ポケモンTS転生〜リーフは原作を忘れかけている 作:はらへりニャンコ
自己満足の小説ですが、これからもよろしくお願いします。
今後の物語の為に一部修正しました。
「これ、森の奥に入ってはいかんと言ったじゃろうが」
「ごめんなさい……」
ごめんなさい 反省してます もうしません
とは言い切れない ヤンチャな私
……字足らず? 字余り?
まあ、どっちでもいいか。
あの後、色違いのリオルを連れて戻ってきた私は、身体中泥だらけだったことを心配され。
勝手に森の奥へ入った挙句、危険なオヤブンと遭遇したことをこっぴどく怒られ。
そして今――
「すげー! 初めて見るポケモンだ!」
「ちょっとだけ触らせて!」
「ちょ、やめなさいよ! 生まれたばかりなんだから!」
「これこれ、離れんか。リオルが怯えておるではないか」
「オォン……」
色違いという珍しさも相まって、キャンプに参加していた子供たちがリオルを取り囲んでいた。
オヤブンホルードを相手に勇ましく立ち向かったリオルも、敵意のない無邪気な子供たちに囲まれては、すっかり縮こまってしまっている。
そして現在。
私の腕を、がっしりと掴んで離さない。
そう。
このリオル。
生まれた瞬間に初めて目にした私を、親――
……親なのかな?少なくとも家族のような存在だと思っているのは間違いなさそうだ。
あるいは、自分と同じくらい弱っちいけれど、頼れる兄弟くらいに思っているのかもしれない。
私から離れようとしないのだ。
オーキド博士曰く、ある種の刷り込みらしい。
この世界では、基本的に十歳になるまではポケモントレーナーとして正式に旅立つことができない。
つまり、今の私にはリオルを正式にゲットすることができない。
かといって、こんな珍しい色違いのリオルを放置するわけにもいかない。
何より――
「離れたくない!」
と言わんばかりに、私の腕をがっしりホールドしている。
カイリキー二匹がかりでも引き剥がせないのではないかと思うほどの強い意志を感じる。
どうしたものかと悩んでいたところ、保護者代わりについてきてくれていたお姉ちゃんが名義を貸してくれることになった。
私が十歳になって正式にトレーナーになるまでは、お姉ちゃんのポケモンという扱いにして、私が一緒に面倒を見る。
そういう形なら、リオルを連れて帰れるらしい。
前世でも今世でも――
私は家族に恵まれているらしい。
「やったね、リオル。これからよろしくね!」
「アオン!」
リオルは嬉しそうに鳴いた。
こうして私は、生まれたばかりの小さな家族を連れて、マサラタウンへ帰ることになった。
◆
キャンプを終え、私たちはマサラタウンに帰ってきた。
新しい、小さな家族と共に。
リオルはとにかくヤンチャだった。
何にでも興味を示す。
川を泳ぐ魚ポケモン。
空を飛ぶ鳥ポケモン。
草むらでキラリと光る小さな道具。
少しでも目を離すと――
「リオル! そっちはダメ!」
草むらへ一直線だ。
それに付き合わされる私も、最初こそ戸惑っていた。
しかし、子供というものは慣れるのが早い。
気がつけば、私もリオルを追いかけ回す日々を楽しんでいた。
子供って逞しいね。
そんな毎日を過ごすうちに、私は少しずつリオルのことを理解していった。
そもそもリオルというポケモンは、人やポケモンが発する生命の力――波動を感じ取ることができる。
その力を使えば、相手の動きを読んだり、自分の力を増幅させたりすることもできる。
そして波動は、すべての生き物が持っているものらしい。
そこで私は、リオルの真似をして波動を感じ取る練習を始めてみた。
結果。
「……あっちに誰かいる」
「オウ?」
「たぶん……草むらの中」
「アオン!」
……本当に、ほんの少しだけど感じ取れるようになった。
今のところは、草むらの向こうに誰かいる――その程度。
それでも、以前の私にはできなかったことだ。
そして、そんな力があったからこそ、助かったこともある。
ある日のこと。
「クルルゥーエ!」
「やばいやばいやゔぁい!」
私たちは、全力で逃げていた。
背後から聞こえるのは、大量の羽音と怒声。
オニドリルの群れだ。
何が気に障ったのかは知らない。
ただ、私たちを敵と認識したらしい。
私はリオルを抱きかかえ、そのまま必死に走った。
幸い、お姉ちゃんが迎えに来てくれたことで事なきを得たが――
もし助けが来なければ、私もリオルも突かれまくってアザだらけになっていただろう。
……怖かった。
そして思った。
強くならなければ。
リオルのためだけじゃない。
私自身のためにも。
前世から憧れていた、世界中のポケモンと出会うポケモントレーナーになるために。
そう思った私は、お姉ちゃんとお父さん、お母さんに頼み込んだ。
「強くなりたい!」
三人とも、快く応じてくれた。
お父さんとお母さんははカントー地方でも屈指の世界的企業――シルフカンパニーで働いている。
お父さんは営業職、お母さんは研究部門だ。
そしてお姉ちゃんは――
世界中にその名を轟かせる、エリートトレーナーだ。
……なんという家族だろう。
我ながら、とんでもない家庭に生まれたものである。
お姉ちゃんは、いろいろな手持ちのポケモンを見せてくれた。
カイリキーやバシャーモたち、格闘タイプのポケモンとのスパーリング。
フーディンやジュペッタなど、苦手なタイプ相性のポケモンを相手にしたときの立ち回り。
もちろん、私はまだまだ子供だ。
本格的なバトルなんてできない。
それでも、お姉ちゃんは私に合わせて何度も付き合ってくれた。
お父さんとお母さんは、私が欲しいと言った本を何でも買ってくれた。
カントー地方の地理。
きのみの図鑑。
傷ついたポケモンの手当ての仕方。
トレーナー向けの護身術。
時間は有限。
学ぶことは無限。
学んで、遊んで。
リオルと一緒に走り回って。
そんな毎日を過ごしているうちに――
旅立ちの日は、あっという間に近づいていった。
◆
そうそう。
リオル以外の友達も紹介しておこう。
まずは――
みんな大好き、サトシくん。
彼は、とにかくポケモンが好きだ。
そして、なぜかポケモンに好かれる。
私のリオルとも、すぐに打ち解けた。
今では二人で鬼ごっこをして遊んでいる。
「リーフはすげえな! もうリオルをゲットしてるなんて!」
「たまたまだよ。それに、ボールを持っているのはお姉ちゃん。私はお姉ちゃんからポケモンを預かっているだけなんだよ」
「それでも、十歳になって旅立つ時にはパートナーにするんだろ? くーっ! 俺も早くポケモンゲットしたいぜ!」
そう慌てなさんな、サトシさんや。
あんさんの相棒は、今頃ガルーラと過ごしているか。
それとも、もう進化して一人立ちした頃でしょうな。
……まあ、私の知っている未来が、そのまま来るとは限らないけど。
「おやおやぁ? 誰かと思えば、サァトシくんにリィーフちゃんじゃあないかぁ」
変な間延びした声で私たちを呼ぶのは、シゲル。
オーキド博士の孫である。
「今日こそ、その珍しい色違いのリオルを見せてくれないかな?」
「オォン……」
リオルが私の背後に隠れる。
「シゲルはダーメ。リオルが怖がってるだろ」
「リオルは人の心が分かるからね。純粋なサトシくんみたいな子じゃないと、好かれないんだよ」
「失礼な、純粋な研究欲だよ!」
シゲル――というか、オーキド博士もそうなのだが。
学者の血が騒ぐのか、定期的にリオルへ近づこうとしては、ことごとく怖がられている。
そのせいか、リオルは人からジロジロ見られるのが嫌いになってしまった。
この前なんて、ポケモンセンターでちょっとした騒ぎになった。
珍しい色違いのリオルということで、周囲から注目を浴びた瞬間――
「オォォン!」
「アオン! アオン!」
大泣き、大騒ぎ。
私が抱きしめて宥めても、なかなか泣き止まない。
ベテランのジョーイさんまで困った顔をしていた。
……ごめんなさい、ジョーイさん。
「まあ、今に見ておきなよ。僕は将来、リオルよりも珍しい色違いのポケモンをゲットしてみせるからね」
「それを言うなら俺だって、たくさんポケモンをゲットしてポケモンマスターになってみせるぜ!」
ポケモンマスターかぁ……。
私は、たくさんのポケモンをゲットすることにも、世界一を目指すことにも、あまり興味が湧かなかった。
ただ、リオルと一緒に世界中を旅して。
いろんなポケモンと出会えれば、それで満足できると思う。
旅の目的なんて、旅をしながら見つければいい。
そうして――
くだらない。
だけど、楽しくて。
毎日が輝いている。
そんな日常を送っているうちに。
私は十歳の誕生日を迎えた。
いよいよ――
旅立つ時だ。
・転生リーフちゃんの秘密
前世ではぼっち。リオルにサトシ、シゲルといった友達ができて凄い嬉しい。
リーフがゲットするポケモン、アンケートで決めます
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ニドラン♂
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ニドラン♀
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サンド
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マンキー