 

「はぁ……まぁいいや自己紹介ね」

 

「私はトリニティ総合学園の聖園(みその)ミカ、パテル派に所属してるよ」

 

「私は零。よろしくミカ」

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

「もう!それでナギちゃんがね!」

 

「……あはは」

 

打ち解けんのが早いんじゃぁ。まだ会って数分しか経ってないぞ。

 

「……それで一応聞きそびれたんだけど」

 

「ん?なに?」

 

「パテル派って何?」

 

「…」

 

ミカはこっちを見て驚いた表情を出したがすぐに笑顔になった。

 

「じゃあ私が手取り足取り教えてあげるね!」

 

ミカの話だとまず派閥があることやその【ティーパーティー】っていう生徒会の中から各一名の代表者が生徒会を務めるらしい。代表はパテル、フィリウス、サンクトゥスの中から各一名。ティーパーティーのホスト、いわば生徒会長と候補して選ばれるらしい。三名の代表とか何処ぞの○軍かよ。

 

「……大変なんだね。トリニティも」

 

「そうだねぇ。そういえば零はどこから来てるの?」

 

「アビドスっていう所からきた」

 

「へぇ。あの何もない砂漠地帯からわざわざ来たんだ」

 

言葉に悪意マシマシやんけ。

 

「……まぁ否定はしないが」

 

「ふぅん。まぁいいか!じゃあね!ありがとうね話し相手になってくれて!今度ナギちゃん紹介するからぁ!」

 

「あぁ」

 

…もしも何らかの事情が出来たらトリニティに転校する事も考えなくはないか。

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