夏目アンアンや他の魔女達を幸せにしたいTS幼女さん 作:雨神 白那
本編その2
………こっちを見ないでくれ……
自由時間
「………皆居るだろうか?」
「ああ!皆、集まっているとも!」
「………そうか。」
『大丈夫か?』
「………大丈夫。きちんと話すよ。」
「………なんだかワクワクしますね!」
「ワクワクしますね!……じゃねーですわ!この怪力女!」
「………あはは……。」
「………早く始めてくれ。無駄に時間を使うのは正しくない。」
「…ん。じゃあ、えっと、レイアちゃん。」
「ああ!皆注目してくれ!これからシロナくん達の事情説明や見解の解説等を行って貰う。………先ほどの自己紹介で、精神年齢についても触れていたから、まずは其処からお願いしても良いかな?」
「………ああ。……こうも整えられて注目されると萎縮するな………」
「………手を握るか?」
「………お願いするよ、アンアンちゃん。………ん、ん。さて、先ほどの自己紹介でも話したが、改めて自己紹介を。私は雨神シロナ。年齢は多分15。中身で言うなら……35か、36の筈だ。」
「魔法は【鎮静化】で感情から身体機能までを文字通り鎮静化出来る。死なない限り殺人衝動とかも抑えれる筈なので、良ければ後程魔法で少し【鎮静化】させて欲しい。」
「………本題に入るが皆、気になっているだろう精神年齢についてだ。荒唐無稽な話かもしれないが、【魔法】が実在しているこの世界で
「………私は……いや。自分は、前世とも言えるそれの記憶と体験を持っている。成人男性として生きた記憶がある、いわゆる転生をした人間だ。見た目に合わない、成熟した精神と経験や技術を持っている。そんな一人の人間だ。」
「………正直、君たち少女の集まりに居ると肩身狭く感じるが………ああいや、これは関係無いな。まぁとにかく、大人の男性みたいな扱いだと多分接しやすくなると思う。性別の違いに関係して、生活上の注意点等も後で話し合わせてくれ。」
「………その……こんなところで良いだろうか?さっきから注目され過ぎて……ちょっと、その、なんだ。……辛い……。」
「………あ、ああ!シロナくん!自己紹介と説明ありがとう!………随分衝撃的だったが。……何か質問とかはあるかな?」
「……じゃあ、私から良いかしら?」
「………大丈夫だよ。えっと、………宝生マーゴちゃんで良いかな?」
「マーゴちゃん、で良いわよ?シロナちゃん。………まだ手を握っている、アンアンちゃんとの関係性は何かしら。」
「ん?あぁ。関係性………えっと、なんだ?………親戚のお子さん?」
「シロナ?」
「えっ何?」
「………。」
「………?」
「………………隣の家に住んでる。」
「そうだね?」
「毎朝家政婦みたいな事しに家に来る。」
「まぁそうだね?」
「………親公認でくる。」
「………?うん。不法侵入じゃないからね。」
「………」
「………?」
「………わがはいを甘やかしてくれるお兄さん。」
「………それがどしたの?」
「………」
「………………???」
『こういう感じだ。』
「どゆこと???」
「………へぇ………"そういう"感じなのね。」
「………なにがぁ?」
『あぁ。クソボケポンコツシロナだ。』
「………すっごいひどいね?泣くよ?」
「「「「「………」」」」」
「アンアンちゃんは、シロナちゃんが好きなのね。」
「いや、嫌われてたら困るよ???」
「こういうのは嫌だ。」
「えっ。」
「………【撫でろ】。」
「………???……いいけど………」ナデナデ
「………………♪」ムフー
「???」
「アンアンちゃんシロナちゃんのこと大好きだね~。」
「羞恥心ってものがねーのかしら?」
「仲良しさんですね!」
「………いや、仲良しってよりかは………」
「………………ままごと見に来た訳じゃねーんだけど?」
「なんと言うか………うん。」
「………………正しくない。」
「………ヒロちゃん?」
すんごい言われるね??泣くよ?本当に。
「手が止まってるぞ。」
「あ、ごめん。」ナデナデ
「………………こほん!二人とも、良いかな?」
「………あ、ごめんね。……えっと、アンアンちゃんかな?」
『うむ。』
「………書くの面倒だろうし、こっちで軽く話そうか?」
「………うん。」
「ん。じゃあ軽く。……この子は夏目アンアン。年齢15歳。魔法は【洗脳】。言葉にしたことをやらせたり出来る。………さっきアンアンちゃんが言ってた通り、隣の家に住んでる。ご両親とも仲は良好だけど、魔法の影響でトラブルがあったりもした。……だから、魔法が発動しないように喋らないようにしてる。」
「……っと。まぁ見ての通り自分もアンアンちゃんもあまり表に出たいタイプじゃないし、注目されるのは出来れば遠慮したい。……さっきの死人が出るとか、動かないと困るようなら動くし、何らかで相談や話がしたいとかなら全然大丈夫だから、気負わずに会話しに来てくれ。」
「………質問とか大丈夫かな。聞きたい事あったら今だよ?」
「「「「………はい!」」」」
「えっ。」
「………すごい上がるね?えっと………二階堂くん。」
「…ああ。……先ほども言っていたが彼女の魔法は【洗脳】。それは間違いないのか?」
「そうだね。」
『そうだ。』
「………なら、シロナ……さんは、何故洗脳を意に介さないのだろうか?何か条件でもあるのか?」
「あ、そうだ。説明してなかった。」
「………」ギュッ
「………。………えっと、さっきも言ったけど、私の魔法は【鎮静化】。色々鎮静化させてまぁ、落ち着かせたり出来るのはさっきの君も経験した通りだ。」ナデナデ
「………ああ。」
「で、この【鎮静化】なんだけど、【魔法】の効果も鎮静化出来るみたいでね。【洗脳】されても【鎮静化】するから影響無しで喋れるって感じかな。」
「………ん?つまり使われてもすぐに【魔法】を【鎮静化】していると?最初の【洗脳】が掛かった時は大丈夫なのか?」
「………えっと。実は………【鎮静化】を基本的に自分にずっとかけ続けていてね。途切れないようにしてる。酷い昏睡状態とか、意識不明の重体とかでもない限り寝てても途切れない筈だよ。………それで言うと、此処に来た時に【鎮静化】が途切れていたから、完全に昏睡状態だったと言うことでもあるね。」
「………それは………その。………そうする必要があったからか?」
「………いや。自分の意思で、彼女と会う前からそうしていた事だよ。……感情を抑えるのは割と役に立つからね。」
「………そうか。なら私は大丈夫だ。他の質問は……」
「はいはーい!」
「………元気だねぇ。……えっと、シェリーちゃんで良いかな?」
「はい!橘シェリーです!質問なのですが、隣の家、と言うことは、先ほど言っていた様に互いのご家族とも交流があったのですよね!」
「………あー……うん。お互いにじゃないけど、アンアンちゃんのご両親には良くして貰ったよ。」
「………?シロナさんのご両親は………」
「目の前で死んだよ。………と言うか、殺した。」
「「「「「「………!?」」」」」」
「………何度も言ったけど【鎮静化】の魔法は、感情や身体機能まで鎮静化出来る。それは加減を間違えれば人の生きたいという意思や、呼吸などの必要な機能まで止める物だ。………意図せずとも殺す事が出来る、とても怖い物だよ。」
「………っえ?」
「だから自分で実験したし、実際今はきちんと扱えている。………もしかしたら、自分の魔法で、私の様に人を害した子も居るかもしれないけど、その子について何か言う気は無い。……本人がどうするかだと思うからね。」
「………シ、ロナ?」
「………アンアンちゃん。だから、あの時君に声を掛けたんだ。窓から見えた君が泣いてたから。そして、君の【魔法】を知った時に、君を助けたいと思ったんだ。………それだけなんだよ。」
「………っ!………ごめ……なさっ……!」
「………あー……うん。今は大丈夫だからね。だから………泣かないで、ね。アンアンちゃんを甘やかすのは好きでやってることだし、ね。」
「………っ!」
「…あーもう………どうしたらいいかな……?」ナデナデ
「………………。」
「すみません。掘り起こしてしまいましたね!」
「…ん?あぁいや、大丈夫だよ。自分としては反省も後悔もすれども、過去の話だ。今は気にして無いよ。むしろごめんね。こんなに空気重くしちゃって。皆気を悪くしただろう?」
「「「「「「………………。」」」」」」
「………うん。ごめんね。………えっと、他の話はまた後に………あ、いやダメだわ。入浴とか色々言わなきゃ駄目だわ!」
「「「「「………あっ。」」」」」
「えっと………えっと………えっと?どうしようか。………とりあえず自分は特にこだわり無いからそっちの都合でいいよ!じゃ!」ズルズル
……アノ,ハナレテアンアンチャン。モップミタイニナルヨ?
イヤダ
イヤダ!?
ヘヤマデハヤクシロシロナ
トイウカオハナシシナイノ?オフロトカ
シロナトハイル
マジデイッテルノアンアンチャン!?
「「「「「「「………………。」」」」」」」
「………とりあえず時間を決めておこう。二人には後でどうなったかだけ伝えればいい筈だ。……レイア、引き続き進行を頼む。君が適任だろう。」
「………あ、ああ!では皆、まずお風呂の時間をルールを見ながら………………
………………とりあえず一つだけ。アンアンちゃん、前は流石に自分でお願い。自分の身体でもまだぎこちないのに人のとか普通にダメだからね???………いや、膨れないでよ………髪後で乾かしてあげるからさ………。
シロナ「あの後苦労したなぁ………全然アンアンちゃん離れなかったもんね?」
アンアン「風呂まで引き摺り込めたわがはいの勝ちだ。」ムフー
エマ、ヒロちゃん、なのちゃん「「「………え?」」」
シロナ「待って、誤解………では無いけど待って。」
アンアン「隅々まで洗って貰ったからな。」
ヒロちゃん「………隅々まで?」
シロナ「髪と背中を洗って流しただけだよ!………いや、駄目だわ。シロナ、逝っきまーす!!!」
エマ「待ってシロナちゃん!!今は【魔法】も無いよ!」
なのちゃん「………魔法の籠った武器は有るわね………?」
シロナ「逝ってきまーーーあぁあああ!?」ドンガラガッシャーン
アンアン「シロナーー!!!」
ヒロちゃん「シロナがこんなに抜けた人だとは思わなかったな………。」
エマ「いや、ヒロちゃん!観察してる場合じゃないよ!………シロナちゃーん!大丈夫ー!?」
なのちゃん「………私の背中に有るのに何で牢獄の方に行ったのかしら?」
お姉ちゃん「………………さあ?ドジなんじゃないかな?なのちゃんみたいに。」
なのちゃん「やめてお姉ちゃん。これでも頑張ってるの。」
お姉ちゃん「直すのそこかなぁ?」
ヒロちゃん「………いや、正しくないだろう?」
シロナ「……シテ………コロシテ………(泣)」
アンアン「大丈夫だ。ちゃんと真っ白で綺麗な肌だったぞ!」
エマ「いや、シロナちゃんにとどめ刺しちゃってるよ!?アンアンちゃん!?」
シロナ「………アンアンちゃんよりもちっさい女の子だもんね………私の身体………あはは………。」
アンアン「か、カッコ良かったぞ!シロナは!」
エマ「………今言っても伝わらないんじゃないかなぁ………。」