〜虚弱田中に転生〜『原作知識チートがチートじゃない世界で【恐ろしすぎる大魔王・蝉原勇吾】と相対する話』 作:楓舞星
カワチから、なんとか集合する場所...売られる場所を聞き出した私はそこに向かった。
そこは、夜の公園であった。街灯には元気に蛾が寄っているのが見えた。
そうして、男の集団を見つけた。全員、『悪』に染まっている様に見える
「あ?なんだお前...」
私は凄まれ、トラウマが刺激されビクリとしながらも答える。
「カワチシラヌイです...」
恐怖に怯えている姿。それが良いように働いたのだろう。男はすぐに納得した。
「ああ!?お前がか。ならいい、要件は聞いてるな?とっとといくぞ」
ざわざわと、背中から五人の男がひたすらに何かをぶつぶつと呟いている。
気色の悪いこと、この上なかった。
______
そのとき、私はロープでぐるぐる巻きにされていた。とうとう、その時が来たのだ。
「あれ?いるのはアイツじゃないの?」
「な、なんですと!......お、恐らくアイツは逃げ出して、コイツを差し出しました!」
「私がもってこいと言ったのはアイツのはずだ。このクソ無能が」
「は、はっ!」
一連の挨拶が終わったらしい。その場の空気を握っている人物、ユズは私に目を向ける。
「んで、お前は一体なにをしにここに来た?まさか、アイツの代わり...なんて言わないだろう?」
「......そうだよ」
「ああ!?声が小さくて聞こえない!」
「っ!うえっ」
ムラハネはユズに腹を蹴られた。全力で蹴られた。それはみぞうちにクリーンヒットし、私は胃にあるものを全て吐き出した...まあ元より、食事なんて出来るほどリラックスもしてなかったから、出てきたのは胃液だけなんだけど...
「きったな。ほら、お前ら。さっさとやれ」
「ほ、本当にこんな上モノ、自由にして良いんですか?」
「いいぞ。私が許可する」
「「うっひょお!!」」
私はいみものにされた。人生一週目も含めて、初めてを奪われた。
_______
「......」
今の私は、一糸纏わぬ姿だ。中にはハードな事もあった。何人にマワされたのかも、今の私にはもう検討が付かなかった。それほどに、疲弊していた。
メガネも壊され、虚無の瞳で、私は天井を見つめる。
そんな時だった。
「お前さぁ...ムカつくんだよ。マジで身代わりにされてきたらしいじゃん」
「......ぇ?」
ああ、結局、こうなる事には変わりないのか。
私がユズの手をみると、そこにはアイスピックが握られていた。
「や...やめて...」
私が恐怖に打ち震えた声でそう言うと、彼女は嗜虐心に満ちた目で私をみた。
「やめてえええええええ!!!!!」
「やーめない♡」
彼女は容赦なく、わたしの片目をーーーアイスピックで抉り取った。
【初めて使ってくれたね。ボクのこと】