全てを破壊する者 全てを繫ぐ者 アナザーワールド   作:強者

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衝突するキックホッパーと翼。
逃がされたグレ響は2人の未来との
遭遇により心身疲弊により倒れてしまう。

いったいグレ響は何処に連れて行かれたのか?

そして巨大隕石と彷徨うホムラに
異世界の装者は どんな対応を?



アナザーワールド 0008

 

〜弦十郎(コーカサス)〜

 

弦十郎(コーカサス)「ハイパーゼクターを

完全なモノへとするには もう少し戦闘データが

欲しいところだが…強過ぎるというのも問題だな」

 

?「お困りのようだな」

 

弦十郎(コーカサス)「お前か…」

 

?「私が教えたコーカサスの情報が

役立ったようで良かった…しかし、

行き詰まっていると見た」

 

弦十郎(コーカサス)「こうして現れたという事は

それを解決する方法が ある…そう思っていいのだな?」

 

?「あぁ…君が強くなり過ぎたというのなら、

君と同じシステムの別の者に任せればいい」

 

弦十郎(コーカサス)「どういう事だ?」

 

会話の流れから弦十郎に擬態したワームに

コーカサスの情報を流したと思われる男は

耳打ちするとワームは『ニヤリ』と笑う。

 

弦十郎(コーカサス)「なるほど、その情報が

確かなものならワザワザ俺が出向いて戦わずとも

コーカサスのデータとして集まる…助かるぞ!」

 

?「礼は いい…その代わり、

私との取引を忘れないでくれ」

 

弦十郎(コーカサス)「分かっている。

巨大隕石を落として地球を滅ぼす事で

俺達ワームの星にする。 そして…」

 

その先の言葉に情報提供者の男は

笑いが止まらなかった。

 

?「是非とも頼むよ。

 

本当なら この世界で地獄兄妹と呼ばれている

あの2人を直接 狙いたいところだが、

それで私の目的がバレてしまっては

何かしら対策されてしまいかねない…」

 

弦十郎(コーカサス)「だから この世界の

地球を滅ぼすという回りくどい やり方をする訳か。

 

でも 良いのか?

世界を守る事を目的としてるのに

この世界と君が倒したい者が居る世界、

最低でも2つの世界を滅ぼす事になるのだぞ?

 

いや…ハイパーゼクターを完成させて

時空を越える事が出来れば、もっと多くの世界を

俺達ワームの星として侵略 出来る…!

 

改めて聞こう。 本当に良いのか?」

 

?「…あぁ、明日の危機よりも

今のチャンスを掴ませてもらおう」

 

 

 

 

 

〜クリス&リア〜

 

リア「ボク達の世界からカンドロイドを

いくつか持ってきたけど…誰も見つからないってさ」

 

クリス「擬態と間違えないようにコッチの世界の

おっさん には 二課から出ないように言ってある…

それで見つからないなら相当 隠れるのが上手いんだな」

 

リア「そう簡単には尻尾を見せない訳か…

ネーサン、もしかしたらワームの方から

コッチに来るかもだし、誘い出す為にも

このまま一緒にデートでもしない?」

 

クリス「お前なぁ…仮にも今は仕事中なん_ッ!?」

 

言いかけた途端に上空を見て口をパクパクと

声を出せないような状態になっていた。

 

周囲の人達も慌てふためきながら逃げていき、

何があったと振り返って空を見上げると_

 

リア「アレって…隕石!?」

 

クリス「フィーネが落とそうとした

月の欠片よりもデケェ…!」

 

_地球が滅びそうなくらいの巨大隕石が

今にも衝突しようとしていた。

 

宇宙最強のウォズ ギンガファイナリーの力を持つ灯に

連絡しようとも考えたが、その考えは すぐに捨てた。

 

リア「ウォズ ギンガファイナリーに

変身 出来る灯と合流してる時間は無い…!」

 

クリス「仕方ねぇ、無謀に近けぇが

アタシ等だけで あの隕石を破壊するぞ!」

 

リア「ネーサン、コレを身体に取り込んで」

 

クリス「コレは…お前のサソリのコアメダルか?

コレを『取り込め』って、どういう事だ?」

 

リア「エクスドライブなら まだしも、

通常 形態のギアで隕石を破壊する為に、

これから空気の無い宇宙に行くんだよ?

 

種類にもよるけどサソリって

長時間 呼吸を止められるから

ソレを取り込めば呼吸の問題は解決する。

他の宇宙での活動によって発生する問題は

シンフォギアで どうにかして。リフレクターとか」

 

クリス「呼吸の問題 以外 ほぼ丸投げかよ!?

それよりも呼吸を止めたら歌えないからギアの

出力が低下する…お前の負担が大きくねぇか?」

 

リア「任せてよ!」

 

その言葉を信じてイチイバルを纏って

ミサイルに乗るクリスとバースに変身して

カッターウィングを装備して飛んでいく2人。

 

 

 

 

 

〜マリア&セレナ〜

 

セレナ「アレは…クリスさんとリアさん!?」

 

マリア「まさか、隕石を破壊するつもり!?」

 

そんなクリスとバースが飛んでいく光景を偶然にも

マリア&セレナのイヴ姉妹ペアが見ていた。

 

セレナ「マリア姉さん、私達にも何か_ッ!?」

 

マリア「どうしたの_って、アレは…」

 

ホムラ「今…誰か俺を笑ったか?」

 

マリア「ホムラ…?」

 

浅い水が流れる橋の下を歩いているのは

翼との戦っていたホムラ。グレ響を心配して

引き際を見つけて探しに出たホムラなのだが

何故か橋の下でバシャバシャと彷徨っていた。

 

そんなホムラが上がってきたのを見ると

イヴ姉妹が駆け寄った。

 

セレナ「ホムラさん! 何処へ行くんですか!?

隕石が落ちてくるかもしれないっていうのに…!」

 

ホムラ「妹の所だ! 響は俺が守る…!」

 

セレナ「待って! 翼さんが言ってましたよ。

本物の響さんは、貴方の手によって死んだって…

貴方自身が一番 分かっているはずでしょう!?」

 

マリア「あの響は もう貴方が知ってる響じゃ_」

 

ホムラ「_ワームだったら なんだってんだ…!」

 

イヴ姉妹「「ッ…!!」」

 

ホムラ「俺の…カワイイ…妹だ…」

 

 

 

 

 

〜宇宙/クリス&バース〜

 

クリス「ッ…(呼吸を止めて結構 時間が経ってるが

全然 苦しくねぇ。 今回ばかりはコイツに感謝だな)」

 

バース「ネーサン、見えてきたよ!」

 

宇宙へと飛び出して隕石の前に立つと

まるで1つの惑星かと思わせるような

超巨大サイズだった。

 

バース「…ネーサン、

怖かったら逃げてもいいからね?」

 

呼吸を止めてて喋れないクリスだが

ハンドサインで『ビビってねぇ!』と

伝えたいのが なんとなく分かったバースは

全武装してのバース・デイになると

アイコンタクトでクリスともに一斉掃射。

 

最大出力で発射されるバース・デイのセルバーストと

クリスのミサイルによる火力で隕石の破壊に成功した。

 

クリス「ッ…!(よっしゃぁぁぁぁぁ!!!!!)」

 

バース・デイ「ネーサン、喜んでるところゴメンだけど

悪いニュースだ…目の前」

 

クリス「ッ…?(目の前って_ハァァァァァ!?)」

 

破壊した隕石の後ろには、さらに巨大な隕石が。

 

クリス「ッ!(さっきの10倍、いや100倍くらい ある!

あんなのが地球に ぶつかったら…!)」

 

バース・デイ「ネーサン、

ここは1度 撤退して作戦を立てよう!

この隕石はデカいけど、その分スピードは無い。

 

地球に衝突するまで、あと2〜3日くらいは

余裕が あると見ていいと思う!」

 

その言葉に渋々だがバース・デイと共に

地球に戻るクリスだった。

 

 

 

 

 

〜コーカサス〜

 

バースとクリスによって

破壊された隕石だが、その破片は地球に落ちていた。 

 

しかし隕石に乗っていた殆どのワームは

バースとクリスにより隕石の破壊と同時に

その生命は散ってしまっていた。

 

コーカサス「…同胞よ、手向けの花だ」

 

落下地点に青薔薇を手向けの花として

放り投げると声が聞こえた。

 

ワーム1「グルルル…」

 

ワーム2「ウゴゴゴ…」

 

コーカサス「やっぱり居たか、生き残りが…

お前達、このまま死にたくなかったら俺の部下となれ。

そうすれば、成虫に進化するより強い力を与えよう…」

 

助ける交換条件としてコーカサスは2体のワームに

自身が使ってるのと同じ黒いライダーブレスを2つと

銀と銅のカブティックゼクターを差し出すと、

助かりたい一心のワームはゼクターを受け取った。

 

 

 

 

 

〜マリア&セレナ&ホムラ(地獄兄妹)〜

 

セレナ「折角 隕石を破壊したのに

より大きな隕石が…一難去って また一難ですか」

 

マリア「さっきの隕石だって下手したら

地球が滅びるかもしれないってのに…

貴方は響の事しか考えられないの!?」 

 

翼「その通りだ、ホムラ!」

 

セレナ「翼さんに…灯さん!?

顔出しして大丈夫なんですか!?」

 

灯「いいのいいの、ホムラと話す為に

正体バラしちゃったし…ちなみにホムラは

アタシ達の世界とのリンクしてる理由に

心当たりは無かったみたいだよ?」

 

マリア「じゃあ2つの世界を繋げてるかもしれない

可能性がある人物は…この世界の響?」

 

灯「消去法で そうなるね」

 

ホムラ「響に何かしてみろ…

俺の蹴りが お前等の首を飛ばすぞ?」

 

マリア「なんで そこまで響に固執するの!?」

 

翼「そうだ…いい加減、現実を受け止めろ。

立花 響が既に死んでる事を…貴様が守ろうとしてる

立花 響が…擬態したワームだという事を!」

 

ホムラ「…あぁ、俺が殺した。 地獄に堕ちて、

それでも這いずり回ってでも生きようとした

アイツの生命を俺が奪った。 今でも忘れねぇよ…

生きた状態の響から抉り取った時の心臓の感触を」

 

セレナ「それじゃあ『心臓を抉り取られて

殺された』って、翼さんが言ってた事は…!?」

 

ホムラ「…」

 

その問いに答えるようにホムラは

懐から何かを包んだ布を取り出した。

 

ホムラ「お前等、歴史は詳しいか?

 

見た目は完全に金髪幼女だが長生きしてる

俺の知り合いが教えてくれた…三十年戦争の

グスタフの妻であるマリアは亡くなった夫の心臓を

ハンカチで包んで肌身離さずに いたんだとよ…」

 

灯「ホムラ…まさかとは思うけど、その中身は…!?」

 

包んだハンカチを開くと、皆の予想通り心臓だった。

しかも その心臓から結晶のようなものが突出しており

さらには ご丁寧にホルマリン漬けにされていた。

 

灯「ホムラ…もう呆れて言葉も出ないよ。

腐らないようにホルマリン漬けにまでしてさ…」

 

ホムラ「笑いたきゃ笑えよ…」

 

セレナ「いや『笑えよ』って…

コレは笑えないジョークですよ!」

 

マリア「こんな事して…

本物の響が悲しむと思わないの!?」

 

ホムラ「…」

 

答えるよりも先に灯のファイズフォンXから着信音が。

 

灯「もしもし? 何…もう1人の自分と一緒に

自分が人間かワームか分からなくて悩んでる響を

二課に内緒で休ませてる? 場所は?」

 

ホムラ「響…?」

 

灯「分かった…二課の人にはアタシから

説得するから君は満足するまで話してて。

あのさ、悪いんだけど_アレ? ホムラ?」

 

セレナ「キックホッパーに変身したと同時に

クロックアップして去っていきましたよ?」

 

翼「奴よりも先に あのワームを…!

交之 灯、奴の居場所は何処なんだ!」

 

灯「今の彼女 達は大事な話の最中なんだ。

野暮な事するもんじゃないって思うけど?」

 

翼「先程ホムラが見せた心臓を見て分かったはずだ!

あの立花 響はワームの擬態、つまり…倒すべき敵だ!」

 

マリア「どの世界でも翼は頭が固いわね…」

 

灯「そんなんだからホムラに

『生きてるだけで罪だから罰するなんて、

迫害してきた奴等と大差ない』って言われるんだ。

 

あとで連絡するからイヴ姉妹は防人の足止め お願い!」

 

〈タイムマジーン!〉

 

召喚したタイムマジーンに乗り込んだ灯は

2人の未来が連絡したグレ響の所に向かった。

その先にホムラが居ると信じて。

 

翼「待て!」

 

追いかけようとする翼。

イヴ姉妹は止めようとするが、

止めるよりも先に殺気を感じ取って

回避すると銃口を向ける2人のライダーが。

 

翼「アレは…敵がコーカサスなら居るかもしれないと

聞かされていた2体のライダーに特徴が似ている…!」

 

頭部に生えた上下の2本角と右肩のショルダーが

特徴的の銀色と銅色の昆虫を模した戦士。

 

セレナ「【ヘラクス】と…!」

 

マリア「【ケタロス】ね…!」

 

ヘラクレスオオカブトを模した

【仮面ライダー ヘラクス】

 

ケンタウロスオオカブトを模した

【仮面ライダー ケタロス】

 

翼「司令、ヘラクスとケタロスが現れました!

クロックダウンシステムを_な、なんですって!?」

 

セレナ「どうしたんですか!?」

 

翼「司令が…叔父様が製作した

新たなマスクドライダーの【ドレイク】の変身に

必要な【ドレイクゼクター】が自由気ままに

【ドレイクグリップ】を持って逃げていったらしい…」

 

イヴ姉妹「「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!????」」

 

 

 

 

 

〜未来&未来(蠍)&グレ響〜

 

ふらわー の おばちゃん「ゆっくりしていってね」

 

未来(蠍)「はい、ありがとうございます」

 

お好み焼き屋ふらわー に 移動すると

自分 達の目の前で倒れたグレ響を

介抱させてもらっていた。

 

未来(蠍)「それにしても…

ふらわー の おばちゃんの所なんて考えたね」

 

何も無い場所に未来(蠍)が話しかけると

神獣鏡の光学迷彩で隠れていた未来が姿を晒す。

 

未来「前にもクリス_あの銀髪の娘の事ね?

 

その娘が路地裏で倒れてて、でも助けようにも

事情ありで病院に連れていけないから こうやって

ふらわー の おばちゃんの所で寝かせてもらったんだ」

 

未来(蠍)「同じ事してたんだ…」

 

未来「あの時のクリスは

雨で ずぶ濡れだったから着替えさせたものの

下は履かせられないって状態にさせちゃったけど

今回は そうならなくて本当に良かった…」

 

未来(蠍)「そういえば

さっき連絡してたけど…話しても大丈夫だったの?

多分だけど翼さんとか響がワームかもしれないって

聞いたら捕まえようとしたり、最悪の場合…」

 

未来「大丈夫…だと、思いたい…」

 

未来(蠍)「みるみる自信が無くなっていってる!?」

 

不安になっていく未来を見て、

自分まで不安になってしまう未来(蠍)であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?「ここか…立花 響が居る場所は」

 

そんな不安になってる2人の未来とグレ響が眠る

ふらわーの店の前に見える人影。この人影の主は

はたして味方なのか? それとも敵なのか?

 





クロックダウンシステムを発動させたものの
それでもヘラクスとケタロスに手を焼いてしまう
翼とイヴ姉妹。 宇宙から帰還したクリスとリアが
助太刀に入るも、ライダーと変身者の2つのスペックが
掛け合わさった事により5人がかりでも苦戦していた。

一方でふらわーでグレ響を休ませている2人の未来。
けれども平和な時間は長くは続かず、店の周囲に
ワームを乗せた小型の隕石が いくつも落下する。

寄生虫のようにノイズに寄生して従わせる
変異種の成虫ワームが ふらわーの周囲に居る
人物を襲わせるが、神獣鏡を纏う未来と
サソードに変身する未来(蠍)の2人がグレ響を
守ろうとするが人手が足りず、その結果…。
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