〜虚弱田中に転生〜『原作知識チートがチートじゃない世界で【恐ろしすぎる大魔王・蝉原勇吾】と相対する話』 作:楓舞星
そうして、センと龍牙峰、ギャルA(アコ)、ギャルBのラリーは続いて行くが...ギャルAがここで先制攻撃を仕掛ける!
「お前、マジでナニ?! そんなに、女子とおしゃべりしたかった?! まあ、あんたみたいなキモ男じゃ、まともな方法だと、誰も相手にしてくれないだろうからね! 絡むしかないか! この、ウザギモ微妙ヒョロガリが! 死ねよ!」
パン!という音とともにセンの顔面にギャルAのパンチが入る。
だが、センはピクリともしてない。
だが、私は知っている。ここ、ただ痩せ我慢しているだけである。
センは優雅にファントムトークを使い続けるが、最終的に、ギャルAはセンの胸ぐらを掴み上げた。
そうして、きた!
センは先ほどポケットに入れた彫刻刀を握りしめる。
彫刻刀...それはセンエース神話史上、最強の武器。
「さっき拳で抵抗すると言ったな。あれは嘘だ。本気で人間を殺そうと思ったら、拳じゃ無理だ。俺がサ〇ヤ人だったら、なんとか行けるんだが、悲しいことに俺は非力な地球人なんでね。本気で相手を殺すときは、ヒカリモノかハジキが必要だ」
などと、ふざけたことを口にするセンに、
華奢ギャルAは、かなりビビっている様子。
「ば、バカじゃないの。何、刃物出してんの。言っておくけど、この時点で、お前、もう、警察沙汰だから。警察呼んだら、もう、少年院行き決定なんだけど」
「おいおいおい、待ってくれよ、ねーちゃん。これは、命の奪い合いなんだろ? 警察だの少年院だの、そんな、ヌルいこと言ってくれんなよ、気圧が下がるぜ。さっきも言ったが、『殺す』って言葉は、決して、『脅しの道具』じゃない。そんなに安い言葉じゃないんだ。それを口にしたら……戦争だろうが」
ファントムトークを口にしているものの、センは一向に殺意を向けるのをやめなかった。
「てめぇらは、輝木に対して殺意を示した。俺に対しても、殺意を向けて、かつ、暴力を決め込んだ。じゃあ、ケジメをつけないとな」
「な、ナメんなよ、くそヒョロガリ! 刺せるもんなら、刺して――」
と、勢いで、そこまで叫んだ華奢ギャルAに、アンナが、
「下がれ、アコ。危ないから」
そう言い、ギャルA、アコを下がらせた。
...やっぱ、龍牙峰って面倒見よくねぇ?ちゃんと心配してくれてるんだよね。後輩とか、仲間にはしっかり、ちゃんと面倒見がいいタイプ...
私は龍牙峰の評価を見直した。『原作』で知っている事だったけど、やっぱり、実際見てみると感じるものがあるね。