目覚めたら潜在犯でした 作:赤いロロ雑巾
目が覚めたら、異様に身体が重たくなっていた。
この身体になって、最初に覚えた感覚は「それ」だった。
目が覚めた…というよりは、誰かに起こされたというのが正しかったらしい。
目の前を見ると、見たことのないような様式の机に、
異様なまでに回答箇所が多いマークシートが置かれていた。
「職業適性考査の前に居眠りとは…
本当に真面目に考えていますか?」
…意味がわからない。
そもそもそんな名前のテストの存在も知らない。
マークシート…と言って思いつくのはセンター試験くらいだ。
手元にある時計?のような何かも、
2108年、なんていうフザケた値を示してるし。
そんな状況で受けたテストが、マトモな結果になるわけがない。
判定結果は「無職とすら判定不能のため再テスト」。
しかも、その後すぐに自宅に駆けつけた誰かに
喋る銃?のような何かを向けられた。
鍵…後々振り返るとそんなものとっくに廃れてた。
「犯罪係数291。
執行モード、ノンリーサル・パラライザー…」
聞こえたのはそこまでだった。
強烈な痺れと共に、私の意識は刈り取られた。
目が覚めると、独房のような何かに放り込まれていた。
意識が刈り取られたと同時に、記憶のすり合わせ?
のようなものも行われたらしく、ある程度は思い出せる。
まず、私の名前は「
最初音で聞いた時には、どこのラーメン屋だ、と思ったが、
字を見た限りだと、どうやら違うらしい。
この肉体の生年月日は「2089年6月6日」。
身長165センチ、体重71キロ、血液型はA型。
…何だか妙な違和感を覚えたのは気のせいだろうか。
そして、この独房のある施設の名前は「潜在犯
壁の向こうには、毒ガスか何かを発生させる装置の起動ボタン?のようなものが見えた…ような気がした。
詳しく見ようとした瞬間、ガラスだったはずの壁は
他の壁面と同じように、真っ白に塗りつぶされてしまった。
記憶喪失、及び一般常識の欠落との診断を受けた私は、
次の日、カウンセリングついてにこの世界についての説明を受けることとなった。
どうやら、この世界は「シビュラシステム」というもので
徹底的に最適化?されているらしく、
一般市民の方々は、色んなものから解放されて、
それこそレールの上を歩くような感じで生きれるらしい。
だが、どんな世界にも必ず「例外」は発生する。
意識を失う前にも聞こえた「犯罪係数」。
その数値が100を超えると、そいつは潜在犯と認定され、
それこそ今の私のように、社会から隔離されるらしい。
ちなみに、仮にこの数値が300を超えてしまうと、
そいつは「更生の余地なし」と判断されてしまうらしい。
その場合は、さっきの喋る銃「ドミネーター」によって
即刻、死刑執行されてしまうらしい…
なお、私がさっき叩き出した数値は…福井…もとい291。
後ちょっと高かったら、既に私はこの世にいなかった。
…どれだけギリギリを生きているんだ。
ゾロ目の日に投稿しよう…と今朝思いついたネタを
大急ぎで投稿可能レベルまでマシマシしました。
主は原作アニメ1期のみ視聴済のニワカのため、
色々とおかしいところがあるかもしれませんが、
そこはご了承いただけると幸いです。