ゴライアスと同等の体躯になったベルは鎌の形になったブレイカムゼッツァーと巧みな技でゴライアスの力に対抗する。
鎌の攻撃でゴライアスは次々と傷付きボロボロになっていくが直ぐに傷が塞がりベルに向かっていく。
「自己再生!?クラネルさん1人では不味い!!」
その光景を見ていたリューはベルの援護に入ろうとするがリリルカがそれを止める。
「動かないで下さいエルフ様、ベル様の邪魔になります」
「何を言っている!!このままではクラネルさんが不利だ!!体格が同じになったと言っても再生能力があるゴライアスと無いクラネルさんでは差がある!!」
「その程度、ベル様の障害にもなりません」
そう言い切るリリルカにリューは押し退けてでも割って入ろうとするが次の瞬間轟音が響きゴライアスが吹き飛ぶ。
「丁度良いハンデだった、けどここまでだ」
ベルはそう言うとゴライアスに鎌を投げ付けゴライアスの腕に傷を付けると同時にトリガムを3度押す。
そんな音と共にベルの体が小さくなりゴライアスの傷口に侵入すると傷が塞がる、ゴライアスは体内に侵入した異物を取り除こうと藻掻くが既に塞がってしまった為どうすることもできない。
やがてゴライアスを内側から破壊する様な衝撃が襲いゴライアスは内側から弾ける。
「MISSION COMPLETE」
そう言うとベルは元のサイズに戻ると変身を解除しそこにヘスティア達が走ってくる。
「お〜い!!ベルく〜ん!!」
「ベル様〜!!」
「お前なんだよ!!あんなすげえ事出来たのか!?あの鎌見たいな武器もどっからか跳んできたよな!?どんな素材で作ってんだ!?」
「お、落ち着いて、取り敢えず帰ろう」
その後はブレイカムゼッツァーについて質問するヴェルフの質問をのらりくらりと躱しながら地上に戻る。
やがてオラリオに戻り本拠に辿り着くとヴェルフにもベルが見た夢の内容を教える事にする。
「成る程、つまりお前は夢で見た内容を実現させない為に色々動いてるって事か」
「信じるの?」
「まぁ普通なら信じないかも知れないがあんな物を見せられた後じゃあなぁ、正直それくらい何かしらの事情がある方が俺は自然だと思うぜ、しかしとなると次はアポロン…………はもうお前が伸しちまったんだよな、となると次の相手は」
「ええ、【イシュタル・ファミリア】サンジョウノ・春姫様の救出です。彼女の魔法は特別です。あらゆる面から見ても絶対に欲しい」
「それに、【イシュタル・ファミリア】は【闇派閥】の残党と繋がってる、そういう意味でも放っておく事は出来ない、だからヴェルフ、こんな事を教えた後で言うのは卑怯かも知れないけど、僕達と一緒に来て欲しい」
差し出されたベルの手を見てヴェルフはフッと笑うとその手をがっしりと握る。
「お前の秘密を教えてくれたんだ、それにお前と居れば俺は鍛冶師としての自分を高められるらしい、なら乗らない手はねぇよ」
「ありがとう、ヴェルフ」
翌日、ヴェルフは【ヘファイストス・ファミリア】を抜け【ヘスティア・ファミリア】に入団、その翌日には【タケミカヅチ・ファミリア】から命が【ヘスティア・ファミリア】に入る事になった。