〜虚弱田中に転生〜『原作知識チートがチートじゃない世界で【恐ろしすぎる大魔王・蝉原勇吾】と相対する話』   作:楓舞星

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今日は一日4話投稿です


41話:とうとうファントムトークが解禁されてるぅぅぅ!!!

 

 彼がきた。場は混沌としだす。

 

 彼はバナナオレを片手に龍牙峰達に確かにそう言った。

 

「あ?なんか言ったか、そこのキモいカス」

 

 売り言葉に買い言葉か、アコがつっかかっていく。

 

 ふっ、そいつはこの世の主人公様だぜ!油断するなよアコよ!お前も一応ネームドだけど!

 

「俺も大概だが、お前らよりはマシだ。てか、お前らより下になったらおしまいだな」

 

「は、マジでウザいんだけど。なにあんた? だれ?」

 

「俺を知らない? 冗談だろ? 俺は『蝉原より有名になる男だ』と、全俺の中で、もっぱらの噂になっているほどの男だぜ」

 

「ぇ、何言ってんのこいつ、キモ……」

 

「俺が何を言っているのか分かったら、誰も苦労しねぇぜ。俺を含め、誰も、俺が何を言っているのか分からない。それが俺のファントムトークだ。どうだ、吐きそうだろう? 遠慮しなくていい。存分に吐いてくれ。なんなら、保健室に連れていってやってもかまわないぜ。運搬料100億万円ローンも可」

 

 

 ぎゃああ!!!とうとうファントムトークが解禁されてるぅぅぅ!!!

 

 ここまでセンと3回ぐらい会ってきて、一度も発せられてなかったファントムトークが!いま!発言されてるぅぅ!!!きゃっはああ!!!

 

 私は謎の興奮でワクワクしていると、彼は、センは言う。

 

「いいかクソ女ども。……俺は酒や食い物を頭からぶっかけられようが、つばを吐きかけられようが、たいていの事は嗤って殺してやる。……だがな!! どんな理由があろうと!! 俺の尊厳を傷つける奴は許さない!!」

 

 それに対して、龍牙峰は冷静に返す。

 

「あんたは尊厳を傷つけられる前から、こっちにケンカを売っていたと思うけど? あたしらは、輝木トト詠の話をしていただけで、あんたには何も言っていなかった。なのに、あんたは、あたしらを侮蔑した。それについての釈明は?」

 

「俺が言うところの『俺の尊厳』ってのは、『俺のルール』のことだ。俺はルールを遵守する。そんな俺のルールにお前らは抵触した。よって罰をあたえる。罪と罰。単純な話。これにはラスコーリニコフもニッコリ」

 

 流石暴君!発する言葉が違いまっせ!やったれやったれ!

 

「あんたの言う、あんたのルールって?」

 

 龍牙峰がその場をどうにか落ち着かせようとしてか、センの言うことを静観とした面持ちで聞く。

 

「俺に聞こえるところで、俺が不快になることを口にするな」

 

 ひゅうー!終わってるぅ!

 

「ずいぶんワガママな男だね。ちなみに、何がそんなに不快だった? こっちは『輝木が怖い』って話しかしていないけど? あんただって怖いだろ、あの殺人鬼」

 

「輝木はまったく怖くない。一番恐れるのは この怒りがやがて風化してしまわないかということだ」

 

 ...まあ、輝木が怖いのはよくわかる。私も初見だと普通に目ん玉飛び出るかと思うぐらい怖かった。

 

「……ちょっとマジの質問なんだけど……あんた、さっきから、何言ってんだ? もしかして、クスリやってる? 知り合いに、何人かハッパ決めてるやついるけど、あんたの言動、そいつらよりヤバいんだけど……」

 

「クスリやってたら、まともになっていると思うぜ。ほら、マイナスにマイナスをかけるとプラスになるだろ? あの方程式が適用されるはずだと俺は信じている。嘘だけどな」

 

「……」

 

「そんな悲しい顔するなよ、ベイベ。ただのファントムトークだ。ウンコと一緒。流せばしまいよ」

 

 あ、これサブタイトルコールだ。これに気づくなんて私ったらやるねぇ。

 

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