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シャルル・デュノア。確かに肩を貸せとは言った。そう。言った。だが、これは違う。
「なぁ、デュノ「シャルル」…シャルル」
「何かな?瑠璃?」
「確かに私は肩を貸せとは言った。だが、これはちがうよなぁ?!」
「何処が?」
今の状況を簡単に説明するならば。私はシャルルにお姫様抱っこをされている。しかも道の真ん中を歩きながら。
「恥ずかしいからおろせ!」
「駄目だよ。具合悪いんでしょ?」
見た目と違ってシャルルは結構ガッチリしてるらしく結構暴れてるにも関わらずフラフラしなかった。
暫く歩くと急に降ろされた。
「な、なんだよ」
ドン!
「ひうっ!」
降ろされたと思ったら壁ドンされた。ななな何を言っているかわからないと思うが私も何をされたか頭で理解するのに時間がかかった。
「可愛いよ、瑠璃。」
それにおいうちをかける様に顔を近づけてくる。
唇が重なるか重ならないか微妙な所までくるが…
「保健室に着いたからもう大丈夫だよね?僕はこれから授業に行かなきゃいけないからそれじゃあ」
そのまま瞬時に離れて颯爽と去って行く。
「な、なんだったんだよ」
その場にへたり込んでしまう。軽く腰が抜けてしまってるようだ。
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「あぶないあぶない。本当我慢できなかった」
僕は授業中のため人通りのない廊下を先ほどの失態を反省しながら歩いてる。
流石に初日の会って数分ではやり過ぎたかもしれない。
でも、まんざらでもなさそうだったな。
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「霧島先生、頭痛いから寝る」
「またお前か。サボるのもいいが織斑先生から小言を言われるのは私なんだたまには真面目にやれ」
そう、私はこうしてちょくちょく授業をサボりに保健室にくる。
この保健室の主の霧島先生は旦那も居て娘もいるらしいこの学園では珍しい勝ち組なのだ。
今回は本当に頭痛かったから仕方ない。別にシャルルが関わってくるなんてことはない。…多分、おそらく
「それより、霧島先生はあいつどう思う?」
「あいつって織斑先生の弟さんの一夏君の事?彼もてるわよねー」
「ちげーよ。今日転校してきたシャルル・デュノアの方だよ」
「あの子も織斑君とは違った雰囲気でキリッとした織斑君とふわっとしたシャルル君二人ともかなりいいと思うわよ?しかもISに乗れる男子だから貴重よ?誰もが彼らのお嫁さんになるのを夢に見るんじゃないかしら?」
あいつらのお嫁さんねぇ。箒や鈴、セシリアじゃあるまいし私はそんなこと微塵も思ってないけどなぁ。
「もしかして、わざわざ瑠璃ちゃんからそんな話を振ってくるってことはシャルル君の事が好きなのかな?」
「な、ばっかじゃねぇの?!」
「ふふふ、素直じゃないのはよくないわよ?」
「うっさい!」
そのまま私は勢いよく仕切りのカーテンを勢いよく締める。
そして自分の頬に手を当てると熱くなってるのがわかる。もしかしなくても紅潮してるのだろう。
会って数分の男にときめくほど私はビッチに落ちた覚えはない。
しかも死ぬ前は男だったのだ。男にときめくなど…ええい!ねる!
そのまま訪れてきた睡魔に意識を暫く預ける事にした。
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「お、起きたか。今日は珍しく寝てるんだな」
目を覚ますと一夏が迎えに来ていた。
「んだよ。うっせーな。俺がいつもコソコソここでブレイブルーやってるだけだと思うなよ?たまには頭痛だって起きるんだよ」
「はっはっはなんだよ。女の子のヒギィッ!」
一夏が最後まで言葉を紡ぐ事は叶わなかった。いや、悲鳴を含めたら最後まで言ってしまってるがまぁ、気にするな。
今一夏は股間を抑えて悶えている。私が何をしたのかは言うまでもあるまい?
「一夏、貴様もはや我の忠告を忘れたわけではあるまいな?女性に対してその様な言動は謹めと言った筈だが?」
我は王の財宝を幾分か展開して一夏を脅す。
「わ、わかった俺が悪かったから。なっ?危ないからそれをしまえ。ほ、ほらもう昼休みだし一緒にメシでも食いに行こうぜ?なっ?」
「瑠璃、お昼ご飯食べに…どうしたの?一夏?」
一夏が猛反省して、土下座一歩手前の所にシャルルがくる。
「ふん、シャルル昼の誘いか?実に良い心がけだ。それでは行くぞ」
「え?あ、待ってよ!」
惚けてる一夏を尻目にズカズカと私は突き進む。その後ろからシャルルが追いかけてくる。
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食堂では転校初日のシャルルと相席している私に視線が嫌と言うほど集まってくる。
いや、むしろ集まってるのはシャルルの行為に対してだろう。
ちなみに私の昼ごはんはシーフードサラダとパンそしてコーンポタージュだ。
私は赤ん坊では無いので勿論一人で食べられるのだが
「はい、瑠璃あーん」
「…ん」
こやつは恥ずかしげもなく白昼堂々とこんな事をやってのける。それ故に人の視線が集まるのだ。このほぼ女子校なだけな空間ではな。
「なぁ、シャルル恥ずかしくないのか?」
「ん?なにが?はい、あーん」
「…ん、私とお前は別に男女の仲ではないよな?」
「まぁ、そうだね。」
さも当然の様に恋人同士がやるような行為をこの男はやってのける。
「それなのに何故この様なことをするんだ?」
そう言って私はコーヒーを口に含む。
「え?だって僕は瑠璃の事を一目見たときから愛してるんだもん。」
「「「「「「「え?!」」」」」」
この一言で食堂にいる女子生徒は固まる。
「ブッフォオオ!おおおおお、お前は何を言っているんだ!」
盛大に吹いた、それはもう盛大にな。
「?何か変な事言ったかな?」
「知らん!」
そう言って私は逃げる様に食堂を後にした。
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ふふふ、瑠璃は可愛いなぁ。
嫌って訳では無いみたいだね。もっと積極的に行ってみようかなぁ。
僕しか見ない瑠璃
僕しか見えない瑠璃
僕としか話さない瑠璃
僕としか話せない瑠璃
僕の声のみを聞く瑠璃
僕以外の声は聞こえない瑠璃
あぁ、瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃瑠璃
僕はこんなにも君を愛しているんだ。君も僕の愛に気がついてくれ。
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