夢を見た、色んな人を救う仮面の戦士を、救われる人々は様々で男も女も若者も老人も皆が救われていく、そんな姿に何時しか僕もそんな風になりたいと思う様になった。
それはオラリオに来てからも変わらずその日も何時もの様にその戦士の戦いに喜んでいると不意にその戦士が此方を見た気がした。
『
「え?」
同時に僕は目を覚ました、数日前に借りた宿、軋むベッド、オラリオに来てからも変わらない朝、ただ1つだけ違う事があるとすれば僕の胸にあの夢の中の戦士と同じ襷掛けのベルトみたいな物が巻き付いていた事と机の上に小さな赤い球体が置いてある事だった。
それから女神ヘスティア様の眷族になって色々冒険をした、サポーターのリリを助けてヴェルフと専属契約を結んで、命さんと一緒に春姫さんを助けて、命がいくつあっても足りない様な事も経験したけど楽しかった、あの日までは。
2度目となる【隻眼の黒竜討伐作戦】、【ロキ・ファミリア】を始め元【フレイヤ・ファミリア】の幹部や多くの冒険者が導入されたその作戦は希望に満ち溢れていた。
【勇者】フィン・ディムナ
【猛者】オッタル
そして
「
Good Morning Rider ZZZ ZZZ ZZZ Impact
新たな英雄、仮面ライダーゼッツ ベル・クラネル。
多くの英雄達にオラリオは愚か世界中の人々が今度こそはと言う思いで彼らを送り出した。
数時間後、そこにはベル以外の冒険者の亡骸が転がっていた。
「何で、こんな事に…………」
『ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!』
勝利を誇示する様に隻眼の黒竜は咆哮を上げる。
「お前が…………お前のせいで!!ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
CATASTROM メェッツァメロ メェッツァメロ メェッツァメロ
ベルの何かが壊れると同時にドライバーに未知のカプセムが装填されベルは迷わずそのカプセムを使う。
Parbarize Rider ZZZ ZZZ ZZZ CATASTROM
「……………………お前を壊す」
隻眼の黒竜はベルを認識すると途轍もない火炎を吐いてくる。
それに対しベルは何の抵抗をするでもない全身を続け隻眼の黒竜の顔面に一発叩き込む。
左右の連打で隻眼の黒竜は脳を揺られ目を回している隙にベルはトリプルゼッツァーを取り出しインパクト・ストリーム・イナズマの順にカプセムを装填するとその銃口を隻眼の黒竜に向ける。
トリプルバスター!! ゼゼゼッツ ゼゼゼッツ ゼゼゼッツ
その攻撃により隻眼の黒竜は完全に消し飛ばされベルはトリプルゼッツァーを放り捨てる。
「リリ、ヴェルフ、春姫さん、アイズさん…………皆…………グッ!!グアアアアア!!」
不意にベルの体が崩壊を始めその場に膝を着く、更にその前の戦闘で受けたダメージも重なり致命傷に届いていた。
「ああ、僕、ここで死ぬのか…………神様、ごめんなさい」
「ハッ!!」
気が付くとベルはオラリオの宿で寝ていた。目を覚ますとそこには胸に巻き付けたゼッツドライバーと傍らにはあの時手に入れた謎のカプセムが置いてあった。