スパイダーマンになったが別にヒーローする気はないのでアメフトやったりハイスクール生活を漫喫しますが、MJとは絶対に付き合いません 作:ヘルメット助教授
練習試合の前日、チームメンバーは早めに帰宅を命じられ、各々が明日に向けての準備をしている
夕方、緊張の面持ちのベン叔父はノーマンさんの高級車でドナドナされて行った
これでノーマンさんは飲み会に出掛ける。その合間にハリーはラボに侵入してグリーンゴブリンの素を調査してくれるだろう
ただアメコミ的な展開なら誤ってハリーが原液を被り、悪逆非道なグリーンゴブリンになってノーマンさんは殺害されるだろう
そんなことだけは避けて欲しい
まぁ会社の今後を左右する程の代物だ。かなり厳重に守られているだろうから多分、大丈夫だろう
と言ったな、あれは嘘だ
か な り 心配です
「すまないピーター、非情に残念なんだが明日の練習試合は僕と父は予定が出来てしまったので見に行くことが出来なくなってしまった
会社の方で少し問題が発生したとしか言えない。詳しいことは勘弁して欲しい」
意外に楽しかったらしく、上機嫌なベン叔父が帰ってきて直ぐにハリーから電話があった
受話器の向こう、ノーマンさんが調べ物をしてる音と相当に焦った声もする
他にもスタッフらしき人間もいるみたいなので、展開的にオズボーンの2人は無事みたいだ
「分かったよハリー。詳しい事は聞かない
ただこれだけは言わせろ。MJと付き合わない限り俺とお前は親友だ。馬鹿力だけが取り得な俺でよければいつでも頼れよ
今度こそ本当に最後だ、明日の勝利と栄光を君に」
そう言って受話器を切ると気持ちを引き締める
新たなチームの旗揚げ記念日だ。絶対に負ける訳にはいかないぜ
俺達のチーム名は【バッドブラック】
対戦校のチーム名が純白を意味する【オールホワイト】なら、俺達は悪と黒だ
チーム色は黒がメインで唯一、右の肩だけが血の色に染められている
この肩を見れば誰もが恐れる位に高校フットボール界では恐怖のシンボルになってやろうと、チームの過半数をそう言って納得させた
色合いから、ブラッドサッカーも候補に上げたけど、フットボール違いのサッカーを彷彿とさせるので却下された
また、いっそのこと両肩を赤く染めようとする声もあったが、それだと敵味方判定がガバガバのポンコツEXAM戦士が大量に誕生するだけなので俺は断固拒否した
知らない人はゴメンね
尚、スーパーフラッシュは予選落ちである
そして当日の朝、控え室にて新品のプロテクターを着込み、各々が黒い戦士に変わっていく。ヘルメット横には小さく【オズコープ社】のマークが入ってた
プロテクターの一式は購入時にオズコープ社が半分を支払っているので、これは随分と控え目だなと俺は内心でハリーを笑っている
オールホワイトは俗に言う【お坊ちゃん高校】だ
有り余る金にものを言わせ、設備から人材まで高校生にしてはやり過ぎな程に何から何まで充実していた
練習試合なのにチーム専属のどちゃくそエロい女医がセクシーな看護婦を4人も連れて現れた時は、流石のフラッシュもドン引きである
あ、ついでにテレビとかで見る、大きな紙を破って選手達が登場するアレもやっていた
そして彼等を応援するチアリーダー達も粒揃いの美人ばかりで、未来のスーパーボウルを目指してますとオーラに現れてる
彼女らが選手1人1人にエールを送り、それに余裕の表情で応えるオールホワイトの面々
因みにこちらはチアリーダーはいない
クラブとして高校には確かに存在しているが、これまでウチのチームがあまりにも弱すぎた為、そして日にちが丸かぶりしたバスケの応援をすると早々と決定していた為だ
一応、選手の保護者は結構な数が来ている。レックスの家族だろうかオメガの隣には年配の夫婦の姿も見え、ウチの叔父夫婦も来てくれた
残りは暇を持て余した酔っぱらいやアメフトのオタク、全くよく分からない謎の人間だけ
カメラマンのエディはこっそりチアリーダーの写真を撮っている。たぶん後で大学の野郎共に売り付けるのだろう
うん、つまり。リア充ぜったい許すまじである
「やるぞぉてめぇら!アイツらを完膚なきまでにぶちのめす!
あの余裕たっぷりの坊ちゃん面を泥まみれにして、女共のハートを根刮ぎ奪うんだぁああ!」
「「「「うおおおおおぉぉぉぉお!!!」」」」
かつて無いほどにチームの士気は上がっていた
コイントスで此方が先攻になり、両チームが円陣を組んで作戦が伝わるとゲームが開始された
楕円形のボールがオフェンスラインからQBのレックスに渡るのを、俺はベンチから見ていた
チームのやる気は充分、これまで培った練習量も相当。しかし相手のオールホワイトは強かった
「じわじわ離されてる…くっ、見てるのも辛い」
トカマクが嘆くが、隣に立つコーチは顔色を変えてない
オールホワイトの防壁は厚く、6点のタッチダウンは狙えないとしてキックによる3点を狙うバッドブラック
対するオールホワイトは順当にメンバーを入れ替え、次々と体調万全な選手を投入しタッチダウンを狙い続けるので点差は開く一方
気付けば前半の残り5分。バッドブラックは12点に対してオールホワイトは42点まで差が開いてた
こつこつと繋いだキックによる地味な攻撃に心無い野次が飛ぶが、バッドブラックの面々の顔に諦めの色はない
弱気なトカマクも気付いている。過去に3点しかとれなかったチームが4倍の得点を重ね
反対にオールホワイトは去年、前半の終わりの時点で60点を超えていたことを
「チームは強くなってる。って事だよな」
「そうだトカマク。だがまだだ、ここまでに集めたデータで後半最初から一気に勝負を賭ける!
ピーター!後半からいけるな!?」
「待ちくたびれましたよ。本当に」
「フラッシュ!トッド、トカマク!
お前らもアップしとけ!」
「ぅおっしゃー!」
チームの頑張りもあって前半終了まで得点は許さなさなかった。望みを後半に託したのだろう
コーチはレックスを呼び、相手の動きを徹底的に分析し始める、残りのメンバーは後半に向けて体力回復に勤しむ
オールホワイトのチアリーダーがグランドに降り、派手な音楽によるパフォーマンスを披露するがフルシカトして入念に体を温めていた
後半がスタートする。ウチは後攻だ
背番号99を背負った俺は後方のディフェンス役、CB(コーナーバック)として混ざり、じっと獲物を見つめる毒蜘蛛のようにその時を待っていた
ホイッスルが唸り、オールホワイトのQBにボールが渡る
バッドブラックのディフェンスラインが敵QBを守る強固なオフェンスラインに摑みかかると同時に、俺はそれまで張り付いてた敵WR(レシーバー)を無視してディフェンスラインに突進
俺が来たのを確認したラインメンバーはそれまで突き破ろうとしていたその体を岩のように固め、その場で敵の衣類を掴んだまま一体化する
そして俺はその一際大きなメンバーの背中に両手を当てて飛ぶ。跳び箱で空中で一回転する技「展開(前方統率回転)」をし、敵QBの目の前に着地するとスパイダーマンの握力でボールをもぎ取った
抗おうとした敵QBは邪魔だと、そこで無惨にも弾き飛ばされている。ボールを保持してたから反則にはなってないぞ?
「駆けっこしようや。レディ…ゴー!」
俺は敵側のポールを目指して駆けに駆けた
敵RB(ランニングバック)が泡を食って止めようとするが、無駄である
俺の背番号は99。後ろには誰もいないからその番号なんだよ
ゴールの真ん中にタッチダウンを軽く決めると、辺りから大きな、とても大きな歓声が上がった
俺は観客席のベン叔父とメイ叔母さんを見つけ、大喜びしてる2人に指一本を掲げて見せた
この後、俺はタッチダウンを決める度に指の数を増やしていくと宣言する。そして有言実行の末にこの試合だけで両手の指で数えられない程になってしまう
バッドブラックのキッカーが追加点を決めて合計8点
俺はレックスからの鬼パスを受けてタッチダウン、守りではボールをブリッツ(奪う)するとタッチダウン、気が付けば後方からの得点は合計92、オールホワイトは後方は得点は無いので42のまま。ダブルスコアどころではない
攻めの時は練習通りにWRを担当し、パス受けからのタッチダウンを狙いまくる
守りの時は敵QBからのロングパスを防ぐFS(フリーセーフティ)に配置された。ここの主な役割はロングパスの阻止で、ディフェンスの最も深い位置を守り、相手レシーバーの長距離パスを潰すのと、チーム最後の砦が目的
俺の動きに慣れたフラッシュやトッドのCBが、敵WRの動きを執拗に妨げるので敵QBは中距離にすら投げれない。手短なRBにパスしてランで得点を狙おうにも俺とトカマクのコンビに完膚なきまでに潰される。しかも投げないとオフェンスラインの圧力に慣れたバッドブラックのディフェンスラインに突破されてボールをブリッツ(奪われる)されてしまう
こうなると、前半はアレだけ派手に騒いでた敵チアリーダーもすっかり意気消沈して沈黙していた
俺とバッドブラックのキッカーは得点を重ね続け、150点を超えた頃に後半終了のホイッスルが鳴った
「ぎゃはははははは!」
「ヒャッハァーー!!」
「ぶひゃひゃひゃひゃ!」
青い顔をして退場するオールホワイトのメンバーと、あまりの嬉しさに下卑た笑い声を上げ続けるバッドブラックのメンバー
罵る行為はコーチから厳禁されているので抑えているが、それにしてもである
タッチダウンの回数?20を超えてからは数えてない
「君、凄いね!名前はなんて言うの!?」
いきなり背後からオールホワイトのチアリーダーに声を掛けられ、振り向いて驚愕した
金髪の高身長の顔面偏差値は高水準で健康的に日焼けをした太股が眩しいポニーテール美人が立っていた。そしてそのバストは豊満であった
「バッドブラックの1年、ピーター・パーカー
スーパーボウルを目指す者だ」
「よろしくね、ピーター。私はアイラ、同じ1年生だよ
私ね、君のこと凄く気に入っちゃったから近々に君の高校に転校するね!ヨロシク!」
「ん?」
チアリーダーのアイラはそう言うと実に煌びやかな笑顔で去って行った
あ、風に乗って実に良い匂いが漂って来るとばい
「ピーター、お疲れ。後でコーチがチームの反省会をやるからシャワー浴びたら集まってくれ
ところでエディからのインタビューは受けたのか?
そろそろ主要メンバーは終わりそうだったぞ」
レックスが汗を拭きながらやって来たが、やっとインタビューが回ってきたか。エディだけでやってたら日が暮れちまうよ
「まだです。なので急いで受けてきます。」
「おう」
俺はオールホワイトのチアリーダー、アイラの事を直ぐに忘れたが。お前だけチアリーダーに声を掛けられたと嫉妬心を燃やしたフラッシュや2年にダル絡らみされ、興奮したエディのインタビューには長々と付き合わされ、遅れに遅れた反省会が終わる頃には試合以上に疲れ切ってた
ベン叔父の運転での帰路、俺は後部座席でドップリ眠りに落ち、メイ叔母さんは起こすのも気の毒だったらしい
夜、俺はハリーに勝利の報告をする
彼はまだ相当に忙しく、中々に参ってる気配だったが俺達チームの勝利をとても喜んでくれた
「ピーター、もしかしたらだけど…僕は高校を暫く休む事になるかもしれないが、僕が居なくてもレポートは大丈夫かい?」
「レポートは大丈夫だよ
だけど…かもって事はまだ望みはあるか?」
「そうだね、可能性はゼロじゃない
高校側にはもう事情説明は済んだけど、ピーターにはしっかり伝えておくよ
まだ普及されてない新薬に重大な欠点が発覚したんだけど、それを改善するのに僕が役に立てそうなんだ
父さんには伝えてないけど最近は生物学や機械工学の分野で、僕は会社内で比べても少しは優れていると自負している。それは君も肌で感じてるだろ?」
ハリーの言うモノはピーター(俺)が持つべきだった本来の生物学やら機械工学の知識と才能がハリーにそのまま移行したから、だと思う
もしくは俺が考えるのを辞めたから、ハリーの中に流れる高潔な犠牲心が刺激されたか?
どちらにしろ俺が原因なのは間違いない
「正直すまんかった」
「うん?どうして君が謝るんだ?」
なんでもないと誤魔化した後、俺達は少しだけ馬鹿話をして電話を切った
ハリー、随分と疲れた声だったな
母親が居ないからこそ父親の苦労を肩代わりし過ぎる所があるので、そこを邪悪なMJや自己中なMJやアメリカ女なMJにつけ込まれる前に野郎衆でサプライズを計画すっか
幸いにも試合の疲れを取るため、ここ暫くはクラブ活動は無い
メンバーにもだが、抑圧されたフラストレーションを悪い意味で発散されては困るのだよ
俺はチラリと隣人の家に意識を向ければ、相も変わらずそこは口喧嘩と家財が壊れる音で賑やかだ
グリーンゴブリンの薬をアレに飲ませたら、反面教師でゴブリンの方が大人しくなるかもな。と俺は嘲笑した
「ピーター、お客さんよ~」
翌日の昼、ベッドの上で筋肉痛に苦しんでいると来客が到来した
「今いくよ」
壁伝いに一階に降りれば、実に華やかな人物が居間で待っていた
「初めましてピーター・パーカー。私はオールホワイトの専門医だったDr.リクチルよ」
あぁ、あのどちゃくそエロい女医さんね
歳は30手前かな?知的な眼鏡美人ってのは良いもんだ
ウェーブの掛かった髪、しっかりとしたバスト
そしてその太股と尻は豊満でタイトスカートはパツパツであった
「よろしくDr。だったという件には追求しても?」
「構わないわ。私は今度、君の高校に赴任するから」
へぇ、こんな美人さんが別の高校に赴任する前に、ワザワザ俺の所に挨拶をねぇ
「メイ叔母さん、この人と話がしたいから部屋に行ってるね」
1階から自分の部屋のある2階まで上がり、Dr.リクチルを招き入れる
さて、これで本題に入れるんじゃないかな?
なにせ彼女の視線は常に俺に出会ってから分析をし続けている
理由は分かる。医者も学問の子、こんな化け物が目の前に居たら謎を解き明かしたくて仕方ないのだろう
「ところでDrはバッドブラックの専門医にでもなったら何をなされる?俺の解剖でもしますか?それとも俺のガキを自分の体で作って経過と成長を観察してみます?」
「それは同意を得られたと解釈しても良い?」
「ハッ!やめときなよ、美人の体に一生消えない痣が出来るだけだぜ」
「そう、まぁ良いわ。手段は幾らでもあるしね」
自己防衛には自信がある様子で、彼女は俺と握手を求めてきたが指の内側が見えないのが気になる
「結構ゴツイ指だね、まるで格闘技をしてる人間の指だ。どれちょいと拝見…おやおやおや
ねぇDr、この針はなにかな?」
普通の人間では視認できない極小の針が、彼女の指と指の間に隠されていた
「あら、これを見抜けるなんてやっぱり貴方は普通じゃない。俄然に興味が湧いて来たわ」
うげっ、ここにもマッドサイエンティストが居たか
「Dr、俺は事を荒立てるつもりは無いし、平穏に生きようとする高校生の思いを踏み躙るような真似は辞めてもらおう」
「パリーーン!この馬鹿娘がぁ!2度と俺のリモコンに触るな!あと言ってんだろ、俺のビールとヤクを同時に飲むんじゃねぇよ!」
「はぁ!?文句あんなら手前ぇでもう1台テレビ買えよ!この酔っ払うことしか出来ない真性のクソ野郎!そもそもアタシがこの宇宙で1番偉いのは世界の常識つってんだろうが!」
「……」
「あらあら、随分と穏やかな日常だこと」
コロス、MJ、オレ
「突然お邪魔したのと針の一件は謝るわ、ごめんなさい。但し、貴方のチームの専門医になるからには選手の体調管理をしっかり徹底していくから、血液検査とかレントゲンとかの協力を是非よろしくね。もし1人でも検査を受けない時は、可哀想だけどチームそのものが公式試合を欠場する羽目になっちゃうかも」
ブチ…。チーム全体を人質にとるような卑怯な物言いに、俺の中に潜む獣が一瞬で目覚めた
「ぐはっ!」
俺は人間がとても反応できない速度で間合いを詰め、女の華奢な首をギリギリと絞めながら片手で宙に持ち上げる
「分かったよ、リクチルさん。降参だ
協力はする、するけど集めたデータは俺にも開示するのと、何処にも公表しないこと、解剖は論外。今はそれで良いかな?
血液検査もDNA鑑定も好きにしな
でもね、裏切ったら例えお前が女でも全身ボコボコにしたあと手足を引き千切り、生きたまま豚の餌にしてやる(注意、スパイダーマンはアドレナリン次第でその握力は数百トンに上昇します)
これからも生きたければ俺を怒らすなよ。これは最終警告で次は無い」
俺は男女平等がモットーなんだ
どっかの大泥棒みたいに裏切り者が惚れた女だからと許すつもりは欠片もない
卑怯な女は俺の手を離そうと藻掻くが所詮は人の力、全く効果は見られてない
苦痛に顔を歪ませて全身で必死に悶える美人、そしてその命運を俺が完全に握っている構図、やばいなヴィランに目覚めそ
「分かったな?」
問いに卑怯女はガクガクと頷くと下層の叔母さんに気付かれぬよう、静かに卑怯女を床に降ろした
跪いてむせ返り、呼吸を整える卑怯女を見下ろす俺の視線は絶対零度だろう
「俺を恨むのは筋違いだぞ卑怯女。なにせチームを盾に煽ったのは他ならぬお前自身だからな
嫌ならこのままオールホワイトに戻って、盛りの付いたガキどもの健康管理やら性欲管理でもしてた方が平和だし玉の輿だと思うがね」
殺意を向けながら首を絞め、チームを人質にして首を絞められた間柄だ
今更セクハラの1つで怒るような女じゃない、身なりを整えると元の雰囲気に戻りやがった
「冗談、私は貴方の事を知りたい、その謎に包まれた身体を徹底的に調べたくてしょうがないのよ」
そうかいと俺は卑怯女と公約を交わすと直ぐに血液を採取させ、爪と髪の毛と口内の粘膜のサンプルを接種させると、まるで玩具を買って貰った子供のような笑顔でアイツは帰って行った
首を絞められたのも、最終警告をされたのもスッカリ忘れてるようだが、俺が冗談でDNAサンプルを渡したとでも?
「ピーター!やったよ!新薬の一件だけど何とか内々で解決できた!これでまた高校に通えそうだ!」
「そうかハリー、おめでとう
ところで…なんだか不自然に興奮してないか?俺の気のせいなら良いんだけど、いくら会社の危機を乗り切ったにしてはなんか変だぞ?」
「あ、いや。そんな事は…」
「ハリー、ノーマンさんに替わってくれ。今すぐに」
「うん…」
保留音が流れて少しするとハリーの父親であるノーマンさんがいつもの調子で電話に出て、俺は少し安堵する
「替わったよピーター、ノーマンだ。」
「お久しぶりですノーマンさん、先日は叔父とお付き合いして頂き本当にありがとうございました。叔父も大変喜んでおりましたので、またよろしくお願いします」
「此方こそ、とても楽しい時間だったさ
試合だけど色々とすまなかったね。遅ればせながらデビュー戦と初勝利おめでとう
会社のゴタゴタももう大丈夫だ。ハリーから聞いたらしいが何とか新薬の改善に成功したよ」
「そうですか、お疲れさまです
お二人を含めてスタッフの方々、みなさん御無事で何よりです」
「うん?スタッフ…?」
「あ~…これまでハリーと何度か電話してる最中に、後ろで忙しく会話する声や作業音が聞こえてたんですよ
すいませんが、もう一度ハリーに替わってもらえませんか?」
それまて会話に無かったスタッフという単語に引っ掛かりを与えてしまい内心で焦ったが、受話器の向こうから聞こえていたのは事実なので平然と受け答えすれば、ノーマンさんは成る程とハリーに替わってくれた
「ほらね、特に問題なかったろ?」
「ああ。変に疑って悪かったよ
そうだハリー、明日は暇か?
チームの奴等と祝勝会がてら、オズコープ社の存続を願って盛大に遊ぼうぜ」
「え?構わないけど…」
「よっしゃ、じゃあ決定!チームには話しとくから昼過ぎに時間作って俺の家に来いよ!」
「分かった
あ、ピーター。その…もしだけど、もしも僕が今までと少し変わっててもさ、君は僕と親友でいてくれるか?
ほんの少し、いや…少しじゃなくても、その…僕とこれまでと同じに接してくれる?」
「当たり前だ
ピーター・パーカー様にどんと任せろぃ!」
やはり何かあったのだろう
しかしそれは電話では聞かない
ハリーの口から直接聞きたいんだ
「ありがとう。明日は必ず行くよ」
短いですが、これで今回は終わりです
バストが豊満なチアリーダー。尻が豊満な女医
そして高校には害悪なる隣人が
はてさて、どうなりますことやら
感想を頂けますと筆にブーストが掛かります
そして、ハリー改造計画プランのアンケートをお答えください
その1。女体化。手術不要の性転換薬でオズコープ社はウハウハ(顔はそのままなのでノーマンにはバレてない予定。親友を続けるには大いなる力が云々…笑)
その2。ゴブリンの身体能力だけを手に入れたヒーローに変化。効果を極力薄めた健全なプロテイン開発で会社はウハウハ(グライダーを駆ってニューヨークの守護者をしながらオズコープ社の広告塔として活躍させる予定。但しハリーの身バレ防止にマスク着用なので、あの新聞社にはチクチク叩かれる予定)
その3。エルフ化。サラサラ艶々の髪と尖った耳、とんでもない美肌になる。ゴブリンって妖精みたいなもんでしょ?エルフも妖精だし、いけるいける。尚、美容液の開発でウハウハ(イケメンに更に磨きが掛かるだけだが、害悪なる隣人ゴリラ女と取り巻きが暴走するか、それともホストに嵌まるように喜んでた下僕になるか)
その4。少しずつショタ化。但し頭脳は変わらず。若返りの薬でウハウハ(ノーマンとピーターの親バカ炸裂。見た目は美少年、頭脳は天才科学者ハリー)
アンケート結果次第でハリーの運命が決まります
ありがとうございました!
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