〜虚弱田中に転生〜『原作知識チートがチートじゃない世界で【恐ろしすぎる大魔王・蝉原勇吾】と相対する話』   作:楓舞星

46 / 49
42話:彫刻刀...それはセンエース神話の最強の武器

そうして、センと龍牙峰、ギャルA(アコ)、ギャルBのラリーは続いて行くが...ギャルAがここで先制攻撃を仕掛ける!

 

「お前、マジでナニ?! そんなに、女子とおしゃべりしたかった?! まあ、あんたみたいなキモ男じゃ、まともな方法だと、誰も相手にしてくれないだろうからね! 絡むしかないか! この、ウザギモ微妙ヒョロガリが! 死ねよ!」

 

 パン!という音とともにセンの顔面にギャルAのパンチが入る。

 

 だが、センはピクリともしてない。

 

 だが、私は知っている。ここ、ただ痩せ我慢しているだけである。

 

 センは優雅にファントムトークを使い続けるが、最終的に、ギャルAはセンの胸ぐらを掴み上げた。

 

 そうして、きた!

 

 センは先ほどポケットに入れた彫刻刀を握りしめる。

 

 彫刻刀...それはセンエース神話史上、最強の武器。

 

「さっき拳で抵抗すると言ったな。あれは嘘だ。本気で人間を殺そうと思ったら、拳じゃ無理だ。俺がサ〇ヤ人だったら、なんとか行けるんだが、悲しいことに俺は非力な地球人なんでね。本気で相手を殺すときは、ヒカリモノかハジキが必要だ」

 

 などと、ふざけたことを口にするセンに、

 華奢ギャルAは、かなりビビっている様子。

 

「ば、バカじゃないの。何、刃物出してんの。言っておくけど、この時点で、お前、もう、警察沙汰だから。警察呼んだら、もう、少年院行き決定なんだけど」

 

「おいおいおい、待ってくれよ、ねーちゃん。これは、命の奪い合いなんだろ? 警察だの少年院だの、そんな、ヌルいこと言ってくれんなよ、気圧が下がるぜ。さっきも言ったが、『殺す』って言葉は、決して、『脅しの道具』じゃない。そんなに安い言葉じゃないんだ。それを口にしたら……戦争だろうが」

 

 ファントムトークを口にしているものの、センは一向に殺意を向けるのをやめなかった。

 

「てめぇらは、輝木に対して殺意を示した。俺に対しても、殺意を向けて、かつ、暴力を決め込んだ。じゃあ、ケジメをつけないとな」

 

「な、ナメんなよ、くそヒョロガリ! 刺せるもんなら、刺して――」

 

 と、勢いで、そこまで叫んだ華奢ギャルAに、アンナが、

 

「下がれ、アコ。危ないから」

 

 そう言い、ギャルA、アコを下がらせた。

 

 ...やっぱ、龍牙峰って面倒見よくねぇ?ちゃんと心配してくれてるんだよね。後輩とか、仲間にはしっかり、ちゃんと面倒見がいいタイプ...

 

 私は龍牙峰の評価を見直した。『原作』で知っている事だったけど、やっぱり、実際見てみると感じるものがあるね。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。