ジョジョの青春の物語 JOJO'S "BLUE ARCHIVE" ~ 城ヶ島譲治は怯まない ~ 作:クラウディ
くらえ読者!
シルバーウィーク中に書き溜めておいた約6000文字の第2話を発射可能!
あまりにも更新が遅れて忘れられていないかとピンチに陥った中で出力したブルアカ×ジョジョのクロスオーバー小説だ!!
一文一文がお前達の欲求を満たしていくのだァーッ!!
だといいなぁ……
あ、2話目です。
────それで、君の名前はなんて言うの?
────ヘヘッ、聞いて驚けよ承太郎? 俺の名前は「城ヶ島譲治」! オメェと同じ、『ジョジョ』って呼ばれてんだぜ!
(……コレが走馬灯……ってェやつかァ……? ヘッ……ホラ話みてぇなもんだと思っちゃァいたが……まさか俺みてェなのが人生の振り返りをさせてもらえるなんてなァ……)
己の命の灯が消えゆく
────オメェは皆が思っている以上に優しいがなァ……そのしかめっツラはどうにかしておけよォ? そんなんじゃカノジョの一人も出来やしねェからなァ?
────チッ……うるせェぞ譲治……余計なお世話ってンだ。そんなに言うんだったらテメェが実践して見せろ。彼女がいない歴何年だオメェ。
────アァ~ラ聞きましたかホリィさァん!? お宅の息子さん人の傷口に粗塩ブッかけてきやがりましてよォ!?
────オォーイ? オイオイオイオイオイオイオイ承太郎さァ~ん? 食べ物は粗末にするなっておふくろさんに習わなかったかァ~?
────やかましい。あの店が値段に釣り合わねぇ不味い飯を出しやがったからだ。
────おっとブルジョワな感想がまた一つゥ……まァ、オメェのじいちゃんめっちゃ金持ちだもんな。この間も美味そぉなやつ送られてきてたし……クッソォ……! うらやましィ……! 承太郎さァん! ここは一つ、この貧しい者に恵んでくだせェ!!
────やかましい。そもそもオメェの場合はテレビゲームとやらにつぎ込みすぎてるからだろォが
────タハーッ! まさに正論! 一本取られたぜェ!!
(ケッ! 死に際にオメェの顔が浮かぶなんてな承太郎……やっぱオメェは親友ってヤツだぜェ……)
始まりは唯一無二の親友、承太郎のことであった。
ひょんなことで偶然出会い、それからは同じあだ名であるということから意気投合。
それからはよく話し、よく遊ぶようなまさしく……「生涯の友」であると自信を持って言える相手になった。
────何故……お前は自分の命の危険を冒してまで、私を助ける……?
────さァな……そこんとこだが、俺にもよう分からん。
────そォそォ、なァんでか体が動いちまった、ってだけだぜェ
────譲治、君はゲームが得意なのかい?
────ン? ボードゲームじゃないファミコンとかのことか? 俺ァもちろんゲームは得意だぜ! なんせそこの承太郎をゲームの世界へ誘ったのはこの俺、城ケ島譲治なんだからなァ! ……ま、俺の頑張りもむなしく承太郎ちゃんは好きじゃないって言っちゃてんだけどねェ……トホホのホォ……
────やかましいぞ譲治。大体テメェの説明が分かりづれェからだろうが。説明するのに擬音使ってんじゃねェ。初心者への説明はもうちっとばかし分かりやすくしやがれ
────へイへェイ……反省してまァす……。……って、そういうオメェはどうなんだ花京院? オメェもゲームは好きか?
────あぁ、タイトルを上げるとするなら『F-MEGA』とかだね。自慢になるかもしれないけれど、初期のハイスコア設定タイムから1分以上短縮できる程度にはやりこんでいるつもりだ
────『F-MEGA』のスコア1分短縮ゥ!? マジかよ花京院!? あれ相当難しくねェか!? 俺と承太郎は何度もコースアウトしたぜェ!?
────? そうなのかい? 上手くやればショートカットも狙えて奥が深いんだが……
────ドヒェ~…………
────やれやれ……オメェ相当のゲーマーってやつだな花京院……
(花京院……この旅が終わればオメェと『F-MEGA』で対戦したかったなァ……これから先、絶対にゲームは流行る……そしたらオメェや承太郎も巻き込んで新作ゲームを騒ぎながら遊んでみたかった……せっかくの約束を破っちまってゴメンなァ、花京院……)
次に浮かぶのは、この旅の始まりで出会ったスタンド使いの青年、花京院典明。
最初は自身や承太郎達の命を狙う「敵」として現れ、和解してからは頼れる「仲間」として旅に加わったゲーム好きである彼との会話は、同年代ということもあってとても弾んでいたと譲治は思っている。
それだけに、彼を守ると宣言した自身の方が死んでしまったということに後悔の念も浮かぶ。
────なァ、ポルナレフ? オメェその電柱みてェな頭どうやって手入れしてンだ?
────おまッ! 誰の頭が電柱だってンだッ!
────傍から見りゃオメェのタッパも併せて電柱だっつゥの! イギーもそう思うよなァ!?
────アウゥ…………
────ふぅむ……しかし、電柱のォ……プッ! ブハハハハハッ! そ、そう言われてみれば確かに電柱じゃのォ!
────ジョースターさん……いえ、確かに電柱のようではありますが……フフッ、す、すまないポルナレフ……! さすがに私も笑いが……ククッ……!
────お、オメェらもそう言うのかよォ!? オメェもツボに入ってんじゃねぇよアヴドゥル!
────よしオメェのあだ名、今度から電柱な! ポルナレフ!
────チクショー! 最悪なあだ名がつけられちまったゼェー!!
(ポルナレフ……イギー……ジョースターさん……アヴドゥル……アンタらと旅ができたこの人生……俺は誇りに思ってる……)
浮かんでは薄れそうになる旅の思い出……
だが、その中にある仲間達の姿は、鮮明に思い出せるほどだ。
しかし、それも長くは続かない。
(ッ……! やべぇ、本格的にくたばっちまいそうだ……!! 血が足りねェ……!! 痛みは多少気合で何とかなるが、足りねェモンは足りねェ……!!)
大砲でブチ抜かれたかのような大穴をどてっ腹に開けられてしまえば、普通なら助かりようがない。
ましてやそれが『
ここが自分の旅の終着点……そんな言葉が脳裏に浮かんで────
(ははッ……! ゼッテェ死んでやるもんか……!! あのクソッタレのDIOの野郎なんかにぶっ殺されてやるもんかってンだ!!!!)
────ドゥギャァアアーン!!
『オォオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ……!!!』
────だが、譲治はそこで止まる男ではなかったッッッ!!!
決死の覚悟で立ち上がろうとする譲治に呼応して、譲治のスタンド……『トム・ボーイ』が現れる。
しかしその『
────だがその手には、奇妙な形をした『
(この鏃はッ……!! DIOの屋敷にあったッ……!! ヴァニラ・アイスの野郎をボコった後ッ、DIOを追ってる時に見つけたが……これにはッ、なんでか分からねェが惹かれる『ナニカ』があったッ……!! 『
今の譲治には知る由もないが……その「矢」は後に、
────「貫かれた者に『
運命が歪んだ結果か……はたまた「これこそが運命」であったのか……今はそんなことなどどうでもいい。
今必要なのは、暗闇の荒野であろうと突き進む『覚悟』であった。
「これでどうにかなるかはイチかバチかッ……!! 貫けッ!! 『トム・ボーイ』ッッッ!!!!」
『ウォッシャァアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!』
────ドスゥウッッッ!!!!
そして、その矢は譲治と『トム・ボーイ』を貫いたのであった。
────『
「もう一人の自分」とも称されるそれは、それを扱う本人の精神性によって姿形が変わる。
人によっては美しい彫刻がそのまま動き出したかのような勇ましい戦士の姿があれば、人によっては特定の姿を持たず、物質に憑依することで力を発揮できるようなものもあり、人によっては多くの『
姿形だけでも多くの差があるのだが、スタンドの持ち主となる本体の精神性によってはそこから更に『特異な能力』を持つことになる。
譲治の仲間達だけでも、「目的のものを念写する能力」や「炎を操る能力」、「砂を操る能力」などなど……普通の人が持ちえない力を持っているのだ。
「世界を支配する」という野望を持つ「DIO」が、「時を止める能力」に目覚めるのも、「この程度のこと、自分ができてもおかしくはない」と信じる心があるのであればそうおかしくはない。
つまり、『
────だが、現実はいつだって残酷だ。
「心が体に追いつかない」ということを一度は考えたことがあるだろう。
心がどれだけ活力にあふれていようとも、肉体がボロボロではどうしようもない。
これはスタンド使いにだって言えることだ。
いくら精神が強靭でも肉体が不調であれば綻びは生まれる。
逆に、肉体が好調でも精神が不調であれば万全の状態とは絶望的な差が生まれる。
腹をぶち抜かれてしまった譲治の状態もこれだ。
いくら『
────しかし、「奇跡」というものは気まぐれに起きるものだ。
先程、譲治は己の肉体と自身の『
あの鏃は本来、「
────だが譲治はその鏃で、既に『
────鏃で貫かれたからと言えど、もう一度スタンドが目覚めるという訳ではないッッッ!!!
────だがしかしッ!! その鏃はッ!!! 譲治を貫いたその鏃はッッ!!!
「ガハッ……!?」
『オォオオオオオオオオオオオオオオオオオ────!!!!』
────新たな方向性に向けて『トム・ボーイ』を成長させたッッッッ!!!!
吐血する譲治の視線の先では、メキメキと音を立ててその姿を変質させる『トム・ボーイ』ッッ!!
最後の足掻きにも等しいその行いで活路を開こうとする譲治の覚悟ッッ!!
「イチかバチかの賭け、せめてDIOを倒しきるまでこの命を────!!!」と、命を燃やし尽くそうとする譲治が気力を振り絞り────!!
────「ミツケタ」
「ッッッ!?!?!?」
────囁くような声が聞こえ、世界が止まった。
「……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………は……??」
────気づいた時には、そこは砂漠であった。
呆然としながらも思わず周囲を見渡す譲治。
だが視界に映るのは砂、砂、砂砂砂砂砂……砂だらけである。
しかも、しかもだ。
太陽が天高く昇っている。
「…………さっきまで、夜……だったよな……? エジプト、カイロの街の中……だったよな……?」
DIOとの激闘は日が沈む夜まで続いていた。
戦いの場はカイロの街中で起こっていた。
断じて、吸血鬼の弱点である太陽が真上に昇り、身を隠す建物もない砂漠のど真ん中ではない。
「スタンド攻撃……いや、視線も感じねェし、真昼間に放り出すスタンドなンてDIOの野郎が手元に置いとくワケがねェ……しかもさっきの時間停止……ありゃアなんだ……? 熱を発生させて時間停止するスタンドなンざ、どうやっても一人の能力には結びつかねェ……」
初めに疑ったのは敵スタンド使いによる攻撃。
しかし、スタンドにしては異質かつ強力な現象が2回も起こっていることにその説を否定した。
「!? 腹の傷も治ってやがるッッ!? じゃ、じゃあ『トム・ボーイ』はッ!?」
『ウォッシャアアアアアア……!!』
「あ、オメェは出てこれるのね────ってラッシュすんなッそっち行くなッッ勝手に動くなッてんだッッッ!!!」
『ウォッシャアアアアアアアアアアアッッッ!!!』
己の腹部に開けられた大穴も綺麗さっぱり消えている。
違和感でしかない……見知らぬ場所、怪我は消えている、スタンドはある……。
「アレが全部夢……ンな訳ねェ……これも夢……ンニィ……!! ヘブッ!? イ、イッテェ……! に、にしては痛ェし現実味がある……じゃあなんだここ……??」
砂漠に座り込んで思考を巡らせる。
あの旅が夢である可能性はすぐさま除外。
頬を引っ張って痛みを確認。引っ張りすぎて悶絶。
砂を掬ってみるとかなり熱い。
あまりにもチグハグだが、今の状況を言い表せる言葉が見つからない。
悩みに悩んで、悩みぬいた先で何とか譲治は一つの答えをひねり出した。
「……ここ、は……天国……って、やつなのか……?」
城ヶ島譲治、17歳。
激動の旅の最終目標、DIO討伐を目前にして……
???????、????高等学校にて……
「見て見て
「なんですか先輩? ……って、なんですかこれ?
「そうそう! 今からウンと昔に流れ星がこの地図に記されているところに落ちたらしくてね! もしかしたらこれを掘り出せるかもしれないの!!」
「流れ星……隕石ですよね? 今の相場は……」
「大体このくらい!!」
「……もう調べてたんですね……それにしても確かにいいお値段……」
「そうそう! これを掘り起こせれば私達の借金も返せるよ!!」
「……
「??」
「何してるんですか!! 早く掘り起こしに行きますよ!!!」
「そう来なくっちゃ!! それじゃ早速、レッツゴー────!!!」
運命のめぐりあわせは間もなく……
読者・ジョースター……
貴様……ジョジョもブルアカも見ているなッ!!