パイルバンカー。それはロマンである。心に少年を宿している者たちの永遠の夢であるとも言える。巨大な鉄杭が敵に突き刺さり、撃破されていく光景にはあこがれのあまり涙したことも多いだろう。
そんなパイルバンカーではあるがダンボール戦記の世界には存在しなかった。その悲劇にIMA社の社員は涙を流し、心に誓ったのだ!
「我々の手でパイルバンカーを作り上げるのだ!」と。
……つまりはそろそろパイルバンカー作り始めようぜ。ということである。
ちなみに先ほどの寸劇がなぜきっちりと描写できたかというと以下の一言に尽きる。
「なんで商品企画書に加えて寸劇を演じることになったの?」
それに対する答えは
「楽しかったから!」
へんじになってなぁい。
そんなことを思いながら社員たちの方を見れば全員がいい笑顔をしながらこちらに右手を突き出してサムズアップしている。さらによく見れば先ほどまで隣にいた自身の秘書である小野コトコも混じっているではないか。いつの間に…。
その後、サインが必要な書類に目を通しては名前を書き、目を通しては名前を書きを繰り返した。途中、明らかに個人的な研究内容が混ざっているものを破り捨てたり、しれっと混じっていた婚姻届けをDIZZYで消し飛ばしたりした。
***
パイルバンカー開発開始から3日目
小野コトコから試作品が提出された。
仮称「ネ〇アームストロングサイクロンジェットアームストロング砲」
判定:却下
判定理由:卑猥だったから。
パイルバンカー開発開始から5日目
家の用事のため有休をとってA国に行っていた髙浮世ジオナが帰国。前世からのパイル使いであったためか抜け駆けした企画提案者の
パイルバンカー開発開始から15日目
護里山君主導のチームが作った試作品が提出され、多少の改善を施して販売できるという結論となった。
パイルバンカー開発開始から30日目
何故か自身の身の丈の半分ほどはあるパイルバンカーのレプリカを持たされ、写真を撮られた。販売広告に使うためとのことだが、知らされていないし許可していない。どうせ犯人はすぐそこでカメラを持ってアヘアへしている秘書兼カメラマンだろう。そろそろ接触禁止命令を出す必要がありそうだ。
パイルバンカー開発開始から50日目
販売広告がSNSで話題になった。特に男性と思われる人のコメントが多い。やはり世界が違えどパイルバンカーの魅力に取りつかれるのは時間の問題のようだ。あと、社長がエ〇いとかシ〇いといったコメントも見られた。割と大量に。
***
パイルバンカーが商品として発売されてから早5日。少し独特な動かし方から困惑の声があったもののLBX通の人間なら知ってる程度には話題になったし、売れた。今月の売り上げが楽しみである。
各種動画サービスなどで宣伝したのも大きかったのだろうか。企画ごとに衣装を着替えさせられたのは大変不服であったが。
ちなみに最も人気だった企画はLtube(Yo〇Tube)に投稿した動画で、私とジオナがLBXで対決した動画だろう。
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ごりやま君(実況)『本日の企画はLBXバトル!視聴者の皆様にいち早くIMA社の新製品の魅力をお届けするぜ!』
カメラが移り変わる。
コトコ(解説)『本日の対戦は我が社の社長レイブンと社員のジオナによって行います。我が社が開発した新製品を用いた実際の対戦をご覧いただき、購入する際の判断材料の一つとしていただければ幸いです。』
ごりやま君『それでは両選手の意気込みを聞いてみましょう!まずはジオナから』
ジオナ『高浮世ジオナですわ。我が社の新商品であるパイルバンカーの魅力を皆様にお伝えできれば幸いですわ』
ごりやま君『OK、ありがとうジオナ。ちなみに今回パイルバンカーを使うのは彼女だぜ。』
コトコ『彼女の手元を映した映像もありますので操作や立ち回りなどの参考にしてください』
ごりやま君『続いて何故かバニー姿の社長、意気込みをどうぞ』
レイブン『どうもこんにちは、社長のレイブンです。なぜか私だけ負けると罰ゲームがあるそうなので頑張りたいと思います。あとこの格好は私の趣味ではないということだけ言っておきたいと思います。』
コトコ『私の趣味です。』
レイブン『言わなくていいから』
ごりやま君『OK、両者とも準備万端なようだ!』
コトコ『今回使うLBXについて説明させていただきます。ジオナが用いるLBXはBASHO、近接戦にのみ特化したLBXです。続いて社長であるレイブンが用いる機体はMELANDER、遠距離、近距離共にバランスよく戦える機体です』
ごりやま君『事前の説明も終わったことだし、早速始めていこう!』
バトルスタート!
次回へ続く!!!
ごめんなさい(土下座)
本当にごめんなさい(もはや土下寝)
戦闘描写は次回にさせてください!
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