「あーあ……えっと……翼兄ちゃんあの祠壊しちゃったんダー」
「これは私達と一緒に遊ぶしかないね。翼お兄ちゃん」
「これおままごとですけど?? ってかレン君、君演技下手だね」
「俺は……奇跡の殺戮者だ……かかってこいよ三下ぁ」
「なんでダークなキャラだけ上手いんだよ」
KAITOから連絡が来たのでセカイに行ってみたらレンとリンがいた。可愛いね。翼の事をお兄ちゃんって呼んでくれるよ。咲希ちゃんと同じで可愛いね。おい待てつばさお兄ちゃん、妹はアタシだけだぞ。
「ってかKAITO! どこだ!?」
「うるさい……どうした貴様」
「あのさ、なんで君毎回俺の事貴様って言うの??」
「貴様は僕だから。貴様が『貴様』と星乃一歌に呼んでいるだろう? 呼ぶ覚悟があるやつは呼ばれる覚悟が無いとな」
「どこのギアスさんですか……ってそうじゃねぇや……なんでルカ姉様いないの!? 順番的にミク、レンリン、ルカ、メイコ、KAITOなら逆になれば次ルカ姉様じゃん!?」
「セカイが不具合起きてるんだろう多分」
「多分ってなんすか??」
「貴様の想いで出来たセカイなんだから貴様の感情でセカイの存在も変わる。僕が管理してる訳では無いからわかる訳ないだろ」
「な……なるほど……」
「「翼お兄ちゃん(兄ちゃん)」」
「なんだレン、リン、今KAITOと話を……」
「「俺(私)の事嫌い??」」
「ぐっ……!? い、いや……その……ごめん……嫌いじゃないよ」
「「良かったー!!」」
良心が削られた。レンやリンが悪い訳ないのだ。翼の心が汚いだけである。いや、汚いと言うかルカ信者なだけです。それがレンリンを傷つけやがった許さん。
「ねぇ翼お兄ちゃん、早く私達とおままごとの続きしようよ!」
「お、おう……お兄ちゃん祠壊しちゃったんだよ。どうしたらいいかなレン?」
「なら俺達と遊ぶしかないね!」
「私達ベイ持ってきたから遊ぼう!!」
「待って? このセカイにもあるのベイパレード……」
どの世界もどのセカイも共通の遊びであった。翼は前に一歌から貰ったペガサスのベイを……
「ああそうだ!? 俺一歌にキスされた!?」
「「「今更??」」」
「あら、良かったじゃない」
「メイコ先生!!」
「いつから私は先生になったのかしら?」
メイコさん、貴方は私の料理の先生です。そんな事よりこれどうしようと翼はみんなに伝えるが……
「多分俺達が生まれたのはそのせいかもね」
「レン、どういう事だ?」
「私達は翼お兄ちゃんの子供心みたいな……喜怒哀楽の喜から生まれた存在なのかも」
「よしちょっと整理しようか。推理の時間だ」
名探偵ツバキュアである。KAITOは普段の(???)翼の姿。メイコは趣味に没頭してる翼の姿。リンレンは一歌と過ごした時の幸福感を持った翼から生まれた姿という事だろうか? と翼は結論づけて伝えた。それに対して恐らくそうだと答えたのはKAITO。
「貴様が星乃一歌に接吻された事で幸福感がキャパを超えたのだろう。レンとリンが生まれたのは恐らくそれが理由だと思うぞ。現に僕は今嬉しさで悶えそうだ」
「貴方真顔なんですけど……というかそうなったらルカ姉様とミクはどんな姿なんだろうな……」
「きっと翼お兄ちゃんに羽が生えたら生まれるんじゃないかな!!」
「リン、俺は人間だぞ」
「翼兄ちゃんなら出来るよ!!」
「レン、無理だぞ?」
「貴様なら……きっと……」
「出来るはずねぇからなKAITOお前もそっち側かよ」
「でも私も翼ならって期待しちゃうわね」
「メイコ(MEIKO)常識人はボケないでくれません?」
「何よ(MEIKO)って」
「貴方元の名前それでしょ」
バーチャルシンガーからしても人間扱いされてない翼とはいったいどういう事なのか……流石に翼が突っ込んだ。
「俺が傷だらけになったら出るのかな……それは嫌なんだけど……」
「多分そこまでシリアスなセカイではないから大丈夫だろう……多分」
「マジで怖いから多分を2回言わないで!?」
「でも、おめでとう翼。あの子からキスなんて両想いでしょ? もう結ばれたようなものじゃない」
「うっ……うぅ……」
「翼お兄ちゃん顔真っ赤」
「一歌ぁぁああ!! 好きだあぁぁぁあ!!」
「「うるさい」」
「「可愛いね(わね)」」
バチャシンに引かれた……KAITOとレンは怒り、メイコとリンは微笑んだ。
☆
「好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好きー、好きー♪♪」
「一歌が壊れた……練習させ過ぎちゃったかな……」
「大丈夫だよしほちゃん。いっちゃんがお兄ちゃん……つばさお兄ちゃんにキスしただけだから」
「それはだけって言わないよね!?」
「は? ふざけてる……」
志歩と穂波は突っ込んだ。特に志歩はちょっと殺気出してる。一歌は有頂天……かと思われたが……
「はぁ……私、翼が私の事好きかどうかも分からないのにキスしちゃった……舌も入れちゃった……初めて奪っちゃった……気持ち悪いって言われたらどうしよう……もしかして私のいない所で口ゆすいでるかも……もしかしたらビッチって思われてる? それはちょっと凹む……いや、かなり死にたい……でも翼好き大好き」
「一歌情緒不安定過ぎない?」
「いっちゃん!? 怖いから急に病むのやめて!?」
「っていうか一歌ちゃん、許可無しでやっちゃったんだ……」
酷い自己嫌悪に陥った一歌だが、安心してほしい。翼は多幸福に包まれておりその日の夜、ようやく会えたね、嬉しいね、待ち遠しくて、足をバタバタしながら今日楽しみで寝れなかったよ(一歌も)……どういうことだ??? とにかく幸せだったよ。
「でも仕方ないじゃん! 翼に好きな人聞いたら凄く誤魔化されたんだから! もうやるしかないよね! 襲うぞー!!」
「もう一歌ちゃん襲ってない?」
「はぁ……翼にどんな顔で会えば良いんだろう……」
「お兄ちゃんならいつも通りに接してくれると思うけど……」
「一歌精神安定させて。というかこんな半端な覚悟で翼にキスしたとか……一歌見損ないそう」
「ゴフゥ……やめて志歩その言葉は私に効く」
「自業自得でしょ」
咲希の知っている翼は何をされても心で何かあっても冷静沈着なイメージなので多分心臓バクバクしながら普通に一歌に話しかけるのではないかと思った。なので、試しに一歌を自分の家に連れて行ったのだが……
「お兄ちゃんなんでルカさんの格好してるの!?」
「ルカ姉様いないの……ルカ姉様がいないのよ!!」
「翼……流石にその女装は……似合うね……」
「似合うの!? いや……言葉はアレでも、確かにちゃんと女装になってる……」
「クラスのみんなには内緒だよ☆」
「「それなんか違うキャラ!?」」
「ってかなんでここにいんの?」
「なんとなく連れて来たよ」
「なんとなく連れて来られたよ」
「飯食うならちょっと待ってろ。今準備する」
「「その格好でエプロンしないで!?」」
レンくんは俺、翼兄ちゃんと言います。リンは私、翼お兄ちゃんと言います。
リンと咲希の違いは名前をひらがなで呼ぶか呼ばないかです(翼お兄ちゃんかつばさお兄ちゃん)