登場人物
○○:高校3年生だった。剣道一家の息子。剣道部員。妖夢の弟子。
魂魄妖夢:白玉楼の庭師兼剣の指南役。何かに気付きかけている。
西行寺幽々子:白玉楼の主。妖夢と○○の関係を面白がっている。
八雲紫:スキマ妖怪 なにかを知っているらしい。
博麗霊夢:博麗の巫女。異変を感じているらしいが原因不明らしい。
さて今日は何をしようかなと。
剣技は既に妖夢と並ぶレベルまできたらしい。
スペルカードさえなければ勝てそうだった。
実際あと一歩というところでスペルカードを使われ思いっきり吹き飛んだ。
妖夢に咄嗟に出てしまったと謝られたが、
流石俺の剣の師匠。まだまだ奥が深い。なんて冗談をかましたら怒られた。なんで…
剣技に関しては教えることはもうないそうだ。
元々の技術がしっかりしている分、教えることがあまりなく、その剣技を磨くことが大事らしい。
で、始めに戻る。
要は修行分の時間、やることがないのである。
妖夢は妖夢で色々やることがあるらしく、手伝おうとしたら
「大丈夫です!」
と言われてしまった。
スペルカードの真似事でもして剣技の練習するか…
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言ってしまった。
あんなに大きな声で反応しなくても良かった。
折角手伝うと言ってくれたのに。
何だろう。とても顔が熱い。
病気だろうか。でも半人半霊の私は病気など…
ドゴーーーーーーーーーン
庭の方から凄い音がするけどきっと○○さんがバカやってるだけなので、
きっと大丈夫でしょう。
「ちょっと妖夢!あの子止めて!」
幽々子様に言われてしまった。なら止めざるを得ない。
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「やっちまったなぁ」
色々試した剣技の一つがこけた拍子に地面に当たり、庭の木を下から割った。
地面は特に何も起きていなかったが、木は真っ二つ。
大きな音でやって来た幽々子と妖夢は真っ二つの木を見て啞然としていた。
その後しっかり怒られ、真剣での剣技の練習を禁じられた。
~夜~
今日はお月見だそうだ。
幻想郷にもお月見の概念はあるらしい。
きれいな満月だ。
妖夢と幽々子も縁側で月を見ている。
時折、妖夢と目が合うが直ぐに目をそらされる。
この約3か月ここに住んで思ったこと。
俺はいつか帰らないといけない事。
そして俺はきっと妖夢が…
「よけなさい!」
幽々子が俺を突き飛ばした。
俺がいたところは大きく【切り裂かれて】いた。
手元に剣は…ない。
部屋に置いてきてしまった。
斬撃の出所を向く。
「は?なんでそこに…」
言い終わる前に俺の顔面は宙を浮いた。
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○○さんが襲われ、首が飛んだ。
その原因が視えない。
モヤのような霧のような、モザイクのような何かが。
私は剣を抜き、そこにある何かに剣を振るう。
だが、剣を振った先にはもう何も無かった。
私は…何も出来ませんでした。
幽々子様がいなければ初太刀で。
彼の首が飛んだあと、その復讐も。
彼に好きだと伝えることすら。
ただ、私は泣くことしか出来ませんでした。