ベル・クラネルは悪夢を繰り返したくない   作:寝心地

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CASE22 続く

フリュネを倒したベルはゆっくりと春姫に近付き彼女を縛る鎖を破壊する。

 

「ベル様……キャッ///」

 

春姫が破壊される鎖の後ベルを見るとベルは春姫をお姫様抱っこで抱え【イシュタル・ファミリア】の本拠から出ようとする。

 

「ま、待て!!許さんぞ春姫!!私は断じて許さん!!誰が貴様の面倒を見てやったと思っている!!この日の為に貴様を育ててきた!!その役目も全うせずに幸せに暮らすなど私は許さない!!今すぐ戻り役目を果たせ!!」

 

イシュタルが阿修羅の様に起こり春姫に怒りと憎しみの目を向ける。

 

春姫はそんなイシュタルに怯え思わずベルの腕に捕まる。

 

ベルはゆっくりと春姫を降ろしイシュタルに向かい合う。

 

「それでも春姫さんの人生は春姫さんの物だ、他の誰かが好きにして良い物じゃない」

 

「うるさいうるさい!!………………この手だけは使いたくなかったが、仕方ない」

 

イシュタルが狂った様な笑みを浮かべる。

 

すると突如地面が揺れその揺れが次第に大きくなって行く、そんな揺れが最大に達した時、地面にヒビが走り地面が割れ巨大な牛の怪物が姿を表した。

 

「ブモオオオオオオオオオオオオオ!!」

 

「ハハハ!!どうだ!!これこそ【天の雄牛】!!本来は【フレイヤ・ファミリア】に使う予定だったが、その前の試運転だ!!全てを轢き殺してやる!!やれ!!天の雄牛!!え?」

 

上機嫌に話していたイシュタルは変な声を上げる。【イシュタル・ファミリア】の本拠が天の雄牛の重量に耐えきれず崩れ落ちていく。ただでさえ重量のある天の雄牛がここに来るまで至る所を破壊し建物全体が弱くなっていた。

 

「うわっ」

 

「キャアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」

 

当然ベル達も同じ場所にいた為倒壊に巻き込まれ2人は落ちていくがベルは慌てずカプセムを入れ替える。

 

WING メツァメロ メツァメロ メツァメロ メツァメロ

 

Good Morning Rider ゼッツ ゼッツ ゼッツ WING

 

インパクトに良く似た姿に翼の様な物が展開し一気に加速すると春姫を捕まえ上空に舞い上がるとそのままゆっくりと着地する。

 

「お〜い!!ベル!!」

 

「ベル様〜!!」

 

ほぼ同時にリリルカとヴェルフ、そして【タケミカヅチ・ファミリア】の面々も現れる。

 

「な、何だあの化け物…………」

 

「どう見ても上層・中層のモンスターじゃありません。下層、下手したら深層のモンスターです」

 

「僕が何とかする。皆は春姫さんをお願い」

 

ベルはそう言うと空を飛び天の雄牛に向かっていく。

 

「でかくなったり小さくなったりバリア張ったり空飛んだり、もう何でもありだなアイツ」

 

ヴェルフの呟きにその場にいる全員が頷いた。

 

ベルは上空から暴れ回る天の雄牛が見下ろしていた。

 

(確か精霊がモンスターに取り込まれた姿だっけ?アイズさん達【ロキ・ファミリア】でも苦戦した相手、夢の中ではこんな所で出て来なかった、夢と変わり始めているのか?兎に角)

 

ベルはウイングカプセムを取り出しデュアルメアカプセムを装填する。

 

 CATASTROM メェッツァメロ メェッツァメロ メェッツァメロ

 

「これ以上好きにはさせない」

 

ベルはそう言うとメアトリガムを押し込んだ。

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