それでは今後ともよろしくお願いします。
「僕はヴェルズ・ケルキオンを召喚。」
二つの杖を持つ魔法使いが現れる。
〜ヴェルズ・ケルキオン〜
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1600/守1550
自分の墓地の「ヴェルズ」と名のついたモンスター1体をゲームから除外する事で、
自分の墓地の「ヴェルズ」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える。
「ヴェルズ・ケルキオン」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、この効果を適用したターンのメインフェイズ時に1度だけ発動できる。
「ヴェルズ」と名のついたモンスター1体を召喚する。
このカードが墓地へ送られたターンに1度だけ、
「ヴェルズ」と名のついたモンスターを召喚する場合に必要なリリースを1体少なくする事ができる。
「僕はヴェルズ・ケルキオンの一つ目の効果発動。
墓地に存在するヴェルズ・サンダーバードを除外することで、墓地に存在するヴェルズ・マンドラゴを手札に加える。」
ヴェルズ・ケルキオンが片方の杖を振りかざす…
ヴェルズ・サンダーバードは黒い光となり異次元の狭間に吸い込まれる。
ヴェルズ・ケルキオンがもう片方の杖を振りかざすと、ヴェルズ・マンドラゴは白い光となって僕の元へやってくる。
「僕はヴェルズ・ケルキオンの二つ目の効果発動。
一つ目の効果を使ったターンに、もう一度ヴェルズモンスターを通常召喚することができる。
僕はヴェルズ・カストルを召喚する。」
ヴェルズ・ケルキオンがその杖を振り上げると、鎧をきた侵略のモンスターが現れる。
「僕はヴェルズ・カストルの効果でもう一度通常召喚を行える。
僕は先ほど手札に戻したヴェルズ・マンドラゴを通常召喚。」
カストルとともにマンドラゴも現れる。
「まさか…またエクシーズをするつもりか?」
「てめぇ、いったい何体エクシーズモンスターを持ってやがる…」
…どういうことだろう、あいつはエクシーズモンスターを持っていないのか?
それなら前のターンエクシーズしなかった理由も分かる。
そんな事よりも今はこの決闘に集中しなければ…
「僕はレベル4ヴェルズ・ケルキオン、カストル、マンドラゴの三体でオーバーレイネットワークを構築…」
三体のモンスターは、光の渦へ巻き込まれる。
「エクシーズ召喚。
現れよ、ヴェルズ・ウロボロス!」
光の渦の中心から大きな光の柱が現れ、三つの頭を持つ龍が現れる。
不滅、永遠、無限を象徴する龍…
その姿は恐ろしく邪悪だった。
「僕はヴェルズ・ウロボロスのモンスター効果発動。
オーバーレイユニットを一つ使い、相手フィールドに存在するカード一枚を手札に戻す。
僕は焔征竜ブラスターを選択。」
ヴェルズ・ウロボロスの咆哮とともに焔征竜ブラスターは悶え苦しみ、そして消えていく。
「いけ、青眼の白龍。
瀑征竜タイダルに攻撃。」
水の竜はなすすべもなく黒き龍に倒される。
7800→7400
「ヴェルズ・ウロボロス、プレイヤーにダイレクトアタックだ。」
三つの頭を持つ邪悪な龍は、その三つ全ての口から黒い炎の球を出し相手プレイヤーに炸裂させる。
7400→4650
ヴェルズ・ウロボロスの咆哮とともに墓地のレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンが異次元に吸い込まれる…。
「ぐ…俺が押されているだと…。」
「僕はこれでターンエンドだ。」
「だが、次のターンでてめぇの全てを破壊してやる。」
征竜ならできるだろうな…このターン耐え切れるかな…。
「俺のターン…ドロー。
…今引いたこのカードでてめぇに勝つ。」
今引いたカード…、なんだろう。
「俺は手札から速攻魔法発動、異次元からの埋葬。
俺は除外されている伝説の白石、嵐征竜テンペスト、青眼の白龍を墓地におくる。」
「伝説の白石の効果でデッキから青眼の白龍を手札に加える。」
「俺は、竜の渓谷の効果発動。
手札から焔征竜ブラスターを墓地に送り、デッキから巖征竜レドックスを墓地に捨てる。」
「さらに、墓地の焔征竜ブラスターの効果発動。
嵐征竜テンペストと、レドックスを除外して特殊召喚する。
除外したレドックスと、テンペスト効果でデッキから幻木竜と、デブリ・ドラゴンを手札に加える。」
「そして、墓地の瀑征竜タイダルの効果発動。
手札のデブリ・ドラゴンと墓地の伝説の白石を除外して特殊召喚する。」
「最後に、幻木竜を通常召喚。
幻木竜の効果発動、俺のフィールドに存在する瀑征竜タイダルとレベルを同じにすることができる。」
…なんで青眼の白龍とレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンを除外しないんだ…。
何か理由でもあるのか…?
「俺は二体の征竜と、レベル7となった幻木竜で、オーバーレイネットワークを構築…、エクシーズ召喚!
現れよNo.7ラッキー・ストライプ!」
ラッキー・ストライプ…どんな効果なんだろう。
「俺はNo.7ラッキー・ストライプのモンスター効果発動。
オーバーレイユニットを一つ使い、ダイスを二回ふる。
このカードの攻撃力は次の相手のターン終了時まで出た目×700の数値になる。
さらに二つのダイスの目の合計が7だった場合、
このカード以外のフィールド上のカードを全て墓地へ送る。
手札または自分・相手の墓地からモンスター1体を特殊召喚する。
デッキからカードを3枚ドローし、その後手札を2枚選んで捨てる。
のうちから一つ選んで発動することができる。」
…まさか、レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンをとっていた理由は…。
「ようやく気付いたか、これで合計が7だった場合お前は大ダメージを受けるぜ。」
「てめぇを殺すためのダイスロール…。」
大きな二つのサイコロが宙を舞う。
そのサイコロは地面にぶつかった後少し回って動きを止める。
出た目は………っ。
2、5
「っ……。」
「ククク、残念だったな…高い方の目は5、合計は7だ。
よって効果を発動させてもらうぜ。
No.7ラッキー・ストライプの攻撃力は3500となる。
さらに合計が7だったことによってもう一つの効果発動。
自分の墓地からレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンを特殊召喚するぜ。
そして、レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンの効果で手札の青眼の白龍を特殊召喚する。」
くっ…攻撃力3500のモンスターに青眼の白龍が並んだ…。
「さあ、バトルだ。
俺はNo.7ラッキー・ストライプで青眼の白龍を攻撃。」
ダイスの魔術師ラッキー・ストライプの攻撃は青眼の白龍を貫く。
7550→7050
「まだだ、まだ終わらねえぜ。
青眼の白龍でヴェルズ・バハムートを攻撃。
滅びのバーストストリーム!」
7050→6800
「っ…ウロボロス…。」
「これが最後の攻撃だ。
レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンでてめぇを攻撃。」
真紅の鎧を纏った龍が襲いかかってくる…
6800→4000
「ライフ差が逆転しちまったなあ。
残念だったな、せっかく出したてめぇの龍も1ターンでやられちまって。」
…どうするっ、このままあいつにターンを渡したら…。
僕は…勝てないのか、あいつに…。
「僕の…ターン、ドロー。」
「…俺はモンスターを伏せて…カードを一枚伏せて、ターンエンド。」
「ククク、打つ手なし…ってところか。
それなら遠慮なく潰させてもらうぜ。」
「俺のターン、ドロー。」
「俺は、No.7ラッキー・ストライプの効果発動。
さあ、ダイスを振らせてもらうぜ。」
サイコロは宙を舞い、やがて地面に落ちる…
出た目は……。
1、2
「チッ、命拾いしやがって…。
まあ、いい俺はレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンの効果発動。」
「僕はそれにチェーンして、手札のエフェクト・ヴェーラーの効果を発動し、その効果を無効にする。」
「面倒なカードを使いやがって…
まあいい、バトルだ。」
「俺はレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンでセットモンスターを攻撃。」
「俺はヴェルズ・アザトホースのリバース効果発動。
特殊召喚されたモンスターをデッキに戻す。
俺が選択するのはNo.7ラッキー・ストライプ。」
うねりながら姿を変える冒涜的なそのモンスターはその触手でラッキー・ストライプを引きずりこむ。
そのあと、アザトホースは真紅の龍に焼き尽くされる…。
「まだ、攻撃は残ってるぜ。
俺は青眼の白龍でてめえを攻撃。」
「くっ、まだ…」
4000→1000
「残りライフは1000…これじゃあ俺には勝てねえなあ。」
「がんばって下さいっ。」
「っ…。」
僕の目に映るのは、さっきの少女…
そうだ…僕は彼女のために…。
「負けるわけにはいかない…、俺のターン…ドロー。」
引いたカードはヴェルズ・ケルキオン…、これならいける。
「僕はヴェルズ・ケルキオンを召喚。
ヴェルズ・ケルキオンの効果を発動する。」
ヴェルズ・ケルキオンが杖を振りかざす。
「墓地からヴェルズ・カストルを手札に加える。
さらに、ヴェルズ・カストルの効果でヴェルズ・カストルを召喚する。そして、ヴェルズ・カストルの効果で手札からヴェルズ・ヘリオローブを召喚。」
「また、ヴェルズ・ウロボロスを召喚するつもりか?
そんなんじゃ俺のモンスターには勝てねえぜ。」
そう…僕のモンスターじゃ勝てない…、だから僕は。
「僕は伏せてあったトラップカード侵略の侵食崩壊の効果を発動する。」
僕の目に一瞬、侵略の龍と光の龍が見えた…。
「僕はヴェルズ・ケルキオンを除外して、青眼の白龍とレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンを手札に戻す。」
「チッ、俺の龍が…。」
「ヴェルズ・カストルと、ヘリオローブでダイレクトアタック。」
4650→3700
3700→1950
「残念だったなあ、このターン中に倒せなくて…。」
「それは…どうかな?
僕はヴェルズ・カストルと、ヘリオローブでオーバレイネットワークを構築…。」
光の渦に黒い光が巻き込まれる…
「エクシーズ召喚。
侵略の龍ヴェルズ・オピオン!」
世界を闇に染める侵略の龍が現れる。
「たかが、攻撃力2550のモンスターで何ができる…。」
「エクシーズ素材を持ったヴェルズ・オピオンがフィールド上に表側で存在する時、レベル5以上のモンスターを特殊召喚することはできない。」
「な…なんだと? それじゃあ俺のモンスターは…。」
「その通り…君の征竜は召喚できなくなる。」
「僕はこれでターンエンド。」
「俺のターン、ドロー……クソッ、ターンエンド。」
「それじゃあ僕のターンだ。
ヴェルズ・オピオンでダイレクトアタック。」
1950→0
「俺が…負けた…だと。」
決闘の決着を告げるブザー音が鳴り響く。
「勝った…勝てたんだ。」
…そうだった…彼女のカードを返してもらわなきゃ…。
「おいっ、てめえ。」
「はい…。」
「ほらよ…、奪ったカードだ。
これでいいんだよな。」
「はい、ありがとうございました。」
「チッ、調子狂うな……
それじゃあな」
と言って彼は去って行く。
「はい、このカードだよね?ギミックパペット-ネクロドール。」
「はい…あの、ありがとうございました。」
「それと…借りたデュエルディスク、ありがとね。」
「あの……私に何かできることはありませんか?
恩返しとか…したいので…。」
「え、いや、んーと、じゃあ…、この世界について教えてもらえるかな。」
「この世界のこと…ですか。」
「実は…僕はこの世界とは違う世界から来たんだ…。」
信じてもらえるの…かな?
「えっと、ここじゃ話しづらいので私の家でもいいですか。」
「えっと、君がいいなら…。」
「はい、…そういえば自己紹介してませんでしたね。
私の名前は天野 茜 です。」
「僕の名前は真月 幽斗 よろしく…。」
「はい、よろしくお願いします。」