TS憑依転生強化さやかちゃん 作:愛しのマルゲリータ
聖剣さやカリバーの力でなぎさを魔法少女に戻し、マミさんの死亡フラグを回避した俺は、その後困惑気味に現れたほむらとの話し合いに臨んだ。
話し合いの場所としてマミさんの家を借り、そこでほむらに聖剣さやカリバーの力の源――マジカル重曹の説明をした。
その結果……
「ぐすっ……ひっぐ……」
今、目の前ではまどかが大粒の涙を流している。
どうしてこうなったかというと、マジカル重曹によるソウルジェム洗浄体験を終えたほむらが、その後態度を急変させて色々とぶっちゃけたのが原因だ。
ワルプルギスの夜のこと、まどかを絶望の運命から救うために時間遡行を繰り返していることも全部。ほむらは俺たちに抱えていた秘密を明かしてくれた。
とんでもない急展開である。
「……というわけで、私に力を貸してください」
すべてを語り終えたほむらは、そう言ってぺこりと頭を下げる。
「ごめんなさい……暁美さん。私、何も知らずにあなたに酷いことばかり言って……」
ほむらの話が終わると、まず最初にマミさんが申し訳なそうに謝罪した。
これまでほむらとバッドコミュニケーションを続けていたマミさんは、ほむらに対して結構酷いことも言っていた。そのことを申し訳なく思ったのだろう。
「いじめられっ子の発想ね」発言とかは流石に言いすぎじゃね……とアニメ見ていて俺も思った。
「……私も、謝らせてください。マミ……さんに一方的に失望して、理不尽な敵意を向けてしまって」
顔を上げたほむらは、憑き物が落ちたように柔和な笑みを浮かべていた。
そしてほむらは謝罪を受け入れ、自らもマミさんに謝る。
「巴マミ」と呼び捨てではなく、「マミ……さん」とぎこちなくもそう呼んだほむらの姿に、なんか、こう……とにかく俺は目頭が熱くなった。
「ほむらちゃん゙ん゙」
続いて、まどかがほむらの華奢な体をぎゅっと抱きしめる。
「きゃっ……大丈夫、私は大丈夫よまどか」
ほむらは少し戸惑いつつも、泣き続けているまどかをどうにか慰めようと抱き寄せて、彼女の背を優しく撫でていた。
「だから、もう泣かないで」
あ~、すっごく尊い光景。
暫く俺は、部屋の隅から二人を見守る観葉植物モードになった。
「話を戻しましょう」
無事、まどかも落ち着いたことで対ワルプルギスの夜作戦会議が始まった。
「何かワルプルギスの夜を倒す良い案はない? 美樹さやか」
肌が艶々になっているほむらから意見を求められ、俺は観葉植物モードを解除して思案する。
史上最強の魔女・ワルプルギスの夜。
二週間後に見滝原へと襲来するその魔女の正体は、かつてすべての魔法少女の救済を願い、しかし救済に失敗した一人の少女の成れの果て。彼女こそが魔女という存在の生みの親であり、魔女になれなかった数多の名も無き呪いの集積。自らの名も、そしてかつて願った祈りさえも忘れてただひたすら世界を彷徨う彼女の相手は、並みの魔法少女では務まらない。
実際、幾度となくほむらもワルプルギスの夜に挑み敗北している。
ワルプルギスの夜に確実に勝てるのは、それこそほむらのループの影響で力を得た上で魔法少女になったまどかぐらいだろう。
だが、この世界では違う。
最強の魔法少女になることを願ったこの俺がいるし、最強アイテムマジカル重曹もある。
「うーん、給水車にマジカル重曹水を満載してワルプルギスの夜にぶつける……とか?」
とりあえず、パッと思いついた作戦を提案してみる。
「なるほど……わかったわ。給水車と重曹は私が調達しておくから、マジカル重曹の方をお願いしてもいいかしら」
「了解! 二週間で作れるだけ、マジカル重曹作っておくよ」
あっさりとこの作戦が採用された。
やはりマジカル重曹。マジカル重曹がすべてを解決してくれるという熱い期待感があった。
♪♪♪♪♪♪♪♪
翌日から、俺たちはワルプルギスの夜を倒す準備を始めた。
まず最初に、給水車や大量の重曹を隠すのに必要な拠点を確保した。
拠点に選んだのは、窃盗団から奪った盗難車の解体場。
ちなみに解体場にいた窃盗団のメンバーはマジカル金属バットで殴ったら全員記憶喪失になった。彼らはこれから善良な一般市民として、Re:ゼロから始める日常生活を送ることになるだろう。
この拠点に、ほむらが仕入れてきた「見滝原市」「風見野市」「神浜市」……などと近隣自治体の名前がでかでかと書かれている給水車や山積みにされた工業用重曹袋を運び込んでいく。
あとは、ただひたすら工業用重曹袋に回復魔法を込め続ける単純作業をするだけ。
今日は土曜日だったので、朝早くから作業を開始し、日が暮れた頃にようやく現在拠点にある重曹すべてに回復魔法を込め終わった。こうして無事大仕事をやり終えた俺であったが、
「ここか」
拠点からの帰路の途中。ソウルジェムに反応があった。
導かれるままに狭い路地裏へと一歩足を踏み入れると、瞬く間に結界内へと取り込まれてしまう。
「お、この感じは魔女じゃなくて使い魔だな」
マミさんとの特訓のおかげで俺の感知能力も少しは向上した。
おかげでこの結界の主が魔女ではなく、魔女になりかけている使い魔のものだと気づくことができた。
『!?』
だがこの結界の主である使い魔は、俺が結界内に侵入した瞬間、すたこらさっさと逃げ出しやがった。
どうもこの使い魔、魔女になるまで魔法少女と戦うつもりはないらしい。
まあ、逃がすつもりはないが。
「実はさ、聖剣さやカリバーって伸びるんだよね」
俺は剣を召喚し、剣身にマジカル重曹を振りかけてからその切っ先を逃亡する使い魔へと向ける。
「どれくらい伸びると思う?」
使い魔へと照準を合わせた剣は眩く輝き、
「(たぶん)十三キロや」
ビームが放たれたと錯覚するほどの速さで剣身が伸び、使い魔の胴を刺し貫いた。
剣で串刺しにされた使い魔が醜い断末魔を上げて消滅する。
ぶっちゃけ、実際に試したことないからどれくらい伸びるかは知らん。適当に言ってみただけである。
「ちょっとちょっと、何やってんのさあんた!」
結界が消滅した直後。突然背後から声をかけられた。
振り返ると、長い赤髪をポニーテールにしてまとめている少女が槍を構えて立っていた。
原作知識でこの少女のことを俺は知っている。
彼女の名前は佐倉杏子。同じ魔法少女であり、かつてマミさんに師事していた俺の姉弟子にあたる人物だ。
今はマミさんと喧嘩別れして、お隣の風見野市を縄張りに活動しているはずだ。
原作ではマミさんが
でも、俺が死亡フラグを粉砕したことでマミさんは今も普通に生きている。
なのに、なんで来たのん?
「あんたがさっき倒したの、魔女じゃなくて使い魔だよ。グリーフシード持ってるわけないじゃん」
杏子が少し呆れたように諭してくる。
倒してもグリーフシードを落とさず、されど成長したらグリーフシードを落とす魔女になるかもしれないのが成長中の使い魔という存在だ。ゆえに使い魔は、魔女に育つまで倒さずに泳がせておくメリットの方が多い。
実際、魔法少女にとって、グリーフシードの確保は死活問題だ。
もちろん、一般人への被害を未然に防ぐのが目的なら、使い魔も積極的に狩るべきだろう。だが、利己主義的な魔法少女である杏子にそんな殊勝な心掛けなどあるはずもなく。
「あと四、五人ばかり食えば魔女になったのにさあ……あんた、卵産む前の鶏締めてどうすんのさ」
「いや、別にグリーフシードとかいらんし」
なお、俺にとって使い魔はストレス発散のためのサンドバッグにすぎない。
だってマジカル重曹があるし。
グリーフシードなくても穢れ浄化できるし。
使い魔の成長を待ってから魔女を魔法少女に戻すのもありっちゃありだけど、今は新しく戻った魔法少女の面倒を見れる余裕もない。なぎさはマミさんに預けることができたけど、これ以上マミさんに経済的負担かけるのは流石に申し訳ない。
……不良や暴走族から戦利品巻き上げる以外の金策考えないとな。いっそ、魔法少女相手にマジカル重曹密売ビジネスでも始めてみようかな。
「はあ? もしかしてあんた、やれ人助けだの、やれ正義だの、そんなおちゃらけた理由でさっきの使い魔倒したわけ?」
杏子は俺の答えがお気に召さなかったらしい。
不愉快そうに槍を構え、こちらを鋭い目付きで睨みつけてくる。
まあ、他人のために魔法を使わないと心に決めている杏子からしてみれば、俺の答えにムカついてもおかしくないか。
どうしよう。マジカル重曹の説明して誤解を解くか?
いや、でもいきなり「重曹で穢れ落とせますよ~」なんて説明しても、杏子には鼻で笑われそうだし……。
よし。
ここはバトって友情を深めるところから始めよう
信頼関係大事。
確か、原作のさやかと杏子も最初はバトってそれから仲良くなってたし。
仲良くなったら杏子もマジカル重曹のことも信じてくれるやろきっと。
「だったら、どうする?」
というわけで、俺はバトルフレンドシップ作戦を立案し、クールに杏子を挑発した。
「へえ、そうかい……ッ!」
挑発に乗った杏子が獰猛に笑う。
八重歯を剥き出しにし、トントンと軽くステップを踏み始めた。
……来るっ!
「しっ!」
杏子が放ったのは、槍による神速の突き。それを真正面から剣で受け止める。槍の矛先と剣の切先が衝突し、凄まじい衝撃波か発生した。
流石はベテラン魔法少女の一撃。なかなかの威力だ。
「あんた、意外とやるじゃん」
杏子はそのまま追撃を仕掛けてきた。
小手調べはもう終わりとばかりに、彼女の纏う殺気が一段と増す。
「でもさあ、これは流石に無理だよねっ!」
槍を多節棍へと変形させ、それを踊るように振り回す。
まるで打撃の雨だ。四方から迫る多節棍。くらったら痛そうな攻撃だ。
「『
俺は痛覚を遮断し、魔法で肉体を強化。さらに肉体の出力リミッターも外して迎撃した。
肉体の耐久限界を超えた出力で剣を振るう。刹那の間に九連撃を放ち、迫る多節棍をすべて弾く。理想とした動きに俺の華奢な肉体が耐えられず、神経や筋肉が悲鳴を上げ、自壊しかける。なので即座に回復魔法をかけて肉体を修復。超回復の恩恵を受けた俺の身体能力が向上した。
「んなっ!?」
「今度はこっちの番」
多節棍を弾き飛ばされ、杏子が一瞬隙を晒した。
その隙を見逃さず、身体能力が上がった肉体をさらに魔法で強化する。
「『マザーズ・ロザリオ』」
再び肉体を酷使してカウンター攻撃を仕掛けると、一瞬、時が止まったかと錯覚した。
もちろん時は止まっていない。
ただ、俺がそう錯覚してしまうほど高速で動いただけだった。
永遠にも感じる一瞬の間に、杏子の胴へと縦に五連撃、横に五連撃と剣撃で十字を描き、トドメに十字の中央へと十一連撃目を叩き込む。
あっ、十一撃目が懐に隠してあったたい焼きに当たっちゃった。
……食べ物を粗末にするわけにはいかない。
仕方ないから、たい焼きは回収して俺が食べよう。
あと流石に刺し殺す訳にもいかないから、刺し傷は瞬時に回復魔法で修復し、器用に衝撃波だけを残しておく。
もちろん、俺の酷使した肉体また悲鳴を上げて自壊しかけたから、回復魔法をかけて修復する超回復コンボを決めた。
「かはッ!」
神速の十一連撃カウンターが炸裂し、杏子の華奢な体が吹き飛んだ。
彼女の体は、そのまま路地裏の壁に激しく打ち付けられる。しかし、杏子はすぐに体勢を立て直し、槍を構えてこちらを鋭く睨みつける。
「はふはふ……勝てんぜ、お前は」
「おいてめえ……それ、あたしのたい焼きじゃねえかっ!」
奪ったたい焼きを頬張る俺の姿を見た杏子が、ガルルル……と飢えた獣のような唸り声を上げる。
「……でもまあ、認めてやるよあんたの実力」
それでもついさっきまでの戦闘で実力の格付けはおおよそ完了している。やがて杏子は、もう戦う気はないとばかりに槍を下ろした。
「あんたさあ、マミの弟子だろ」
「……そうだよ。なんでわかったの?」
「甘っちょろい所もそうだし、何よりいちいちへんな技名叫ぶの、マミぐらいじゃん」
さっきまでの激闘が嘘のように和やかな会話が始まった。やはり俺の予想通りバトルフレンドシップ作戦は極めて有効だった。
一度武器と拳を交えた相手となら、人は仲良くなれることが証明できた。
ただ、俺がイケてると思っていた厨二心くすぐる必殺技の良さは、残念ながら杏子には理解できなかったようだ。
「どうせさっきの技名もさ、命名したのはマミだろ?」
「……いや、自分で考えました」
正確には、前世で見たことがあるアニメや漫画のお気に入りの技をパクったものだ。
「ぷっ……はは、マジかよっ! ノリノリで技名叫ぶやつがマミ以外にもいたのかよっ!」
俺の自慢の技の数々をマミの教えだと思っていたらしい杏子は腹を抱えて爆笑した。
おい、姉弟子。あんたも昔はマミさん命名『ロッソファンタズマ』を技名叫びながら使ってただろ。
「あんた、名前は? あと、なんでこの街に来たの? ここ三滝原はマミさんの縄張りでしょ」
「あたしの名前は佐倉杏子だ。久しぶりにこの街に来たのは、ちょっと気になる噂を聞いてね」
名乗った杏子の視線が、何故か俺の手に握られている剣へと向けられる。
マミさんが生きているのに杏子がこの見滝原に来た理由はわかった。
でも、気になる噂ってなんのことだろう。噂といえばマギレコに出て来てたやつのことか? ということは、ここはマギレコ世界なのか?
「あんたこそ、名前は?」
「美樹さやか」
「さやか……ね。少なくとも、噂の魔法少女はあんたじゃなさそうだ。武器が金属バットじゃないし」
ん? 噂の魔法少女? 金属バット?
おい、それってもしかして。
「……ちなみに、その気になる噂って何?」
「そいつはな、この見滝原に出没するらしいスタイリッシュ――」
杏子が噂について喋りかけた瞬間、俺と杏子の間に一発の銃弾が撃ち込まれた。
「そこまでよ! 今すぐ美樹さんから離れてっ!」
発砲音がした方に振り向くと、マスケット銃を構えたマミさんが立っていた。
「美樹さんは、私が守る! 美樹さんに手を出すなら、私があなたを殺すわッ!」
マミさんはかなり殺気立っている。どうやら俺が杏子に襲われていると勘違いしているようだ。
まあ、殺すってのは流石にはったりだろうけど。……はったりだよね?
つい最近死にかけたり、魔法少女の真実を知ってしまった今のマミさんの精神状態には、正直少し不安を感じてしまう。
マミさんはああ見えて、まだ中学生の少女だ。おまけに、精神的にもかなり脆い方。
そ、それでも流石に大丈夫なはずだ。杏子は元弟子だし、マジカル重曹があるから魔女になる心配もなくなったから不安や心労も大分軽減されているはず。と、内心で思いつつも、念のため杏子を庇えるように備えておく。
「……」
こちらに銃口を向けるマミさんの姿を見て、杏子が一瞬どこか切なげな表情を見せた。
けれど、彼女はすぐにマミさんに背を向ける。
「じゃあな、さやか」
それだけ言い残して、杏子は跳躍し、この場を去ってしまった。
「大丈夫だった、美樹さん? 佐倉さんに何か酷いことされなかった?」
哀愁漂う杏子の背中を見送っていると、マミさんが慌てて駆け寄ってくる。
「大丈夫ですよマミさん。あの子、私がマミさんの弟子だってわかったらすぐに矛を収めてくれたんで」
「そう……だったのね」
誤解を解くために杏子の話をすると、マミさんも杏子と同じように顔を曇らせた。
喧嘩別れしたこの二人の関係、どうにか修復できないものか。
♪♪♪♪♪♪♪♪
マミさんに送ってもらい帰宅してから一時間後。
夜の帳が下り、狩りの時間がやって来た。
俺は相棒の金属バットを担ぎ、ビルの屋上から今宵の獲物たちの前へと飛び降りる。
「あ? 何もんだてめぇ?」
今回の獲物は、最近見滝原にやって来たらしい風見野出身の半グレ集団。恐喝や銃刀法違反とやりたい放題しているようなので、スタイリッシュに正義を執行することにした。
「ま、まさかお前が、見滝原に出没するって噂のイカれた魔法少女コスプレ変質者か!?」
慌てて懐からナイフや拳銃を取り出す半グレ男たち。
彼らは皆じゃらじゃらとした金色のネックレスとか派手な装飾品を身に着けているから、戦利品にも期待できそうだ。
「待ちな!」
だがその時だった。
夜の静寂を斬り裂くように少女の声が響く。
「あんただな、噂のスタイリッシュ不良スレイヤーってやつは?」
向かい合う俺と半ぐれ集団の間に、臙脂色のドレスに身を包んだ少女が飛び入り乱入して来た。魔法少女に変身した杏子だった。
やっぱりかあ。杏子が見滝原に来た目的は俺の正体探るためだったか。
「って、お前絶対さやかだろ!?」
そして残念ながら、目が節穴な恭介と違い、杏子の観察眼は鋭かった。
やっぱ包帯巻いただけじゃだめだったか。
「あんたが噂のスタイリッシュ不良スレイヤーだったのかよおい!?」
あっさりと、俺の正体を看破されてしまった。
「なんだこいつ?」
「変質者仲間か?」
俺に詰め寄る杏子を見て、半グレたちも困惑している。
どうやら杏子のことを俺の仲間だと誤解しているらしい。
……いいこと思いついた。
この状況は、利用できるッ!
俺は半グレたちに向かって宣言した。
「そうだ! 彼女の名前はマジカルレッド……俺の仲間だっ!」
このまま勢いに任せて杏子を仲間に引き込み、高度な柔軟性を維持しつつ臨機応変に対応してマミさんとの仲を改善したろ。喧嘩別れした師匠と姉弟子の関係を取り持つのも、妹弟子たる俺の役目だ。
「はあっ!?」
その日、俺のオリチャーに巻き込まれた杏子の絶叫が、夜の見滝原に木霊した。
次回
QB「最強の魔法少女と最強の魔女の戦いだ。都市の一つや二つ、戦いの余波で消滅して当然じゃないか」
さやか「くっ……このままじゃ、マミさんのマンションが崩壊してしまう……ッ」
まどか「決めたよキュゥべえ。私の願いは――」