全てを破壊する者 全てを繫ぐ者 アナザーワールド   作:強者

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アナザーワールド 0003

 

〜ディケイド 激情態のホムラが居るシンフォギア世界〜

 

話し合った結果、今回の出動メンバーは

未来、灯、クリス、リア、イヴ姉妹という事になった。

 

ワームやカブト系ライダーが関係してる以上、

ザビーの力を持つベルやクロックアップと同等の

スピードで戦える輪回も連れて行くべきという

意見もあったが、まだ戻ってきてない きりしらの2人に

何か あった時の場合に備えて戦力を残すべきという事で

このメンバーで行く事に決まった。

 

弦十郎「頼んだぞ!」

 

エルフナイン「皆さん、気をつけて下さいね!」

 

未来「必ず響を助けてみせる…

この世界と向こうの世界の響、その どっちもを!」

 

マリア「あのね、未来。 響だけじゃなくて_」

 

灯「いや、君は我が救世主に専念するといい」

 

セレナ「_えッ!? 貴方まさか…

ホムラさんを見捨てるんですか!?」

 

灯「そういう訳じゃない。

ただ…適材適所という言葉が ある。

我が救世主を救えるのは私では無い。

恐らく救えるとすれば親友にして

嫁と呼ばれてる小日向 未来、君だけだ。

 

私はホムラに専念する。 だから もう1度言おう。

小日向 未来、君は我が救世主に専念するといい」

 

クリス「普段下ネタばっかりの

アイツが凄い真面目だな」コソコソ

 

リア「今の彼女は白ウォズの格好してる。

つまり仕事モードだから真面目にも なるさ。

それに自分や世界を犠牲にしてでも

救いたい弟の事だからね」コソコソ

 

ディエンドライバーを取り出すと

オーロラカーテンを展開。

 

この先には地獄兄妹となった

響とホムラが居る世界線だが先は見えない。

 

未来&灯「「…」」

 

しかし彼女 達は先が見えない恐怖など気にせず

前へと進み続けてオーロラを潜り抜けていった。

 

 

 

 

 

〜地獄兄妹のシンフォギア世界〜

 

翼「くッ…何故こんなにも大量のワームが…!」

 

?「成虫が居ないとはいえ、この数は…!」

 

シンフォギアを纏った翼と紫色の蠍を模した剣士が

大量発生したサナギ体のワームを斬り捨てていた。

 

?「ッ! 翼さん、何体か脱皮しようとしてます!」

 

翼「成虫ワームのクロックアップは厄介だ!

そのワームを最優先で_」

 

〈ブレストキャノン!〉

 

MEGA DETH FUGA

 

バース「ブレストキャノンシュート!」

 

クリス「ちょせえ!」

 

〈セルバースト!〉

 

翼「_なッ!? ワームを一掃しただと!?

なんという破壊力だ…!」

 

破壊光線とミサイルで脱皮して成虫に

進化しようとするサナギ体のワームどころか

他のサナギ体までも一掃するバースとクリス。

 

しかし この世界の住人からしてみれば

突然 見覚えのないライダーと装者が

現れた事に戸惑いを隠せなかった。

 

クリス「コッチの世界の先輩か。

それと もう1人は確かカブトのライダーの…」

 

バース「神の代わりに剣を振るう蠍、

【仮面ライダー サソード】だ」

 

サソード「サソードの事を知ってる…!?」

 

翼「お前達、何者だ?」

 

バース「答えてもいいけど、

全員が揃ってからでもいい?」

 

サソード「全員? まだ仲間が?」

 

クリス「あぁ…つっても、まだ仲間が居るのは

アタシ等だけじゃないみたいだな」

 

宇宙を見上げると降ってくる隕石。

明らかにワームが乗っていると察して

隕石を撃ち落とすクリスとバースの2人。

 

バース「シューティングゲームみたいだね、ネーサン」

 

クリス「遊んでねぇで全部 撃ち落とすぞ!」

 

全て撃ち落とそうとした2人だが、

突然 隕石の何個かが消えた。

 

バース「消えた!?」

 

クリス「まさか あの2人みたいに隕石も並行世界に?」

 

翼「気をつけろ! ワームを乗せた隕石の中には

突然 消えるのも ある! だが、すぐに姿を現す!」

 

空間に穴が出現すると、その穴から消えた隕石が

地上に落ちて、ワームは既に成虫に進化していた。

 

しかもワームは何故か複数のノイズを引き連れていて、

ノイズの方もワームの支配下に置かれていた。

 

翼「ノイズを支配下に置いた状態の成虫ワームが!」

 

サソード「私に任せて下さい、クロックアップ!」

 

〈CLOCK UP!〉

 

サソードのクロックアップに反応した

【セクティオワーム/アラクレ】の2体も

クロックアップして対抗する。

 

バース「ここにホムラか響が居れば

ネーサンもライダー型ギアを起動して

カブトの力でクロックアップ出来るんだけど…」

 

クリス「無い物ねだりしてねぇで

ノイズ撃ちまくるぞ! 援軍も来たしな!」

 

翼「もしや『援軍』とは、さっき言ってた仲間か?」

 

バース「そうそう…ご覧あれ!」

 

イヴ姉妹「「ハァッ!!」」

 

未来「ヤァッ!」

 

増援に来た装者 達に驚く翼。 特に驚いていたのは

カデンツァヴナ・イヴ姉妹ではなく未来の方だった。

 

翼「何故、小日向がシンフォギア装者に…!?

小日向は今も戦って…!」

 

バース「…あぁ、なるほど。

サソードが誰か分かっちゃった」

 

 

 

 

 

サソード「えいッ!」

 

2体のセクティオワームの相手をするサソード。

武器の【サソードヤイバー】で斬りかかるも

セクティオも腕のカマで応戦していた。

 

片方がカマでヤイバーを受け止めて、

もう片方がカマで切り裂く。

 

サソード「痛ッ…!

(【サソードゼクター】に選ばれて、

翼さんに剣術も教えてもらって、実戦に出る

許可も もらった…なのに、今の私は…ッ!?)」

 

2体のセクティオによる交差するかのような

袈裟斬りで吹き飛ばされて変身解除まで

追い込まれてしまうサソード。 その変身者は。

 

〈CLOCK OVER!〉

 

未来「え…私!?」

 

未来(蠍)「え…なんで私が…!?」

 

クロックアップが解除された事で目で追えなかった

ワームとサソードによる戦闘状況を把握した。

 

未来(蠍)「まさか…私に擬態したワーム!」

 

未来「違うの! 私達は こことは違う世界、

並行世界から来たの! 助けたい人達の為に!」

 

翼「こことは違う世界から来ただと!?

いや、そちらも驚きだが、今は それよりも…!」

 

セレナ「成虫のワームとノイズの大群ですか?」

 

マリア「それなら心配ないわ」

 

〈ファイナリービヨンドザタイム!

水金地火木土天海エクスプロージョン!〉

 

雨のように降り注ぐ隕石にノイズだけでなく

クロックアップする2体のワームですら

逃げられず、最後には爆散した。

 

ウォズ「カブトの力は宇宙の力…

このギンガファイナリーとなった私は

宇宙の力では最強…雑音と虫けら程度が敵うとでも?」

 

翼「待て、まだ倒しきれてないのが1体 残ってるぞ!」

 

ウォズ「何ッ!?」

 

しぶとく生き残ったのはワームかノイズか?

ゆらめく炎の中から現れたのは_

 

キックホッパー「あぁ…」

 

_この世界のホムラことキックホッパーだった。

 

キックホッパー「どうせ俺には

宇宙の力なんて、無い…地獄の力だけだ!」

 

〈RIDER JUMP!〉

 

キックホッパー「【ライダーキック】!」

 

〈RIDER KICK!〉

 

キックホッパー「ッ!」

 

グラビコンリングによる重力操作で

バリアを作りキックホッパーの

ライダーキックを防いで直撃を

避けたものの吹き飛ばされるウォズ。

 

ウォズ「くッ…! 何故この場に君が居るんだ!

キックホッパー…いや、ホムラ!」

 

未来(蠍)「ホムラ…って事は、アイツが…!」

 

キックホッパー「…お前等が戦ってるってのが

遠くからでも分かったんで この地獄に飛び込んで

ワームとノイズを倒そうとしたら隕石に巻き込まれた」

 

ウォズ「それは災難だね…流石ネタキャラと呼ばれた

ライダーの力を使うだけの事は ある」

 

キックホッパー「笑えよ…お前等こそ

なんで世界に居る? 別世界のライダーと装者…

わざわざ俺を笑いに世界の壁を超えてきたのか?」

 

未来「ホムラさん…貴方1人ですか?」

 

キックホッパー「さっきから なんだ?

馴れ馴れしく俺の名を…お前等の世界にも俺が_」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サソード「ホムラァァァァァ!!!!!

 

キックホッパー「_まだ話してる途中でしょうが!」

 

先程まで戦闘不能だった未来は再びサソードに変身。

そして まるで親の仇かのように怒りを身を任せて

キックホッパーに ありったけの感情を ぶつけた。

 

キックホッパー「そんな剣術で俺を倒せると?

ここまでバカにされると逆に俺が笑えてくるぞ」

 

翼から剣術を教えてもらったようだが、

冷静さを欠いてる事で がむしゃら に

剣を振り回してるだけだった。

 

翼「落ち着くんだ小日向!

気持ちは分からなくないが、

冷静さを欠いていては_」

 

サソード「_落ち着ける訳が ないッ!

だって…翼さんが言ったんでしょう!?

この人が…! この男が…!! コイツが…!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

響を殺したんだって!!!!!

 

その言葉に この世界の人間じゃない

未来やウォズ達 一同は驚きを隠せなかった。

 

何故なら自分達の世界にキックホッパーこと

ホムラが現れた時、グレ響も同行していて

パンチホッパーに変身して自分 達と戦ったのだから。

 

キックホッパー「相棒が羨ましいぜ…

こんなにも想ってくれてる親友が いるなんてなぁ!」

 

サソード「うッ! 痛い…痛いけれども…!」

 

キックホッパー「俺の時は誰も助けてくれなかった。

むしろ誰も救おうとしなかったから手を差し伸べたのに

厄介払いされた…そうだよなぁ、防人さんよぉ?」

 

翼「くッ…もういい小日向! 1度 撤退するぞ!」

 

サソード「嫌です! 響の為にも…負けられない!」

 

キックホッパー「勝手に言ってろエゴイスト。

そんな事、相棒が…響が本気で望んでいるとでも?」

 

サソード「望んでるに決まってる!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?「いいや望んでない。 そんなんだから兄貴に

『エゴイスト』呼ばわりされるんだよ…『小日向』

 

サソード「えッ!? この声は…!?」

 

先程の声は聞き覚えの ある 声に反応して

サソードは剣を振るう手を止めた。

 

蠍の尾を模したサソードの頭部にある

【サソードアンテナ】は変身者に

常人の4倍 以上の聴力を もたらす。 

 

声の方向へと見ると、そこには顔が見えないくらい

フードを深く被ったパーカーを着た人物が。

 

キックホッパー「怪我してるから

大人しく休んどけって言っておいたのに…

そんなに親友に会いたかったか? 相棒

 

クリス「『相棒』…って事は!」

 

自らフードを取ると その姿は並行世界から来た者達には

予想していた通り、この世界の響_グレ響だった。

 

サソード「響…!」

 

翼「立花 響…!? いや、そんな事ありえない!

あんな残酷な殺され方されて生きてる訳が_ッ!

貴様…さては擬態したワームだな!」

 

グレ響「さぁ?

正直 私にも分からない…けど今でもハッキリ覚えてる。

兄貴と白夜を見に行こうとした あの日の事も」

 

翼「ならば確定だな。

死んだ人間にも化けるなんて死者への冒涜だ! 

もう1度 記憶に刻むといい、自身が殺される瞬間を!

ただし今度はホムラではない…私にだ!」

 

グレ響「兄貴になら まだしも、

アンタなんかに この命を渡さない…

わざわざ殺されに来たと思わないで!」

 

〈HENSHIN CHANGE PUNCH HOPPER〉

 

斬りかかる翼にパンチホッパーに変身して

応戦するグレ響。 負傷してるとの事だが

そんな風には思えないくらい互角に戦えていた。

 

 

 

マリア「あんなにも翼が否定的だなんて」

 

セレナ「いいえ、姉さん。 思い出して下さい。

 

この世界の未来さんの『翼さんが言った』って

言葉と『あんな残酷な殺され方されて』という

この世界の翼さんの言い方から察するに…」

 

マリア「翼は『響がホムラによって

殺される瞬間』を目撃したって事?

 

確かに それなら目の前に現れた響の存在にも

否定的に なるわね…だとしたら あの響は本当に…」

 

セレナ「ワームの擬態…その可能性も ありますが、

とりあえず後で翼さんから話を聞きましょう」

 

バース「友好関係を築き上げる為にも

まずは彼女 達に戦わせて、ピンチになったら

助けるとしよう。 ネーサンも問題ない?」

 

クリス「正直 気に食わない やり方だが、

情報が足りない以上 信用を勝ち取るしかないか…」

 

 

 

翼「ハァッ!」

 

蒼ノ一閃

 

サソード「【ライダースラッシュ】!」

 

〈RIDER SLASH!〉

 

キック&パンチホッパー「「ライダージャンプ!!」」

 

〈〈RIDER JUMP!〉〉

 

2人が放つ斬撃をホッパー達は跳躍して回避。

 

キックホッパー「【ライダーキック】!」

 

〈RIDER KICK!〉

 

パンチホッパー「【ライダーパンチ】!」

 

〈RIDER PUNCH!〉

 

ホッパー達の必殺パンチとキックが

翼とサソードに直撃するギリギリの瞬間_

 

クリス&マリア「「間に合えぇぇぇぇ!!」」

 

_この時を待ってましたと言わんばかりに

マリアのバリアとクリスのリフレクターが2人を守る。

 

さらには先程のウォズが防ぎながらも

ノックバックしたのを見ていたので

マリアの後ろにセレナが、クリスの後ろに

キャタピラレッグを装備したバースが

仰け反らないように後ろから支えていた。

 

キックホッパー「また防がれたか…!」

 

パンチホッパー「だったら、もう一撃…!」

 

ウォズ「少し待ってくれないかい?」

 

キックホッパー「確か…ウォズとか言ったか?

それで俺達が大人しく引き下がるとでも?」

 

パンチホッパー「どんなに防がれようと

私は殴り続けるよ? 一発で足りなければ十発、

まだ足りなければ百発! 完全に粉砕するまで…!」

 

ウォズ「それで君達の身体が保つと?」

 

キック&パンチホッパー「「ッ…!!」」

 

ウォズ「パンチホッパーは元々 負傷していた。

だから この場にはキックホッパー1人だけで来たが

ワームとノイズの殲滅の為に放った私の必殺技に

巻き込まれた…極めつけは この数による戦力差だ。

 

君達が万全の状態でない上に私達が味方している間は

この2人を倒せない…例えクロックアップしてもだ。

先程 私の必殺技に巻き込まれた君なら分かるだろう?

仮面ライダー キックホッパー…いや、ホムラ」

 

キックホッパー「…」

 

ウォズ「妹を…大切な家族を守りたくないのかい?」

 

パンチホッパー「兄貴、あんな奴の言葉に

耳を貸す必要ないよ。 コイツ等 全員…!」

 

キックホッパー「…帰るぞ」

 

パンチホッパー「兄貴!? どうして…!」

 

キックホッパー「そろそろスーパーで豆腐が

安売りされる時間だ。 食べたがってただろう?

俺の地獄の麻婆豆腐、食わせてやるよ」

 

パンチホッパー「『俺に豆腐は眩しすぎる』って

言ってたのに、わざわざ調べてくれてたんだ…」

 

キックホッパー「じゃあな異世界人。

もしかしたら お前等が来た事で この世界は

もっと地獄に変わるかもなぁ…ハッハッハ!」

 

パンチホッパー「この闇の世界へ ようこそ、

少なくとも私はアンタ等が地獄に堕ちる事を願うよ」

 

背を向けて去って行く地獄兄妹。

その2人と行き違いで二課から

迎えの車が複数台 やってきた。

 

翼「先程は助かった…ですが規則ですので、

私達の所に来てほしい。 情報を共有したい」

 

未来「そうですね、正直 私達も気になる部分が。

 

ノイズを操るワーム、サソードに変身する私、

死んだはずの この世界の響、自分を殺した相手を

『兄貴』と慕って一緒に活動する響の行動理由…

全て知る為にも貴方達の所へ行かせて下さい」

 

翼「それじゃあ規則ですので手錠を お願いします。

なので装者とライダーの人達は変身を解除して下さい」

 

未来「あとワームの擬態対策で

この【アンチミミック弾 】を_」

 

ウォズ「_待った。 ここからの交渉は私が」

 

リア「何さ、君は反対するの? 二課へ行くの」

 

ウォズ「いや、私も その話には乗ろう…

ただし私だけでもいいから手錠も無しで

変身解除せずに武装したままでもOKならね?」

 

未来「『変身解除せずに』? どうして ですか?」

 

ウォズ「もう会話の流れで察してると思うが

私達は並行世界から来た。今この場に居る

シンフォギア兼ファウストローブの装者と

サソードに変身している君、同じ世界に

2人の小日向 未来の存在が何よりの証拠」

 

翼「でも、ワームが擬態してる可能性は?」

 

クリス「確かにワームは記憶まで

完全に擬態が出来る…でも、この世界の先輩は

あの娘がシンフォギアを纏った姿を見た事あるのか?」

 

翼「いや…無い」

 

ウォズ「私達の世界でも君達の事は知っている…

でも、いくら顔が同じでも この世界では初対面。

君等の組織が我々の知る組織と同じくらい

信用に値する組織と断言 出来る保証は無い。

 

それなのに君等の責任者が この場に現れる事もなく

右も左も まるで分からない この世界で丸腰になって

自分達にとって有利な場所に来いだなんてのは

OTONAとして どうかと思う。

 

責任ある立場上『命の危険を失う可能性が高い

現場まで来い』と言わずに『1人だけでいいから

念の為に武装させてくれ』と頼むのもダメかい?」

 

翼「…少しだけでいい、

指令と話す時間を貰えないか?」

 

ウォズ「どうぞ どうぞ」

 

少し離れた場所で通信する翼。すると

ウォズの元にマリアが近づいてきた。

 

マリア「貴方、なかなか頭が切れるのね。

普段の言動からは想像 出来なくて正直 驚いたわ」

 

ウォズ「普段アタシが猥談ばっかりだから?

まぁホラ? アタシって基本 頭脳 担当だし?

 

非変身と変身後の状態での比較した場合

アタシはメンバーで1番 腕っぷしが弱いからさ、

力技じゃない こういった仕事は任せなよ。

 

経験豊富なアタシが色々とリードして上げるからさ♡」

 

マリア「…素が出てるわよ」

 

ウォズ「あ…危なかった。 私とした事が、

もう少しで仮面ライダー ウォズの姿で

色々と言って は いけない事を言いそうになった…」

 

マリア「はぁ…もう手遅れよ?」

 

その後、通信を終えた翼が戻ってくると交渉の結果か、

ウォズの変身解除どころか全員の手錠も不要となった。

 

ただし『アンチミミック弾によるワームの擬態対策は

欠かせない』と言われたので全員に使った途端、

リアの身体がセルとコアのメダルに戻ってしまい、

この世界の住人を驚かせてしまった事については

申し訳なく思った一同だった。

 

リア「まぁ…ボクの人間姿も擬態みたいなものか」

 

 

 

 

 

〜地獄兄妹〜

 

グレ響「兄貴」

 

ホムラ「ん? どうした、響?」

 

グレ響「ずっと考えないようにしてたけど、

私ってさぁ…ホントに『響』なの?」

 

ホムラ「あぁ…自分がワームかもしれないって話か?

そんな事を考えるのは人間じゃない奴だけだ」

 

グレ響「じゃあワームなの?

2年 近く記憶に空白が ある。

 

最後に覚えてるのは兄貴とサヨナラした

あの日…けど、この場所で目が覚めた。

 

心臓に刺さったガングニールと融合による苦しさも

もう なんともない…コレって私がワームに稀に居る

『記憶を失って自分が擬態した本人と思い込んでる

ワーム』なの? ねぇ…答えてよ」

 

ホムラ「俺が答えられるのは…

人間か どうか なんて 知るか。あるのは

『生きてる か どうか』それだけだ」

 

グレ響「答えになってないし…」

 

ホムラ「それよりも出来たぞ。

食べたがってた俺 特製、地獄の麻婆豆腐」

 

グレ響「あ…」目キラキラ

 

ホムラ「どうだ? 食いたいモノを

目の前にすれば自分が人間か どうかなんて

くだらない事を考えずに済むだろ?」

 

グレ響「私の悩みって『くだらない事』なんだ…」

 

ホムラ「くだらない ねぇ…逆に聞くがワームだったら

なんだってんだよ? お前は、俺のカワイイ妹だ」

 

グレ響「そっか…『俺のカワイイ妹』か

 

(そうだよね。 仮にワームだとしても私には

その記憶が無い…『本物の響』じゃなかったとしても、

もう悲しむ人間は…けど、記憶を取り戻して

ワームの本能で兄貴を襲ったりでもしたら…)

 

ねぇ兄貴、もしも私がワームで

その記憶を取り戻したとしたら…」

 

ホムラ「お前にワームの記憶が?」

 

グレ響「うん…兄貴は悲しむ?

本能で兄貴を襲ったりでもしたら?」

 

ホムラ「…それで俺が泣くとでも?

俺なんか、涙も とっくに枯れ果てた」

 

グレ響「…そっか」

 

ホムラ「いいから食おう。 出来立てが美味いからな」

 

グレ響「…そうだね」

 

?「いや、食べる前に1つだけ言わせろ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オレの城に勝手に入って

家主に許可なく料理しておきながら

何 普通に食べようとしてるんだぁ!

 

ホムラ「なんだ【キャロル】いたのか」

 

彼女は【キャロル・マールス・ディーンハイム】

 

ウォズ達の世界でサウザーとマジェードの

ライダーの力を持つ【魔法少女事変】で

世界の腑分けにより世界を識ろうとした

幼女の姿をしているが何百年も生きてる

金髪オレっ娘 錬金術師である。

 

そして彼女の言う城とは

世界の分解を目的として造られた

巨大装置【チフォージュ・シャトー】である。

 

グレ響「『オレの城』って…元々この城? 装置?

他の錬金術師の人と共同開発しておきながら

完成 間近で持ち逃げして私物化したくせに…」

 

キャロル「なんか言ったか?」ギロッ

 

グレ響「父親の最期の言葉の真意を間違えた

世界破壊未遂の泥棒ファザコン錬金術師」ギロッ

 

キャロル「言ってくれるなぁ…

誰の おかげで 生き返ったのか忘れたか?」

 

グレ響「誰のおかげで【奇跡の殺戮者】から

【奇跡の完遂者】に なれたと 思ってるの?

 

それに忘れっぽいのソッチだよね?

想い出を焼却してるって意味でも、

年齢的な意味でも、違う?」

 

キャロル「歳の話は関係ないだろ?」

 

ホムラ「喧嘩するほど仲がいいってヤツか、

お前等は いいよなぁ…どうせ俺なんて…

蚊帳の外が お似合いだ」

 

キャロル&グレ響「「いや、

今お前/兄貴の話してただろ/よね!!」」

 

その後、

キャロルも一緒に麻婆豆腐を食べる事となった。

 

 

 

 

 

グレ響「…」

 

ホムラ「満腹になって寝たか…」

 

キャロル「フンッ…オレに あんな口を叩いておいて

まだまだ子供だな。 おい、起こすから手伝え」

 

ホムラ「今日の戦闘で疲れてるだろうし

このまま寝かせてやってくれないか?」

 

キャロル「…お前には返しきれない

『貸し』が あるからな。 今日は泊めてやる」

 

ホムラ「俺は思った事を言っただけだ。

そしたら お前は計画を辞めた…タダそれだけだ」

 

キャロル「よく言ったものだ。

お前が【ノエル】の暴走と支配下に置かれた

オートスコアラー達を止めなければ

今頃 大事(オオゴト)になっていたぞ?」

 

ホムラ「どうせ俺なんて…世界の危機を

未然に防ぐなんて英雄みたいな真似、出来る訳が無い」

 

キャロル「その内向き思考なんとかならないのか?」

 

ホムラ「それよりも響の話だ。

アイツ、人間のままで いられるか?

それとも…ワームになるのか?」

 

キャロル「折角 来たんだ。帰る前に検査してやろう。

側に居る お前から見て何かしらの症状は出てるか?」

 

ホムラ「目覚めてから『五感が強化された』事と

生身でも『クロックアップを目で追える』とさ」

 

キャロル「それは完全に擬態した状態でも

発揮するワームの特徴だな。 どうするつもりだ?」

 

ホムラ「ワームだったとしても、

それだけなら問題ない…だが、

どうしても倒さなきゃならなくなったら、

俺がやる。 もう一度、この手でな…」

 

しかし この時、途中から目を覚ましていた響が

コッソリとホムラとキャロルの会話を聞いていたのだ。

 

響「…(それって、やっぱり私はワームって事?

でも『検査する』とか私の正体がワームか

2人して分からないみたいな言い方だし…。

 

前に私の心臓にガングニールが刺さって

戦い続けると融合症例に なりかけた時と同じで

今後の活動 次第でワームになるかもしれない…

人間を辞めるかもしれないって事なの?)」

 





XDのキャロルの誕生日にグレ響が出ていたので
この作品でも出してみました。

ーーーーーーーーーー

次回、【地獄兄妹】の誕生が語られる。
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