緊急神会により【戦争遊戯】のルールが決まった。
様式はベルが夢の中で見た通り【攻城戦】
【アポロン・ソーマ連合】が守りを務め対する【ヘスティア・ファミリア】は攻撃を行う。
3日の期限までにどちらかの団員を全て倒すか或いは大将を倒した方の勝ちとなる。
そして互いに賭けるのは【ヘスティア・ファミリア】の団員と【ソーマ・アポロン連合】の全て
この条件で両神が同意し【ガネーシャ・ファミリア】が舞台となる砦を用意した。
そして【戦争遊戯】当日
「あの、本当にベル様お一人で戦うのですか?これはリリのせいでもあります。だから…………」
「ありがとうリリ、でも、これは僕の我儘だ、リリを、そして神様を危険な目に合わせたくない、あの時みたいに、だから僕1人で戦うよ」
「分かりました、ご武運を」
リリルカがそう言うと同時に開始の銅鑼が鳴り響きベルはドライバーを巻いて【ソーマ・アポロン連合】が守る砦にゆっくりと歩いて行く。
ベルの姿が見えると同時に砦から魔法や矢が放たれるがベルは気にする事無くドライバーにカプセムを装填する。
(夢の中では狙われたのは僕だけだった、だけど今回はリリの願いも夢も踏み躙った、絶対に許さない)
CATASTROM メェッツァメロ メェッツァメロ メェッツァメロ
「…………変身」
Parbarize Rider ゼッツ ゼッツ ゼッツ CATASTROM
黒い靄の渦がベルを包み込むゼッツへと姿を変えていく、同時に矢と魔法が着弾し炎が煙を上げるがその向こうからゼッツが現れる。
しかしそのゼッツは筋肉が異様に盛り上がり傷一つ付くことなく悠然と歩いて来る。
「お前達を壊す」
無数の魔法を受けてそう宣言するベルに多くが震え上がり無茶苦茶に魔法や矢を放つがどれもベルに掠り傷すら与える事はない、やがて砦の壁に辿り着いたベルは右ストレートを放つと壁が崩壊する。
空いた穴から中に侵入すると剣や槍を持ったソーマの団員達が立っていた。
「こ、この化物めぇ!!」
「く、来るな!!近付くな化物!!」
相手はそう言って剣や槍を振るうがその全てが弾き返されベルが拳を振るう。
奇跡と言うべきか幸運と言うべきかその拳が誰かに当たる事は無かったが幸運だったのはそこまで、振り抜かれた拳の風圧によって殆どの者が吹き飛び壁に叩き付けられた。
これで完全に戦意喪失したソーマの団員は距離を取りそれを無視してベルは中に侵入していく。
中に侵入すると今度はアポロンの団員が邪魔してくるが全て一撃で叩きのめし部屋の最奥に辿り着く。
そこには顔を青くするザニスとヒュアキントス、そしてブツブツ呟きながら身を隠すカサンドラがいた。
「あ、あり得ない、150は居た筈だ!!それがこんな、まだ始まって1時間もしない内に…………」
「貴様…………何をしたこの化物め!!」
及び腰なゼニスとは対照的にヒュアキントスは波状剣を持ってベルに斬り掛かる。当然ベルの体は刃を弾き波状剣は半ばからポッキリ折れると次の瞬間、ヒュアキントスはベルの拳によりザニスの横を通り過ぎ壁にめり込んだ。
ヒュアキントスから目を離したザニスが次に見たのは自分を見つめるベルの姿だった。
「ヒッ!?ま、待て!!分かった、アーデは好きにして良い!!もうアイツを狙わない!!約束する!!そうだ!!神酒を飲ませてやる!!お前には無料で好きなだけ飲ませてやるぞ!!」
後退りながらザニスはベルに命乞いをするがベルは何も言わずザニスに歩み寄りながらメアトリガムを3度叩く。
「酒が飲みたきゃ、1人で溺れ死ぬまで飲んでろ」
ベルがそう言うと同時にベルの前に巨大なデュアルメアカプセムが現れベルの体が煙に変わるとデュアルメアカプセムに吸い込まれ吐き出される勢いでザニスに蹴りを放つ。
ザニスは凄まじい勢いで叩き付けられた事で気を失いその背後の壁が砕け空から光が差し込んで来た。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!私達が間違ってましたもう貴方には手を出しませんオラリオからも出ていきますだから殺さないで殺さないで殺さないで殺さないで殺さないで殺さないで殺さないで」
そんな光景を見ていたカサンドラは蹲りながらそう呟くがベルは何も言わず銅鑼の音と共にその場を後にした。