道角でぶつかったレフィーヤとベルは互いの顔を見合わせ思わず固まる。
「貴方は…………ゼッツさん!!」
レフィーヤは思わずと言った様子で立ち上がりベルは掴まれなかった手を引っ込める。
「お怪我が無い様で良かったです。それじゃあ僕はこれで」
「あ、あの!!」
その場から立ち去ろうとするベルを背後から呼び止められ思わず振り返る。
「その、【怪物祭】の時は助けて頂いてありがとうございました!!」
そう言って頭を下げるレフィーヤにベルはフッと笑いながら答える。
「いえ、出来る事をしただけなので」
(レフィーヤさん、夢の中では何と言うか…………結構ギスギスした関係だったと思うけど、アイズさんが関わらなければ普通に良い人なんだよなぁ〜)
「そ、それでも私は貴方に助けられた事に変わりありません、本当にありがとうございました」
「ならその気持ちは受け取っておきます」
ベルはそう言うと新たな本拠に戻った。
「やって来たぜ11階層!!」
暫くして、ヴェルフと事前に決めていた通りヴェルフのLvアップと【鍛冶】アビリティの獲得に協力する為にリリルカと3人でダンジョンに来ていた。
「本当に大丈夫なんですかベル様?ヴェルフ様の件は良いとしてアレも起こるんですよね?」
「その時は僕が助けるから大丈夫だよ」
そうして一行はダンジョンで狩りを行う。
どれほどの時間が経ったか、ある時別の冒険者グループが通路に向かって走って来るのが見える。
「ごめんなさい」
スレ違い様に相手の1人がそう言うと冒険者グループが走ってきた方からモンスターの群れが走って来る。
「【怪物進呈】です。リリ達は押し付けられました」
「冗談だろ!?」
「慌てないで下さい、此方にはベル様がいます」
「うん、僕に任せて、
ベルはそう言うとリカバリーに似た色のカプセムを取り出す。
BARRIER!! メツァメロ メツァメロ メツァメロ
「
Good Morning Rider ゼッツ ゼッツ ゼッツ!! BARRIER
ベルトを下からまくり上げる様にカプセムを回転させると両腕に盾の様な物が付いた緑色のゼッツが現れると再びカプセムを回転させる。
そんな音と共にリリルカとヴェルフの周りに半透明の緑の膜が現れる。
「2人共バリアから出ないで」
「分かりました」
リリルカがそう言うとベルは盾を模した両腕でモンスター達を殴り飛ばし次々と魔石に変えていく。
「すげえなベルの奴、まさかここまでとは…………」
「こんなのまだ序の口です」
そんなこんなでバリアで上手く戦闘していたのだがベルが吹き飛ばしたモンスターが運悪くダンジョンの罠を発動させてしまい3人はモンスター共々真っ逆さまに落下していく。
「どわああああああああああああああ!?」
「ベル様何とかして下さ〜い!!」
GRAVITY メツァメロ メツァメロ メツァメロ
Good Morning Rider ゼッツ ゼッツ ゼッツ!! GRAVITY
ベルは即座にグラビティカプセムを使い姿を変えると自身の周囲の重力を操作しゆっくりと下へ下降していった。