無職転生 異世界行ったら妄想を本気で再現する! 作:ぐちロイド
結局アニメでエリスは何時になったらルーデウス達に合流して出てくるんだよ!と思っている
昼間の過酷な筋トレと魔術訓練の余韻が、幼い体にずっしりと重く残る夜だった。
体内の魔力をすべて使い切って意図的に気絶するように眠るのが俺の日課だったが、今夜は水分を摂りすぎたせいか、深い眠りに落ちる直前に強い尿意を覚えて目が覚めてしまった。
(……くそっ、体が重い。筋トレの筋肉痛と魔力切れのダブルパンチは効くな……)
俺——アレン・グレイラットは、寝心地の良いベッドから小さな身体を這い出させた。静かに部屋のドアを開け、薄暗い廊下へと足を踏み出す。
トコトコと廊下を歩いていると、突き当たりにある両親(パウロとゼニス)の部屋のあたりから、微かな振動と音が耳に届いてきた。
きし、ギシギシ……、ギシ……。
木造の家特有の床やベッドが軋む音。そして、息を殺したような微かな甘い喘ぎ声。
(……今日もハッスルしてるなー)
俺はあきれ顔で心の中で呟いた。
前世で18歳の高校生だった記憶を持つ俺には、その音が何を意味しているかなど一目瞭然だ。パウロのあのバイタリティとゼニスの仲の良さを見るに、これは近いうちに弟か妹ができるに違いない。
(まあ、夫婦仲が良いのは結構なことだ。俺には関係ねぇがな……)
さっさと用を足そうとトイレに入り、無事にスッキリした俺は、再び足音を殺して自室へと戻ろうとした。
その帰り道——2階の廊下を歩いているときだった。
家庭教師としてやってきたエルフの美女、ニルシィ・ドラゴリューズの部屋のドアが、ほんの数センチだけ隙間を開けて開いていた。
暗い廊下に、部屋の中から温かなランプの明かりが漏れ出ている。
(ん……? ドアが閉まり切ってないのか?)
普段ならスルーして通り過ぎるところだった。だが、昼間のあの容赦なくもどこか魅力的な指導や、前世の男としてのほんの少しの野次馬根性、そして何より「深夜の漏れる明かり」という状況が、俺の興味本位を刺激してしまった。
音を立てずに近づき、俺はドアの隙間からそっと部屋の中を覗き込んだ。
「——っ、あん……っ……」
(……え?)
目に入ってきた光景に、俺の思考が一瞬フリーズした。
ベッドの上。ランプの柔らかな光に照らされていたのは、一枚の布すら纏っていない、完全に「裸」のニルシィの姿だった。
174cmの長身。白くしなやかな肌。豊かな曲線を描く腰つきと、その上で大きく揺れる豊満なFカップの胸元。
ニルシィは片手を己の太ももの間に伸ばし、シアン色のポニーテールを乱しながら、自らの指で激しく自慰行為の真っ最中だった。
「はっ……ぁく、ん……ッ! あ、ダメ……イク……っ!!」
ニルシィのシアン色の瞳が熱く潤み、背中が大きく反り返る。
ぐっと足先を丸め、彼女の体が大きく歓喜に震えた。
まさに今、絶頂(イキ)を迎えた瞬間だった。
(うおっ……マジかよ……!)
前世を含めても生で見るには刺激が強すぎる光景に、俺の心臓がドクンと大きく跳ね上がった。18歳としての理性が激しくアラートを鳴らす。
ニルシィはベッドの上で倒れ込み、豊かな胸を上下させながら、ハァハァと肩で激しく息を吐いていた。
(やばい、見てはいけないものを見てしまった……。体力が回復する前にさっさと部屋に戻ろう……)
冷や汗を流しながら、俺は音を立てずに静かに後ずさりし、自室へ逃げ帰ろうとした。
しかし——その時だった。
「——おい、アレン」
ピクッと俺の身体が硬直した。
おそるおそる視線を戻すと、ベッドの上で横たわっていたニルシィが、シアン色の瞳をギラりと光らせて、ぴったりとドアの隙間にいる俺と目を合わせていた。
完全にバレていた。
「なにそこでジロジロ見てんだよ?……取り合えず、入ってこいよ?」
ニルシィは制止するどころか、ニヤリと肉食獣のような笑みを浮かべ、手招きをしてきた。
(……詰んだ)
一瞬、全力で走って自室へ逃げる選択肢が脳裏をよぎった。だが、相手は元・上級冒険者のエルフだ。3歳児の今の脚力で逃げ切れるわけがない。下手に逃げて怒らせるよりも、素直に従った方が傷は浅くて済むかもしれない。
俺は覚悟を決め、迷った末に恐る恐る部屋のドアを押し開け、中へと入った。
カチャン。
背後で静かにドアを閉める。部屋の中には、彼女が先ほどまで発していた甘く濃厚な牝の匂いと熱気が充満していた。
「失礼するよ、ニルシィ……」
俺が警戒露わに立ち尽くしていると、ニルシィは隠す素振りすら見せず、素っ裸のままでベッドの上で体を起こした。
豊かなFカップのバストが重力に従って揺れ、ピンク色の先端がランプの光に照らされて露わになっている。
ニルシィはパンパン、と自分の隣のベッドのスペースをの手で叩いた。
「なに遠巻きに見てんだよ。ほら、ここに座れって」
「……はぁ」
俺は半ば諦め顔で近寄り、ベッドの端にちょこんと腰掛けた。
3歳の小さな身体のすぐ隣に、大人の女性の完璧で艶めかしい肢体が存在している。前世の記憶がある俺にとっては、精神的生殺し以外の何物でもない。
ニルシィは長い脚を投げ出し、肘をついて俺の顔を覗き込んできた。
「で? 師匠の大人の秘密を盗み聞き……いや、盗み見かい? 悪いガキだねぇ、アレン」
「違う。トイレに行こうとしたらドアが開いていて、明かりが漏れていたから気になっただけだ。……まさかあんな一人遊びの真っ最中だとは思わなかったよ」
俺は努めて冷静を装い、淡々と返答した。
するとニルシィは、くすくすと意地の悪い笑みを浮かべた。
「一人遊び、ねぇ? フフッ、まあ冒険者を長年やってるとさ、こういうストレス発散も必要なのよ。男と寝るのも悪かないが、気まぐれに自分でやった方が手っ取り早いしね。……なに? お前、もしかして『大人のエロい話』に興味津々だったりするのか?」
ニルシィはニヤニヤしながら、俺の顔にぐっと顔を近づけてきた。豊かな胸が眼前に迫り、甘い香水と体温の匂いが鼻腔をくすぐる。
「あのさ、男と女がベッドで何をするか知ってるか? さっきパウロとゼニスの部屋からも音が聞こえてただろ? ああやってね、男の硬くなったやつを女のあそこにズブッと——」
ニルシィは、3歳児相手とは思えないほどストレートで生々しいエロトークを、面白がりながら語り始めた。
だが、俺の中身は18歳のオタク男子だ。そんな子供だまし(?)の性的ドッキリや下ネタに、うろたえてやる筋合いはなかった。
俺は呆れたようにツリ目を細め、ニルシィの言葉を途中でバッサリと遮った。
「——ニルシィ。俺を子供だと思ってからかってるんだろうが、生憎だがその手の下ネタには乗らないぞ。大体、全裸のまま3歳児に性教育気取りでエロ話を語る家庭教師がどこにいる。警察……いや、領主の騎士団に通報されたら一発でアウトだぞ」
ジト目で冷ややかに言い放つ俺。
その、あまりにも落ち着き払った、そして的確すぎるツッコミを聞いた瞬間——。
ニルシィはピタリと動きを止めた。
「……」
数秒の沈黙。
次の瞬間、ニルシィのシアン色の瞳が面白そうに輝き、爆発的な笑いが部屋に響き渡った。
「ギャはははははっ!『騎士団に通報』だと!? ぶははっ! なんだよお前、マジで3歳かよ!? レスポンスが大人すぎるだろ!!」
長身を折り曲げて大爆笑するニルシィ。その拍子に豊満な胸がプルプルと激しく揺れる。
「くっそー、少しは赤くなってオロオロするかと思ったのに! 全然かわいくねぇな、このガキは!」
ニルシィは「このーっ!」と叫ぶと、笑いながら素早く腕を伸ばしてきた。
「うおっ!?」
逃げる間もなく、俺の小さな身体はニルシィの長くてしなやかな両腕によって抱き寄せられた。
ぎゅむっ!!
「ぐ……っ、んんっ!?」
俺の顔面は、ニルシィの柔らかく、圧倒的な弾力を誇る裸のFカップの胸の谷間へと完全に埋もれさせられた。
熱い。柔らかい。そして、あまりにも香ばしい女性の匂い。
前世の人生を含めても、これほど圧倒的な「肉の暴力」を顔面に受けたことなど一度もない。俺の顔全体が、ニルシィの豊満な二つの果実によって完全に包み込まれ、視界は真っ暗、息すら詰まりそうになる。
「ひー、最高! 生意気な弟子のお仕置きだ! ほーら、師匠のおっぱいをたっぷり味わいな!」
「んぐ……っ! ふっ……(息が……息ができない……っ!)」
俺は必死にニルシィの体に手を押し当てて抵抗しようとしたが、筋トレで疲弊した3歳児の腕力では、大人のエルフの抱擁力を振り払うことなど不可能だった。
顔の皮膚全体から伝わってくる、ニルシィの柔らかい肌の感触と、先ほどオナニーで高揚していた体温の温もり。前世の男としての理性がグラグラと揺らぎ、意識が飛びそうになる。
(やばい……物理的な窒息と、精神的なオーバーヒートで、本当に気絶する……!)
「ははっ、どうだアレン! 参ったか!」
ニルシィは満足そうに俺を胸に抱きしめ続け、俺の頭をワシワシと撫で回した。
しばらく胸の中で揉みくちゃにされた後、ニルシィがようやく腕の力を緩めてくれた。
「ふはっ……! げほっ、げほっ……!」
俺は必死に息を吸い込み、真っ赤になった顔を拭った。
「……殺す気か、ニルシィ」
喘ぎながら睨みつける俺に対し、ニルシィは満足げに八重歯を覗かせてニッと笑った。
「ふふん、生意気な口を叩くからだろ。まあ、夜中に人の部屋を覗いたお仕置きってことで許してやるよ」
ニルシィはようやくベッドのシーツを引っ張り上げ、その豊満な体を軽く隠すと、俺の額を指先でチョンと突いた。
「さあ、満足したら自分の部屋に帰りな。明日も朝からみっちり魔術と剣の訓練だろ?」
「……言われなくても帰るよ」
俺は重い体を起こし、ベッドから降りた。
ドアに向かって歩き出し、ノブに手をかけたところで、振り返らずに短く告げた。
「……明日の講義、楽しみにしてる」
ニルシィは一瞬驚いたように目を丸くしたが、すぐに嬉しそうな笑みを浮かべた。
「おう! 期待しときな、私の自慢の弟子殿!」
ニルシィの部屋を後にし、静かな廊下へと出た俺は、深く息を吐き出した。
顔はまだ熱く、心臓がうるさいほどに鼓動を打っている。
(……まったく、とんでもない家庭教師が来たもんだ)
自室へ戻り、ベッドへと滑り込む。
昼間の激しい筋トレによる肉体の疲労感、ニルシィとの魔術の試行錯誤、そして先ほどの予想外すぎるアクシデント。
様々な刺激が頭の中を駆け巡る中、俺の意識は急速に低下していった。
(だが……悪くない。この世界での毎日は、前世とは比べものにならないくらい退屈しない……)
我が術式『星焔の創世宮』の完成、そして更なる強さを求めて。
俺は今夜も、深い深い眠り(気絶)の中へと落ちていったのだった。