…あのさぁ!気をつけてって言ったのに、一瞬で不意打ちされるとか三文小説じゃないんだから…あ〜はいはい、廃工場ね、うんうん。『前』はありがたかったけど、今は連れてきてもらう必要ないんだけど。早くここを出て、トンネルの方に…
【縺ェ繧薙〒縲??縺偵k縺ョ】
あ、よまわりさんだ。んで、当たり前のように裏返ってる、と。心配して運んでくれてるってのは伝わってくるんだけどさ、もう工場は廃れたんだよ。ここに連れてこられたって、大抵は生きて帰れない…今掠めなかった?コンテナ戻しは勘弁願うよ、『山の神』を殺すのにどれだけ時間がかかるか、分かったもんじゃないんだから…よし、一旦諦めてくれたし、今のうちにここから…鍵はなくても出られるよう細工済みだし。転がっている玩具は見つめずに、なるべく急いで。…ごめんなさい、キミたちの供養はまだしてやれそうにないんだ。『山の神』を終わらせて、いつかオバケたちがこの町からいなくなって。夜が怖いものでなくなって、廃工場よまわりさんからも意味を失って。それまでには、またここにくるよ。まともに教育されてないとはいえ、俺だって住職の血を引いているんだからちゃんと送ってやれるとも、たぶん…ん?
「そこのキミ、大丈夫かい!?」
…なんで夜の、それも廃工場に大人の人がいるんだろうなぁ。この町で大人になるまで住んでいるなら、みんな夜の外にはでないはずなのに。ただの親切心だとしても…もうみんな諦めていることだ、助けにきてくれるわけがない。変な縁も見えてるし…それはそれとしてほんとにただ心配してるだけならごめんなさい!まぁこの塩口に入ってもしょっぱいだけだからさ!
「縺励♀縺カ縺、縺代〓繧薙〒!?」
やっぱり操られてた、か?夜頼りにできる人なんざこの町にはほとんどいないし、少なくとも今夜廃工場にくるような人はいない。…人を信じちゃいけないってのも、嫌な話だ。『山の神』が人を洗脳できるからには、仕方ないこととはい、え…。そういえばこの人どうすればいいんだ?操られただけの人だし、死なせるわけにはいかないけど。放置したら絶対死ぬよな、オバケだらけなんだし。不意打ちできればヨシ、できずとも足かせになればヨシってか?…とりあえずコンテナに突っ込んどくか!廃工場といえど朝になればオバケも減るし、ムカデさま印の石も置いておけば生きて帰れるでしょっと。よし、脱出し直すかこんなとこ
【繧?▲縺ア繧翫?縺ョ縺薙k??】
もう復帰してたのか、オバケとの鬼ごっこは好きじゃないんだけど。んじゃ二回戦といこうか、鬼さんこちら手の鳴る方へ…なんて、そんなことしたら寝てる子も起きちまうし、できないけどね。直線じゃ向こうのが速いし、っとcç mm mm…よまわりさんに考える頭があったらとっくにお陀仏だな、これ!というかいつまでついてくるんだっての、いつもはちょっと逃げれば消えてくれてたじゃんか…!やっば、次曲がらないとぶつかる…曲がりきれるかこれええいままよ!
【縺ッ縺励i縲?″繧峨>!?】
…柱に刺さった、のか?うわ、裏返ってるよまわりさんってちょっと内臓っぽくてグロテスクだし余計気持ち悪いことに…。ま、都合はいいし?今のうちに
『おねえちゃん、どこにいるの…?』
『【縺ェ繧薙〒縲?%縺薙↓】』
『ひっ、おばけ…!?…?…!、ねぇおばけさん。おねえちゃんがどこにいるか、しらない?しってるなら、おねがいだ…ぼくをそこにつれてって!』
…なぁ、よまわりさん。そんな状態で話を聞けるかは分からないけどさ。もし、あなたにまだ。守護霊としての自我が残っているのなら…山の向こうで、また会おう。俺はこれから、『山の神』を殺しにいくからさ。気が向いたら、あのときみたいに助けてくれ。別に、助けるつもりじゃなくても嬉しいからさ。…いってきます。眠る子たちも、またいつか。
目標『夜を終わらせ家に帰る』