場所は代わりクノッソスの一角、そこでは主にレフィーヤとベートがデュオニュソスの最後の砦フィルヴィスが立っていた。
彼女はエルフでありながらその体に魔石を所持しておりその力も人外の物になっておりLv.6のベートを持ってして圧倒的な力に捻じ伏せられていた。
圧倒的実力を持つベートすらも歯が立たない存在に他の団員も恐れを成す中、ただ1人、フィルヴィスと親友だったレフィーヤだけは短剣と短杖を持ちフィルヴィスと向き合う。
そんな緊迫した空気の中、突如レフィーヤの後方の壁が吹き飛び両者は思わずそちらを見る。
土煙の向こうから現れたのはベルだった。
「ゼッツ…………さん?」
「ベル・クラネル、私とレフィーヤの神聖な戦いを穢すつもりか?…………いや、私はレフィーヤと戦うなど……しかしレフィーヤと私と同じにしてやらねば……いやいや、それは駄目だ、やはりここで殺すべき……」
ベルの登場にただでさえ情緒不安定だったフィルヴィスは更にブツブツと会話を続ける。
そんな中ベルはドライバーを巻き右手にデュアルメアカプセムを取り出す。
「僕のやることは変わらない、悪夢から覚めたあの時から、
CATASTROM メェッツァメロ メェッツァメロ メェッツァメロ
「…………変身」
Parbarize Rider ゼッツ ゼッツ ゼッツ CATASTROM
カタストロムに変身したベルはゆっくりと歩みを進めるとレフィーヤの隣を通り過ぎフィルヴィスの前に止まる。
互いに睨み合った後先に動きを見せたのはベル、ゆっくりと歩み寄る。
対するフィルヴィスは周囲から吸収した緑色の肉塊を操り物量でベルを押すがベルはそれを物ともせず前進しフィルヴィスに一撃入れる。
それに対しフィルヴィスも腕に肉塊を纏いベートを吹き飛ばした拳を繰り出すがベルは体が傾くだけで直ぐに反撃する。
互いに防御をしない筋力に任せた殴り合いにレフィーヤは涙を流す。
「もう、止めて…………2人共お願い…………」
方や憧れた誇り高い筈だった同族、方や自身と多くの仲間の命を救った命の恩人、そんな2人が互いに殺し合っている。
「2人共もう止めて!!」
「それは不可能だウィリディス、私は穢れた怪物だ、私を止めたいなら殺すしかない、そして私はお前も私と同じにしたい、2人でディオニュソス様の元で永遠に!!」
「………………………………」
フィルヴィスは狂気を孕んだ瞳と拳でベルをタコ殴りにする。
それに対するベルは全く動かず反撃もしない。
「ハッハッハッハッ!!先ほどまでの勢いはどうした!!もう疲れたか!?もうすぐだウィリディス!!コイツを殺した後直ぐに私が!!」
「ッ!!…………エルフは」
ベルはフィルヴィスの拳を受け止めその手を強く握る。
「エルフは誇り高く生きる存在だ、貴女もそうだったんだろう。だからそうやって苦しんでる。本当の貴女を取り戻せ!!」
ベルが叫んだ瞬間、デュアルメアカプセムが軋みを上げた