ポケモンTS転生〜リーフは原作を忘れかけている 作:はらへりニャンコ
前回から始めたZ技アンケートですが、ある程度票が集まったら決選投票を行い、それで今後採用するポケモンを決めようかなと。
それと次に入手するZクリスタルは既に決めてます。滅多に入手できるものではないのでこれについては気長に待っててください。
青空の下。
私たちの旅は、のんびりと続いていた。
これまでは、どこでキャンプをするのか。
どこで休むのか。
次はどのジムへ向かうのか。
そんなことを考えながら、旅をしていた。
でも、今は違う。
風の向くまま気の向くまま。
行きたい場所へ行き、疲れたら休む。
そんな自由な旅を、私たちは楽しんでいた。
「……あ、バタフリー」
「クオン」
道を歩いていると、空を飛んでいくバタフリーが目に入った。
その姿を見ると、南へ旅立ったあの子を思い出す。
今頃、元気にしているだろうか。
そんなことを考えながら、私たちはまた歩き出した。
◆
「気持ちいい……」
「ムキィ~!」
辿り着いた宿では、天然温泉を満喫した。
旅の疲れを温泉で癒やす。
これも、のんびり旅の醍醐味だ。
「はぁ~……」
「ムキィ……」
オコリザルもすっかりくつろいでいる。
……なんだか、おじいちゃんみたい。
◆
そして時には――。
「ダンバル、しねんのずつき!」
「ダンバァ!」
「うおっ!?」
「よしっ!」
通りすがりのトレーナーとバトルをすることもある。
ダンバルのしねんのずつきが、相手のポケモンを吹き飛ばした。
「ありがとうございました!」
「ダンバァ!」
勝っても負けても、楽しい。
そんな時間を過ごしながら――。
私たちの旅は、ゆっくりと過ぎていった。
◆
そんな旅を続けていた、ある日のこと。
「P-1グランプリ……?」
街中に貼られたポスターが目に入った。
どうやら、特殊なルールで行われるポケモンバトル大会らしい。
参加可能なポケモンは、かくとうタイプのみ。
「面白そう……」
せっかくだ、こういう大会に参加するのも悪くない。
私たちは、そのままエントリーすることにした。
そして会場へ向かう途中。
「お、リーフ!」
「……え?」
聞き覚えのある声に振り返る。
そこにいたのは――。
「サトシ!」
「久しぶりだな!」
まさか、こんなところで再会するなんて。
サトシとの再会だった。
……そういえば。
確か、この大会でサトシはオコリザルを手放すんだったっけ。
原作の流れを思い出しながら、私はサトシに尋ねる。
「サトシも、この大会に出場するの?」
「ああ。その予定なんだけど……」
「ソ、ソーウ!」
「え?」
その瞬間。
聞き慣れた声が響き渡った。
「フシギソウ!?」
私は慌てて声のした方へ駆け出す。
すると――。
「ソーウ!」
そこでは、フシギソウの蕾を無理やり開こうとしている青いポケモンの姿があった。
「ちょ、ちょっと! 何してるの!?」
フシギソウは必死に抵抗している。
けれど――。
「ソーウ……!」
「ヘラァ!」
パワーでは完全に青いポケモンに負けていた。
「こら! やめろ、ヘラクロス!」
サトシとピカチュウも慌てて止めに入る。
しかし。
「ヘラァ!」
「うわぁ!」
「ピカァ!?」
ヘラクロスは二人をまとめて振り回すと、そのまま壁へ叩きつけた。
「痛てて……!」
「ピカァ……」
「ヘラクゥーロ……」
邪魔者を排除したヘラクロスは、再びフシギソウへと向き直る。
そして食事を再開しようとして――。
「クオゥ!」
黄色い影が飛び込んだ。
ドゴォンッ!!
リオルの一撃が、ヘラクロスを思いっきり吹き飛ばす。
「ヘラァー!?」
「戻れ、ヘラクロス!」
サトシが慌ててボールを向ける。
「……リーフ、ごめん!」
「うちのヘラクロスが、本当に酷いことをした!」
私はフシギソウへ駆け寄った。
「大丈夫!?」
「ソーウ……」
少し怯えている。
でも、怪我はなさそうだ。
「よかった……」
私は胸を撫で下ろす。
そして、改めてサトシに向き合う。
「気にしないで。……それより、あのヘラクロスって、もしかしてサトシが捕まえたの?」
「ああ。リーフたちと別れた後にゲットしたんだ」
サトシは困ったように頭を掻く。
「でも、あいつ暴れん坊でさ……」
「リザードン以外の言うことを聞かないの」
隣から、女の子の声がした。
「そのリザードンも、今はオーキド博士のところにいるから、誰も抑えられなくて……」
「あなたは……?」
私が尋ねると、女の子は腰に手を当てて笑った。
「私はカスミ。サトシと一緒に旅をしてるの」
「あなたのことはサトシから聞いてるわ」
そして――。
「とんでもなく強いリオル使いなんですって?」
「えっ?」
思わずリオルを見る。
「クオゥ?」
クオンは首を傾げていた。
どうやら、サトシが私のことを色々話していたらしい。
聞けば、現在のサトシはタケシ、そしてカスミの三人で旅をしているとのこと。
タケシは父親にジムを任せ、カスミはハナダジムを継ぐための修行中。
そしてサトシは、すでにジムバッジを五個集めているらしい。
「それでリーフは、どれだけバッジを集めたんだ?」
サトシが尋ねてくる。
「私はまだ四個」
私は少し苦笑する。
「色々あって、あの後はジムに挑戦してないんだ……」
けれど――。
「でも、新しいポケモンはゲットしたよ」
「本当か!?」
「うん」
せっかくだ。
サトシたちに、新しい仲間を紹介しよう。
「みんな、出ておいで!」
ボールを開く。
「クオン!」「ソーウ!」「ムキムキ!」「ロトロト!」「ダンバァ!」
五匹の仲間たちが、一斉に姿を現した。
「おおっ!」
サトシの目が輝く。
「あのマンキー、進化したんだ!」
「うん。オコリザルになったよ」
「それに、カントーじゃ見たことのないポケモンばっかりだ!」
サトシは一匹ずつ眺めながら、嬉しそうに声を上げる。
「みんな強そうだな!」
その隣では――。
「えっ、このロトムって子、水タイプにもなれるの!?」
カスミがロトムへ飛びつく。
「ロト!?」
「しかも電気タイプとの複合で、特性がふゆうだから、電気弱点が消えて、地面タイプの技は無効……!」
目を輝かせながら、ロトムを観察している。
「キャー! ステキ!」
「ロトォ!?」
「私もゲットした~い!」
やっぱり、水ポケモンが好きなんだ。
ロトムを水タイプとして見ているところが、なんともカスミらしい。
「ロト……」
ロトムは少し引き気味だった。
◆
「それで、サトシも私と同じP-1グランプリに挑戦しに来たの?」
「ああ」
サトシが頷く。
「タケシの奴がお姉さんの依頼を断れなくてな……」
聞けばエビワラーを鍛えるのに夢中になっている父親と、家を放っておかれて困っている娘さんと出会ったサトシたち。
父親をPー1グランプリで倒して父親の頭を冷やしてほしい。
彼女の依頼をタケシが二つ返事で引き受け、サトシもそれに巻き込まれたようだ……
「なるほど……サトシも大変だねぇ」
「だからオコリザルをゲットしたし、そいつで大会に挑むつもりなんだ」
「ふーん……」
私は少し考える。
そして――。
「ねぇ、サトシ」
「ん?」
「ヘラクロスで挑んでみない?」
「ヘラクロスで?」
ヘラクロスは虫・格闘複合。この大会への参加資格は十分にある。
サトシが驚いた顔をする。
「でも、あいつ……言うこと聞かないぞ?」
「大丈夫」
私は笑った。
「私に任せて」
「……本当に?」
「くふふ……」
サトシは少し迷った後、笑顔になった。
「分かった!オコリザルはタケシに預けてくるよ!」
「じゃあ、決まりね!私はリオルで挑むよ!」
思わぬ再会。
そして思わぬ形で始まる、P-1グランプリ。
私たちの成長を見せる相手はサトシくん。
相手にとって不足はない。驚く顔が今から楽しみだ。
・サトシ、ヘラクレスをフライングゲット
アニメジョウト編でゲットしたヘラクレスではなく、映画EDでサトシが出会ったヘラクレス。
たまたまゲットできたはいいが、サトシの実力を認めていないようだ……
リーフに使わせたいZ技
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ノーマル
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くさ
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ほのお
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みず
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でんき
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むし
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ひこう
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いわ
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どく
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じめん
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こおり
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エスパー
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ゴースト
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ドラゴン
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あく
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フェアリー