DIO様と花京院、シーザーがいちゃいちゃしてる。
ジョジョ達が増えてからしばらく経つが一人に戻る気配は一向にない。おれはジョセフの伝手を使い新しい家に移り、ジョジョその2達はSPW財団に世話になっているようだ。
一緒に住む、という選択肢はお互い最初から存在しない。ジョジョだけは若干惜しそうにはしていたが。
「だーかーら!なんでDIOなんかに近づくんだよ!そいつはいいやつじゃねーって!!」
「そんなクソ以下の野郎のどこがいいんだ、すぐに離れろ」
自宅にて、紅茶を飲みながら本を読み寛いでいるといきなり罵倒される。最近毎日繰り返される言葉だ。
花京院とシーザーがおれにべったりなせいでこうなるのだが、ジョセフその2たちもわざわざ追い掛けてこなければいいだろうに。そうすればおれと会う事もない。
そもそもおれのところに逃げてくるのは貴様らが無理矢理迫るからなのだが気づかないのだろうか。…気づいていないから毎日繰り返すのか。
ジョセフその2と承太郎その2にしてみれば目を覚まさせたい、との思いもあるのだろうが一朝一夕でどうにかなるならとっくにどうにかしている。まぁ、元の世界では二人とも死亡しているのだ、諦めきれんのだろう。
「ディオさん、この前とても美味いパスタを出す店を見つけたんです。三人で食べに行きませんか?」
「ああ、いいですね。ディオ、早速行かないか?」
そしてその2たちを完全に無視しておれにだけ話しかける花京院とシーザー。
二人はおれの両脇から離れないどころかひっついてくる。お前達にしてみれば安心するからいいだろうが非常に邪魔だ。
振り払わないおれもおれな気がするが。
「あーッ!もう我慢できねェ!」
ジョセフその2は限界を迎えたらしく力ずくで引き剥がそうとシーザーの肩を掴む。と同時にシーザーの裏拳と花京院のハイエロファントの拳により吹っ飛んで壁に激突した。
二人ともそれをチラリと見もせずおれにだけ笑顔を向けている。
ジョセフその2と承太郎その2にますます苛立たしげな視線を向けられるが貴様らの自業自得だ。知っている人物と同じ容姿をしていようが、完全に別人なのだと認めないのが悪い。
ちなみに、ジョセフと承太郎にはその2たちには絶対に近づくなと言っている。
人が住めなくなる程家を破壊した事は反省したようで今のところは従っているようだ。
さて、延々と負け犬の遠吠えを聞いているのも飽きてきた。少し遊んでみるのも悪くない。
本を閉じてテーブルに置きシーザーの方に体を向ける。花京院が背中にくっついてきたが、まぁいい。
「シーザー、食事に付き合ってやってもいい。その代わりお前にも付き合って貰うぞ?」
ソファの背もたれに片腕を乗せ、もう片方の手を使いシーザーの頬を撫でる。そのまま肌を伝い指先でゆるりと首を撫でると意味を理解したらしく目を開いて固まった。
中々に面白い反応をすると思いながら首を撫でていると、シーザーがほんのりと頬を赤くしてぎこちない動きで頷く。了解を得たのでシーザーの肩に手を置き首に口を近づけていくとジョセフその2が叫び声を上げながら部屋を出ていった。
背中から感じる花京院の可愛らしい嫉妬の視線と承太郎その2の殺人光線のような視線が愉快だったのでそのままシーザーの首に唇で触れ、マーキングとして淡い痕を残して顔を離す。シャツの襟から微妙に覗きそうないい位置につける事が出来た。
「もちろんお前にも付き合って貰うぞ。毎日毎日面倒事を持ち込む詫びと思えば安いものだろう?」
ガチガチに固まったシーザーから花京院へと体をむき直し、花京院の顎を掴んで自分の方を向かせる。目の前の男は当然とばかりに頷いて、おれがシーザーにしたようにおれの首へと唇を寄せてきた。
承太郎その2はこの一連のやり取りにぎりぎりと歯ぎしりをして乱暴な足取りで部屋を出て行く。
扉くらい閉めていけ、と思いながら花京院の背中を一撫でして立ち上がった。
「では行くとするか。お前たちの食事が先だ」
その後は普通に食事をし、二人から血を貰い満足な時間を過ごせた。男な分抜ける血の量も多く腹も満たされ気分もいい。
やはり輸血用よりも人体から直接吸った方が力になるな。
みんなDIO様に美味しくいただかれてしまえ!!