全てを破壊する者 全てを繫ぐ者 アナザーワールド   作:強者

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アナザーワールド 0006

 

〜現在/二課〜

 

未来(蠍)「それから私は二課に連れてかれて、

ワーム、シンフォギア、ホムラ、そして地獄兄妹。

私の知らない色々な事を教えてもらったんです。 

 

それから本来は翼さん用の造られた

マスクドライダーシステムのサソードに

必要不可欠なサソードゼクターが私を選び、

サソードヤイバーを託された私は翼さんから

剣を教わり、仮面ライダー サソードになった」

 

ウォズ「まぁゼクターが誰を選び、

誰が選ばれし者になるかはゼクター次第。

ゼクターにも意思が あるからね?」

 

サソードゼクター「〈STAND BY〉」

 

リア「ホラ、サソードゼクターも こう言ってるし」

 

クリス「なんでゼクターの言葉が分かるんだよ?」

 

リア「だってボク、コアメダルで出来たホムンクルス。

それもメダルはエビ・カニ・サソリだし?」

 

セレナ「だから唯一ゼクターの中でも昆虫じゃない

サソリなら何を話してるのか分かると?」

 

リア「そういうこと♪」

 

翼「それが本当だと言うのなら通訳してみろ。

何故サソードゼクターが私を選ばずに

小日向を選んだのかを」

 

リア「いいよ、ふむふむ…。

 

『その青髪の娘は剣の腕は達人レベルなのは認める。

だが、サソードとしては相応しくない。相応しいのは

神の代わりに剣を振るう者、白リボンの娘には

その素質が ある』…そう言ってる」

 

マリア「『神の代わりに剣を振るう者』…

それなら確かにシェム・ハの、神の依代になってた

未来の方がサソードとしての適性が高そうね」

 

弦十郎「なんだか話が脱線してないか?」

 

未来「コッチの世界でも二課が やらかして、

彼等は その被害者という訳ですか…」

 

弦十郎「彼には、謝っても謝りきれない事をした…」

 

未来(蠍)「私も同罪です。何も知らなかったとはいえ

命を削ってまで助けようとしてくれた響に酷い事を…」

 

未来「けど、謝るチャンスは あるよ。

死んだと聞かされてた響は生きてた訳だし_」

 

翼「_いや、アイツはワームの擬態だ!

私は この目で見た、弱りきった立花から

心臓を抉り取ったホムラの残虐性を…!」

 

弦十郎「彼女と共に行動してるホムラくんに聞く。

それしか真相を知る手段は残されていないようだな…」

 

ウォズ「兎にも角にも、

コレで この世界の2人がネガティブな理由は分かった。

 

あとは何故この世界と私達の世界がリンクしてるかの

謎さえ解ければ一応 私達の世界の問題は解決する…

現状報告の為に一度 私達の世界に報告しても?」

 

あおい「一度 帰るってこと?」

 

ウォズ「いや? 確かに帰還も可能だが

そう簡単に世界の壁を無視して行き来したら

綻びが出来て互いの世界に現れるはずのない

敵が現れるかもしれない。 報告は通話だけだ」

 

朔也「この世界で貴方達の世界に

通話する事が可能なんですか?」

 

ウォズ「私が変身している この仮面ライダーウォズは

元々 未来から来たライダー。時代や世界の壁を越えて

通話する未来のアイテムなど いくらでも持っている」

 

それだけ言うとウォズはポイッと何かを投げた。

 

〈スイカアームズ! コダマ!〉

 

ウォズ「コレは【コダマスイカアームズ】と言って、

2つ あれば 異次元だろう異世界だろうと通話が可能だ。

 

なんだったら風鳴 司令、貴方も私達の通話に

参加する事で司令官 同士で連絡でもするかい?」

 

弦十郎「…頼む」

 

コダマスイカアームズを用いたウォズ達の世界との

通信が始まると最初に映し出された光景に絶句した。

 

弦十郎《ソッチの世界の

俺…風鳴 弦十郎で いいんだな?》

 

弦十郎&翼&未来(蠍)「「「…(服がダサすぎる)」」」

 

弦十郎《何も聞こえないが…音声の調子が悪いのか?》

 

未来「いや、司令の服がダサすぎて

声が出なくなっただけだと思いますよ?」

 

弦十郎&翼&未来(蠍)「「「言っちゃったよ!?」」」

 

弦十郎《ダサいって…未来くん、

俺の服に文句を言ってくるのは君だけなんだが?

 

改めまして、この世界でのシンフォギア装者 達の

司令官の風鳴 弦十郎だ。同じ『司令』や『弦十郎』だと

ややこしいかもしれないから俺を呼ぶ時は変身するのは

バルカン、ローグ、デルタ…好きなように呼んでくれ》

 

そう言って私服のダサい弦十郎は

『必要 悪』と書かれた文字Tを強調する。

 

クリス「とりあえずローグ(悪)って呼ぶか」

 

弦十郎(ローグ)《決まったな》オーラァ!

 

ウォズ「服の話より地獄兄妹に関する報告したい。

何故この世界とリンクしてるかまでは分からないが、

何かしらのヒントなどが得られるかもしれないだろう」

 

そして地獄兄妹に ついての話を始める。

グレ響の境遇、この世界のホムラについての過去。

 

弦十郎(ローグ)《なるほどな…》

 

ウォズ「ソッチからは何か報告する事は?」

 

未来「響の様子が変わったとか?」

 

弦十郎(ローグ)《いや、だが…

コチラでも事件が起きてな、

それによる被害が尋常じゃない》

 

クリス「何が あった?」

 

弦十郎(ローグ)《地獄兄妹と同じように

恐らく君達が今 居る世界の仮面ライダーが

この世界に敵として現れた。 そして敵は

俺達の世界での目的を達成したようだ》

 

マリア「詳しく教えてちょうだい!」

 

 

 

 

 

〜回想/弦十郎(ローグ)の世界での出来事〜

 

エルフナイン「探知に優れた【スマホーン】や

カンドロイド達、ガジェットを全て用いても

今のところ調さんと切歌さんの所在は分かりません。

 

もしかしたら この大量に降る隕石で出来た

別時空に繋がる穴に吸い込まれた可能性も…」

 

輪回「やっぱりジブンも探すべきか?」

 

翼「その怪我では無理だ」

 

輪回「そう思うならマッドドクター返せよ。

何度 使ってきたと思ってる? アレの痛みに

オレが耐えられないとでも思ってんのか?」

 

翼「せめて板場に水瓶座になってもらって

その水で回復してもらえ!」

 

輪回「愛おしく想ってる相手を

そんな都合のいい女みたいに扱えると?

 

それとも何か?

お前は今まで組織の人間として

人を道具として扱ってきたから

相手の都合とか お構いなしか?」

 

翼「よし、剣を取って表へ出ろ」

 

輪回「いいぞ? 選ばせてやるよ。

スラッシュダガー? エンジンブレード?

レイジングソード? ギーツバスターQB9?」

 

弦十郎「無駄な血を流そうとするな!」

 

慎次「失礼しますッ!」

 

2人の争いを止める弦十郎。

それと同時に慎次が駆け込んできた。

 

慎次「調さんと切歌さんを発見! しかしワームと

黒い仮面ライダーによって回収は困難との事です!」

 

弦十郎「『黒い仮面ライダー』…他に特徴は?」

 

慎次「見た目は黒いカブトで、クロックアップで

装者や竜姫、ライダー達も上手く戦えないようです!」

 

輪回「黒いカブト…【ダークカブト】か。

だが竜姫も手を焼いてるのは意外だな。

 

以前に自我を失ったライダーとして現れたが

その時はゾディアーツで戦ったとはいえ倒せたはず」

 

エルフナイン「それは純粋に変身者が強くて

ライダーとしてのスペックを超えてるって事では?」

 

輪回「とりあえず行くか…おい、模造刀。

さっさとマッドドクターを返せ!」

 

翼「仕方ない…」

 

 

 

 

 

〜現場〜

 

ベル「変身!」

 

〈HENSHIN〉

 

ザビー「キャストオフ!」

 

〈CHANGE WASP〉

 

ザビー「弓美ちゃん、ゾディアーツに変身して

ダスタードを召喚からの部隊の編成よろしく!」

 

弓美「分かった! けど今のアタシは

ゾディアーツに変身する必要も無いの!

行け、ダスタード!」

 

真上に射った矢は分散して地面に刺さったと同時に、

矢はダスタードへと姿を変えた。

 

弓美「ダスタード、ザビーの指揮下に入って!」

 

ザビー「君等は幼体のワームを!

レオ・ダスタードは私と一緒に成体のワームを!

 

クロックアップ中は私が相手するから、

切れたと同時に次のクロックアップまでの

短いインターバルの隙を狙って君等2体での

連係攻撃を! クロックアップ!」

 

〈CLOCK UP!〉

 

いくらチーム戦にて真価を発揮して

指揮系統に優れているザビーでも、

そのクロックアップ出来るのが

ザビー1人だと負担が大きいようだ。

 

ザビー「ライダースティング!」

 

〈RIDER STING!〉

 

成虫ワームの身体をザビーの針が貫き、爆散させる。

 

〈CLOCK OVER!〉

 

詩織「流石の統率能力…

ベルさん、ナイスですわ」

 

ザビー「一匹狼なホムラちゃんの側に居たけど、

本来バンドみたいなチーム戦で力を発揮するからね。

それにソロで演奏するのは寂しいし…」

 

奏「そんな精神状態で

よくホムラと一緒に居れたな?」

 

ザビー「まぁね…ちょっと湿っぽくなっちゃったけど、

切り替えよう。 あとはザババの2人を探すだけだし」

 

?「探してるのはコイツ等か?」

 

声の方にはボロボロになったザババの2人の

首根っこをダークカブトが掴んでいた。 

 

ザビーを見つけると、ダークカブトは

ザババの2人をザビーの足元に投げ捨てる。

 

創世「2人を こんな目に合わせて…何が目的!?」

 

ダークカブト「狙いは…お前だ、ザビー!」

 

ザビー「え? わ、私ッ!?」

 

ダークカブト「お前が持つ

『ザビーの変身に必要なアイテム』を貰う!」

 

弓美「『ザビーの変身に必要なアイテム』…って事は

ザビーゼクター!? ベル、気をつけないと

『返してくれよ、俺のザビーゼクター』って感じで

泣いてすがる事になるよ!?」

 

ザビー「ホムラちゃんが その身を削って

血と肉で出来たアイテムは、誰にも奪わせない!」

 

ダークカブト「折角だ。 クロックアップしたら

俺の一方的だし、ザビーがクロックアップを使うまで

俺もクロックアップは使わないでおいてやろう」

 

ザビー「そう言うなら…ダスタード達は負傷してる

ザババの2人をS.O.N.G.まで運んで!

 

あのライダーはカウンターをメインに格闘戦で戦う!

 

弓美ちゃん以外は接近戦がメインだから弓美ちゃん、

皆が攻撃して、その攻撃を躱されたり防がれたりで

隙を生まれたら矢を射ってサポートして!」

 

ダークカブト「ほぉ…

タダの音楽バカという訳では無いんだな」

 

ザビー「これぞパーフェクトハーモニーによる

パーフェクトミッションさ…全員で囲んで!」

 

奏、創世、詩織、ザビーでダークカブトを囲んで

離れた位置から弓美が構えると一斉攻撃の開始。

 

ダークカブト「フンッ…」

 

しかしダークカブトは全ての攻撃を躱した。

ザビーの指示通り弓を射った弓美だが、

その矢を掴んで接近して攻撃してくる

相手に刺したり、武器に利用されたり、

射った弓美に矢を投げ返したりと、

あっという間にザビーだけになってしまった。

 

ザビー「そんな…クロックアップも使ってない、

攻撃と防御に優れたマスクドフォームでも無いのに

カウンターだけで数の利を覆したなんて…バカな」

 

ダークカブト「どうする?

今お前が変身解除して大人しくアイテムを渡せば

この場で倒れてる仲間を見逃してやっても いいぞ?」

 

ザビー「ッ…(渡したくない…けど、

今のホムラちゃんは仲間との絆や繋がりを

大切にしてる…もしも見捨てたりしたら…)」

 

弦十郎(ローグ)「渡すなッ!!」

 

ザビー「ッ! 司令さん!」

 

革ジャンを脱いで『俺、参上!』と書かれた

文字Tを見せつける弦十郎と、弦十郎を筆頭に

翼、輪回、エルフナインも付いてきていた。

 

ダークカブト「ッ!? フッハッハッハ…!

まさか、司令官が自ら現場に来るとは…

お前の基地に行く手間が省けたというもの」

 

ザビー「えッ!? 君の目的は私のゼクターじゃあ…」

 

ダークカブト「誰が それだけだと言った?

 

1つ目は お前の持つアイテムを奪う事。

 

2つ目はダークカブトに変身しての

戦闘データから【ハイパーゼクター】を完成させる事。

 

そして3つ目は…お前だ、風鳴 弦十郎ッ!!」

 

弦十郎(ローグ)「何ッ!?」

 

ダークカブト「見せてやろう…俺の正体を」

 

変身解除すると全員が驚いた。 特に弦十郎がだ。

 

弦十郎(ローグ)「俺…だとッ!?」

 

弦十郎(ダークカブト)「その通り…

だが、コレも また本当の姿じゃない。

俺が居た世界の風鳴 弦十郎に擬態した姿だ」

 

弦十郎(ローグ)「なら、お前もワームか!?」

 

弦十郎(ダークカブト)「その通りだ。

俺は人間を猿 同然のタダの下等生物として見てない。

 

擬態した人間が何かしらに優れているなら、

その長所は自分のモノとして取り込もうと考えている」

 

弦十郎(ローグ)「まさか、俺が目的というのは…!」

 

弦十郎(ダークカブト)「その『まさか』だ!」

 

弦十郎(ダークカブト)は一瞬だけ

擬態を解除してワームの姿になると、

もう一度 弦十郎(ダークカブト)の姿に戻った。

 

弦十郎(ダークカブト)「やったぞ…!

俺の世界に存在する技術力に優れた風鳴 弦十郎と

この世界の人外じみた身体能力を持つ風鳴 弦十郎…

2つの世界の風鳴 弦十郎の力を手に入れられた!」

 

輪回「なんてこった…ホムラからグレ響の世界の

風鳴 弦十郎の技術力の話は聞いていたが、

この世界の人間なのか疑わしい力自慢の

風鳴 弦十郎をコピーしたのか…!?」

 

弦十郎(ダークカブト)「だが、まだ足りない!

俺は全ての世界線の風鳴 弦十郎をコピーして、

最強のワーム…いや、最強のライダーとなるのだぁ!」

 

輪回「冗談じゃない! こんな非常識が服着た存在、

1人でも蕁麻疹が出るレベルなのにコピーして2人や

3人も出るなんて…たまったもんじゃない!」

 

弦十郎(ローグ)「ひ、『非常識が服着た存在』…!?」

 

エルフナイン「あ、ショックで戦意喪失しました」

 

輪回「はーつっかえ」

 

翼「誰のせいだと思ってる!?」

 

輪回「アンタの叔父さん」

 

翼「ぐぬぬぬ…ベル、私達まだ万全の状態じゃない!

 

足元で倒れてる奏 達の回収に専念するから、

お前は急いで その叔父 様の偽物と決着を つけるんだ!

 

これ以上、そのワームが並行世界の叔父様を

コピーしては大変な事になってしまう!」

 

ザビー「分かった、任せて! クロックアップ!」

 

〈CLOCK UP!〉

 

輪回「おい、バカ! 相手はザビーのアイテムを

狙ってるのに真正面から突っ込めなんて愚考_」

 

ダークカブト「_クロックアップ」

 

〈CLOCK UP!〉

 

いつの間にか再変身してた弦十郎(ダークカブト)だが

そんな事は お構いなしとザビーはクロックアップして

ダークカブトに正拳突きの連打を浴びせる。

 

しかし軽装甲のライダーフォームで ありながら

まるで岩や鉄を生身で殴ってるのかと思うくらいに

ダークカブトの身体は頑丈だった。

 

ザビー「だったら…ライダースティング!」

 

〈RIDER STING!〉

 

突き刺したと同時にクロックアップの

効果時間が切れたが、ダークカブトは

倒れるどころか仰け反りもしなかった。

 

ザビー「ウソ…!?」

 

ダークカブト「今のは俺を殴ったのか?

もし そのつもりなら…殴った内には入らないな」

 

余裕綽々といった感じでダークカブトは

裏拳でザビーを殴り飛ばした。

 

ザビー「さっきまでと全然 違う…!

コイツ、パワーアップしてる…!」

 

エルフナイン「コレが…この世界の司令を

コピーしたワームの力…!?」

 

ダークカブト「ハイパーゼクターを完成させる為の

戦闘データも十分だ。 あとは お前のアイテムだけだ」

 

ザビー「絶対に…ザビーゼクターを渡すものか…!」

 

エルフナイン「残りの敵の狙いはザビーゼクター…ん?

 

(待って、なんでザビーゼクターを?

敵が欲しがってるのはハイパーゼクター。

でもザビーだと使えない…グレ響 世界の司令の

技術力なら可能? ッ! いや、そもそも あの偽物は

『アイテム』とは言っても『ザビーゼクター』だなんて

口にしてない! つまり、あの偽物の狙いは…!)

 

ベルさん逃げて下さい! 敵の狙いは_」

 

ザビー「_ザビーゼクターでしょう?

皆まで言うなって! クロックアップ!」

 

〈CLOCK UP!〉

 

ザビー「ライダースティング!」

 

〈RIDER STING!〉

 

ザビー「後ろからなら防御 出来ないでしょう!」

 

ダークカブト「…」

 

〈CLOCK UP!〉

 

ダークカブト「カウンターがメインと

さっき他の奴等に教えてたのに判断ミスしたな」

 

〈ONE! TWO! THREE!〉

 

ダークカブト「ライダー…キック」

 

〈RIDER KICK!〉

 

ダークカブト「フンッ!」

 

ザビー「ゴハッ…!?」

 

吹き飛ばされると同時にクロックアップが解除される

ザビーとダークカブト。 しかしザビーの方は

限界までダメージを受けた結果、変身解除されると_

 

ベル「出来るだけ遠くまで逃げて!」

 

_せめてザビーゼクターだけでも

逃がそうと飛び去る前に自力で放り投げると

今度はダークカブトがベルの胸ぐらを掴んだ。

 

ベル「残念だったね…アンタが狙ってたゼクターは

遠くに飛んでったよ? 全部 上手くいくと思った?」

 

エルフナイン「違うんですベルさん!

ダークカブトの狙いはザビーのアイテムでも、

ゼクターの方じゃなかったんです!」

 

ベル「え?」

 

ダークカブト「その通り。 俺の本当の狙いは…

コッチの【ライダーブレス】だ」

 

ベル「ッ!? いつの間に私の手から…!」

 

ダークカブト「さっき言ったな?

『全部 上手くいくと思った?』って…そうだな、

上手くいったよ…全部 思い通りになぁ!」

 

ベル「そんな…」

 

ダークカブト「君の愚かさと絶望に染まった顔、

もっと見ていたくなるが…上手く騙されてくれた

その礼として命までは取らないでおいてやろう。

 

もう この世界には なんの用も無いからな…

精々 生き恥を晒すといい」

 

そう言ってダークカブトは

クロックアップしたと同時に

何処かへ消えていった。

 

 

 

 

 

〜現実/地獄兄妹の世界〜

 

弦十郎「まさか俺に擬態してたとは…」

 

弦十郎(ローグ)《そして俺にまで擬態して

パワーアップした。 それどころか奴は

俺達の世界での『3つの目的』を完遂した。

 

騙されてしまったベルくんは…

コッチの世界の地獄兄妹の仲間入りしてる》

 

ウォズ「あぁ…我が魔王」

 

リア「あちゃー、うちのムードメーカーが…」

 

翼「しかし叔父様に擬態した敵の狙いは なんだ?

『全ての世界線の叔父様に擬態』と言っていたが…

どうやって そんな事を? 大体 私達の世界の

地獄兄妹が この世界に来たのも隕石によって

偶然 出来た時空が歪んだ穴が原因である訳で_」

 

セレナ「『偶然』じゃないとしたら?」

 

翼「何?」

 

マリア「どういう事なの? セレナ」

 

セレナ「もしウォズさんの

ギンガファイナリーみたいに隕石を操れる人、

もしくは そんな能力を持つワームが居たとしたら?」

 

ウォズ「人為的か…ありえない話じゃない。

もしかしたらSF映画の影響で技術力に優れて

発明家となった この世界の風鳴 弦十郎に擬態する事で

【ショッカー】の【イカデビル】こと【死神博士】が

隕石誘導装置を開発したように…」

 

弦十郎「俺に擬態したワームが、

隕石を引き寄せる装置を開発したというのか!?」

 

マリア「けど、例えショッカーが出来たとして、

いくら この世界の司令が技術力に優れていても、

純粋な科学の力だけで隕石を落とせるというの!?」

 

クリス「それだったら…今 目の前に居る

この世界の おっさんに隕石誘導装置?を

造れるのか試してもらうってのは どうだ?」

 

弦十郎「うむ…自分の発明の限界が どれ程のモノか

試してみる価値は あるかもしれない…よし、造ろう」

 

未来(蠍)「その前に弦十郎さんに擬態したワーム…

ダークカブトの話に戻りましょう。 ライダーブレスと

ハイパーゼクター…この2つを使って開発 出来る

『何か』を生み出そうとしているんですよね?」

 

未来「開発 出来る『何か』…

それさえ分かれば先手を取れるかも」

 

エルフナイン《ソッチの世界の司令に擬態したのなら

本人が1番に分かると思うのですが…》

 

弦十郎「ライダーブレスはマスクドライダーの

変身に必要な腕輪 型のアイテム…ハイパーゼクターは

クロックアップの上位互換のスピードで動けて

理論上 使い手によっては時を超える事さえ

可能なゼクター…この2つが揃っていて

出来上がるモノは…ッ! まさか…!」

 

ウォズ「【黄金のライダー】…」

 

弦十郎「ッ!? 知っているのか!?」

 

ウォズ「ライダーの歴史には詳しくてね」

 

クリス「ちょっと待てよ! アタシ様もカブトの力を

手に入れた時に その世界の歴史や並行世界の情報は

頭の中に入ってきてるから知ってる!

 

カブトに関連していて

『黄金のライダー』って言ったら…」

 

ウォズ「あぁ、君の予想通りだ。

カブトに関連していてライダーブレスと

ハイパーゼクターが必須な『黄金のライダー』…

つまり敵が生み出そうとしてる『最強のライダー』は」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜花屋〜

 

「お買い上げ、ありがとうございます」

 

弦十郎(擬態)「いえいえ」

 

「それにしても…こんなにも大量の青い薔薇を

買う人、初めて見ました。 もしかして誰かに

プロポーズする予定ですか?」

 

弦十郎(擬態)「手向けの花です」

 

「あ…ゴメンナサイ! 何も知らずにズケズケと…!」

 

弦十郎(擬態)「構いませんよ」

 

花屋で大量の青い薔薇を買った弦十郎に擬態した

ワームは、店を出て しばらくすると_

 

ホムラ「相棒、お前が遠くからでも感じ取れた

尋常じゃないワームの気配ってのはコイツの事か?」

 

_地獄兄妹に絡まれた。 相手が普通のワームなら

不幸なのはワームだが、今回は兄妹の方が不幸だった。

 

グレ響「兄貴、コイツはヤバい…!

兄貴にはコイツが どう見えてる?」

 

ホムラ「元 上司の風鳴 弦十郎…

それ以外に どう見えるってんだ?」

 

グレ響「そっか…兄貴には

この化け物が人間の形に見えるって事なんだね」

 

ホムラ「…マジか」

 

弦十郎(擬態)「俺の薔薇に彩りを加えよう。

裏切り者の赤い血と、屈辱の涙を…!」

 

既に装着している自分用に調整したベルこと

ザビーから奪ったライダーブレスに金色の虫

【カブティックゼクター】がセットされると

 

弦十郎(擬態)「変身!」

 

〈HENSHIN CHANGE BEETLE〉

 

黄金に輝くライダーへと姿を変えた。

 

地獄兄妹「「ッ…変身!!」」

 

その姿の威圧感だけで戦意喪失しそうになるも、

それでも なんとか立ち向かおうと変身するのだが_

 

キック&パンチ「「グハッ…!?」」

 

_地獄兄妹は戦う前から既に敗北していた。

 

黄金のライダー「まだ調整が必要だな…」

 

変身解除されて倒れてる地獄兄妹に青い薔薇を

手向けの花として投げ渡すと黄金のライダー

【仮面ライダー コーカサス】は去っていった。

 




今回の事件の黒幕であろう弦十郎(コーカサス)と
自分 達の世界に影響を受けてる原因の地獄兄妹を
探しに動き出す並行世界 組と二課の装者とライダー。

そして探していると九死一生を得て、
今にも虫の息の地獄兄妹の姿が。

助けようと手を差し伸べるも、
その手を払い除けられてしまう。
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