とある鎮守府の乱雑な運営日誌   作:臨機高来

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司令官てあだ名

 不知火ちゃんをジーとみるのです。今日の睦月は不知火ちゃんに聞きたいことがあって会いに来ました。でも何か忙しそうに手を動かしているので邪魔しないように終わるのを今か今かと待っているのです。

 

 「何か、ご用ですか」しばらく見ていると不知火ちゃんは何かに観念したかのように手を止め、私を見ました。質問チャンス!

 

「不知火ちゃんだけ司令官って呼ぶのはなんでにゃし?」そうです。そうですとも。他の教導官の人達はあの人を提督って呼ぶのに、不知火ちゃんだけ司令官と呼ぶのです。私たち駆逐艦は皆バラバラ好き勝手呼んでいますが、軽巡以上の人達は皆提督と呼ぶのです。謎です。睦月脳内会議をもってしてもわからないのです。

 

「ああ、そのことですか」となんでもない事のように不知火ちゃんは言います。

 

「不知火も詳しくないのでざっくばらんに言いますが、昔軽巡以上の艦に命令を下す方を提督。駆逐艦以下に命令を出す方を司令官と呼んでいたそうだからですよ」と不知火ちゃんはいいます。

 

「提督と司令官は違う人なんですか」命令を出す人が違う人だから、提督と司令官は違う人で、でもあの人は提督で司令官で・・・あれ?睦月わからなくなっています。

 

 睦月が目を丸くして睦月なりに考えていると不知火ちゃんがこういってきます。

 

「まぁそんなに深く考えず、そういうあだ名だと考えればいいですよ。そして、駆逐艦からのあだ名は司令官だったと思っていただければ」

 

「そーなんですかー。ということは、睦月も司令官と呼んだ方がいいんですね」睦月なっとく!

 

「それが望ましいですね」と不知火ちゃんがいい子いい子してくれたのです。睦月かんげきぃ!

 

「そういえば、不知火ちゃんは何をしていたのですか?」私は不知火ちゃんの手元のノートを覗き込みます。

 

「宿題と復習、予習です。明日は学校、睦月さんは終わらせましたか」不知火ちゃんが言ってきます。

 

 睦月はピンッと背筋を伸ばしてこういうのです。「新しい任務が見つかったので、今日はたいさんするにゃし」ピューと不知火ちゃんの部屋をでて、部屋に戻って如月ちゃんに宿題を教えてもらいました。明日から皆にあの人のあだ名を教えないといけません!

 

 

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 げつようびー・・・5時にラッパに起こされてうーん・・・ねむいーむつきはもういちどおふとんにはいりー・・・

 

「皆!ちゃんと起きた!」朝起き係の皐月ちゃんが来てしまいました。おひるねはまた今度のようですー・・・。

 

 あーさーはおきたらー体操の後に軽いうんどー。ちょっとずつ眠さから解放されてきました。運動の後は皆で朝ごはん。ご飯は原則同じ型の子と一所に食べます。食べ終わった後には始業時間まで自由時間になるので急いで食べる人もいます。睦月は、ちゃんと準備してきてるからゆっくり食べるのです。今日のご飯もおいしいのですー・・・。っは!今のうちに皆に教えてあげないと。

 

「ねぇみんな?」と睦月型のみんなに話しかけます。

 

「どうしたんだい、睦月?」皐月ちゃんがご飯を食べながら応答します。それに合わせて、皆私に注目してくれました。

 

「あの人の呼び方の違い、わかったよ」というと望月ちゃん以外が興味深そうに顔を向け、望月ちゃんだけは、ご飯に戻りました。

 

「提督は軽巡以上の人が使うあだ名で、司令官は私たちが使うあだ名みたいですよー」

 

「司令官ですか、失礼のないようにしなければいけませんね」三日月ちゃんはいつも真面目で睦月の話をすごく聞いてくれます。

 

「へー、そうなんだ。じゃあ僕達は司令官って呼べばいいんだ」皐月ちゃんがご飯を食べ終わり、箸を置きながら言います。

 

「ほう、あの人は司令官か・・・」遠い目をしながら菊月ちゃんが言います。

 

「司令官だな!頭に叩き込んだぞ」長月ちゃんが自信に満ち溢れたように言います。

 

「司令官、いい響きねぇ。し・れ・い・か・ん」如月ちゃんも食べ終わったのか箸を置いて私の寝癖を弄りながら言います。

 

「しれーかん。ふぁああ・・・」とまだ起きれてない文月ちゃんも言葉にします。

「でも、司令官ってどう意味なんだい?睦月」皐月ちゃんが聞いてきてドキッとします。

 

「えーと、睦月もよくわからないにゃしぃ」シュンとしながら答えます。

 

「司令官だろう。なら、サッカーの司令塔みたいな意味なんじゃないか」長月ちゃんが箸を止めて答えます。

 

「ということは、司令官と呼ばれるだけあって、頭の切れる人なんだな」菊月ちゃんは目を細めながら答えます。

 

「そして、顔もいいだなんて、いやぁーん如月惚れちゃそ」と手を頬に当てて如月ちゃんが言います。

 

「顔は睦月見たことないけれど、いつも制服の上から白衣を着ているのは知ってます!」あれは変だと思うのです。

 

「しれーかんって、私たちにとってどんな人なんだろーねぇ」文月ちゃんが言います。

 

「司令官というくらいだ。私たちにとってすごく重要な人だと思うぞ」長月ちゃんが自信ありげにいます。

 

「父親、みたいなものかもしれない」菊月ちゃんにとってお父さんはどんな人なんだろう。

 

「どんな人か・・・僕たちを助けてくれる人かもしれない」皐月ちゃんもまた自信ありげ。

 

「如月のお父さん」その言葉に皆が振り向き「・・・なぁーんちゃって」と愛嬌をふりまきながら如月ちゃんが答えます。

 

「ごちそうさま」望月ちゃんが食べ終わり、席を立ちます。

 

「あれ、望月ちゃん」「司令官でしょ。わかってるって」といいながら食器を片付けに行きました。

 

「望月はいつも通りだね」皐月ちゃんそういいながら立ち、皆立ち上がります。睦月と文月ちゃんだけが席に残ってしまいました。

 

「えーもっとお話ししよーよー」と文月ちゃんが皆にいいます。

 

「私は二度寝したいの」と望月ちゃんはさっさと帰ってしまいました。

 

「私もお化粧とかしないといけないから・・・ごめんね。睦月ちゃんも寝癖治したいから早く食べてね」と如月ちゃんも断りを入れて部屋に帰っていきます。

 

「へっへーん。文月」と皐月ちゃんが文月ちゃんの後ろに立ちます。

 

「皐月は一緒に喋るよねー」と文月ちゃんがニッコリ笑顔を見せます。

 

「残念だけど、僕は菊月長月と他のみんなでサッカーしに行くんだ。文月もいくだろ」と指を指します。

 

「ええ。文月も行くー」と小さい口をがんばって開けてパクパク食べていきます。

 

「その様子じゃ、時間かかりそうだし、僕たちは先に行っておくよ」と伝え、皐月ちゃん達は食堂を後にしました。

 

 文月ちゃんはこの中で一番食べるのが遅くて、時間いっぱいまで食べているところをよく見ます。睦月もよく時間気にせず食べてギリギリになることは一杯ありますけど・・・でも、今日は如月ちゃんに寝癖を直してもらうために早く食べないといけません。




睦月型のちょっとした小話っぽいもの

まだ艦娘となった子は少ないので、発足初期なので提督は書類のために東奔西走中。鎮守府にはまだいません。あと少しで書類仕事にもひと段落が来るでしょう。

睦月型と朝潮型は小学校6年生くらいを考えています。あと暁型も他は何だかんだ中学生以上だと思う(小学生ばっかは考えにくいし)

艦娘としての知識はあると思いますが、全部が全部あるとは考えにくいと思ってこんな感じの話を考えてみたり。
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