目覚めたら潜在犯でした   作:赤いロロ雑巾

6 / 8
執筆中BGM:「only my railgun」
…脳内で木山春生が「却下された!」って叫んでます


何となくほっとけないよ

わけのわからないもの(シビュラシステム)と長話をして疲れた私は、

とりあえず昼寝でもしよう、と思って横になった。

そしたら、また壁の一面がいきなり変化した。

 

今度は…どうやら普通の面会室みたいだ。

そこの中央にある椅子には…茶(・)髪(・)の(・)男(・)が座っていた。

『狂ったように勉強する問題児(ナマモノ)とか聞いてたが、

 たまには昼寝もするみてぇだな…

 少しは人間らしさも残ってて安心したぜ。』

…えーと?問題児(ナマモノ)?

そういう扱いを受けること自体は慣れてるけど…

私はただ、自(・)分(・)の(・)ベ(・)ー(・)ス(・)で(・)勉強してただけよ?

 

「…さっきまで禾生局長と話してて、

 久しぶりに喋ったので疲れただけです。

 少し寝たら…多分また勉強すると思いますよ?」

『あー、そりゃすまんかった。

 アレと話をしたとなりゃ、疲れて当然だ。

 横になったままで構わないから、

 俺と話をしてもらってもいいか?』

「まぁ…それなら…というか、

 そこまでするほど私って有名なんですか?」

『…最初にお前が点滴での栄養補給を申し出た際に

 対応した職員なんて、病院送りになったんだぞ?

 局長が興味を示さなかったら、

 お前は、それこそ死(・)ぬ(・)ま(・)で(・)眠らされてた。

 それくらい、お前はとびっきりの変人(ナマモノ)だ。

 そんなお前に興味を示さない人間、

 公安局(ここ)には恐らくいないと思うぞ。』

「それは…すみませんでした。

 ところで…あなたは一体どなたですか?」

『…あー、忘れてた。俺の名前は佐々山光留(ささやま みつる)。

 公安局刑事課一係で執行官をやってる。

 ところで、局長のことだが、お前はどう思った?

 俺、あのオバサンどうも苦手でさ…』

「あー、随分と暇そうな人(・)た(・)ち(・)でしたよ?

 この綺(・)麗(・)す(・)ぎ(・)て(・)暇(・)す(・)ぎ(・)る(・)世界の中で、

 たまには刺激が欲しいから、

 恐らく、私みたいなのに興味をもったんでしょう」

 

『…?なんか今変な言葉が聞こえた気がしたぞ?

 まぁいい。お前はこれからどうするつもりだ?』

「どうするも何も、今(・)ま(・)で(・)通(・)り(・)勉強するだけです。

 執行官…でしたか。社会で活躍してみるのも

 確かに憧れますが…私には無理そうなので」

『それでも…潜在犯の就職先なんて、

 ほぼ執行官くらいしかないぞ?

 それを拒否してまで可能性を探し続ける…

 一体お前は、いつまで学び続けるつもりだ?』

「いつかは…結果が出てくるはずです。

 それこそ、時間なら山ほどありますし。

 綺(・)麗(・)す(・)ぎ(・)て(・)暇(・)す(・)ぎ(・)る(・)社会に戻るくらいなら、

 公安局(ここ)で、何年でも粘ってみますよ」

『…一般社会は綺麗過ぎて暇すぎる、か。

 それは同感だし、戻りたくないのもわかる。

 …お前がここでやれることは、俺も思いつかねぇ。

 だが、何となくだが、無駄にはならないはずだ。

 …座敷童子を卒業する日を期待してるぜ。』

 

そう言った瞬間、壁はいつもの和室に戻った。

彼…何となくだけど、この先危(・)機(・)に(・)巻(・)き(・)込(・)ま(・)れ(・)る(・)。

彼を助けられるくらいの何かになれればいいけど…

一体、私は何を目指せばいいんだろう?




実は、執筆中の脳内BGMですが、
これでも、相当選んで載せてる方です。
本当は、もっと沢山の曲が流れてます…
正直、そこのネタが出てくる速度が
執筆速度に追いつかないレベルです…なんでやねん
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。