(基本原作通りで完全に全部オリジナルってわけじゃ無いけどね…)
では、どうぞごゆっくりしていって下さい。
ユウトside
シンクを見送ったらメイドさんがこっちに戻って来た。
「ユウト様、武器は何をお使いになられますか?」
「銃で!!!♪」
「銃ですか?銃は現在ビスコッティには1種類しかございませんがよろしいですか?」
「はい!問題ないです!」
「分かりました、ではもう少しお待ち下さい」
「了解です!」
メイドさんは部屋を出ていった、そういや外はどうなってる?
「今、大変なニュースが入りました!ミルヒオーレ姫がこの決戦に勇者召喚を使用しました!これはすごい!戦場に勇者が現れるのを目にするのは私も初めてです。さぁ!ビスコッティの勇者はどんな勇者だぁ~!?」
ちょうど解説席に勇者召還の情報がいったようだな。
あ、画面が変わってお姫様が映った…。
「ビスコッティの皆さん、ガレット獅子団領の皆さん。お待たせしました!近頃、敗戦続きな我らがビスコッティですが…そんな残念展開は今日限りでお終いです!!ビスコッティに希望と勝利をもたらしてくれる素敵な勇者様が来て下さいましたから!!!」
今度はシンクが映った…おいおいシンク格好つけすぎだろ何だあれ?誰?って位ノリノリだな…あいつも。
「華麗に鮮烈に戦場にご登場していただきましょう!!」
お姫様も楽しそうだな~もしかしてシンクの登場の仕方はお姫様の指示かな?
全員の視線がシンクに注目する中、木製の高い台から…確か…エクストリームキャッチ?をやり地面に降りると棒をクルクルと器用に回し最後は格好よく決めた…うぁ~相変わらずシンクは派手な演出が好きだなぁ~。
「姫様からのお呼びに預かり、勇者シンク!ただいま見参!!」
さっすがシンク、頼もしいねぇ~。
「ユウト様防具の準備が出来ました、こちらに来ていただけますか?」
「あ、はい!分かりました」
中継見てたらメイドさんに気が付かなかった…。
「それでは、ユウト様のお着替えを開始いたします!」
「あの~自分で着れま「いえ、ダメです、全てこちらにお任せ下さい」すから…」
う~これをシンクも味わっていたのか…全て人に着せられるのってめっちゃ恥ずかしいな…。
着替えにはそれほど時間はかからなかった。
すると、メイドさんが下がり今度は茶髪で白衣を着た可愛い女の子が俺の所に来た。
「あなたが勇者様のご友人、ユウト様でありますね?」
「はい、そうですけど?あなたは?」
「申し遅れました。私ビスコッティ国立研究院主席リコッタ・エルマールであります!!」
「あれ?確かビスコッティの銃を管理している人って」
「そうであります。戦の際ビスコッティで銃を使うのは私だけなのであります…その為私が管理しているのであります。」
「なるほど…それで1種類なんですね、どういう銃なんですか?」
「はい、これであります」
これって…拳銃系か。
「この銃はここから折れるようになっていてここに専用の銃弾を1発セットして使うであります。後、他の国のようにフロニャ力をチャージして熱線のような砲撃などが出来るようにはなっていないのであります…」
フロニャ力をチャージして熱線のような砲撃がってのはISOでいうレーザーみたいな物かな?でもそれは使えないらしいから今は考える必要はないな。
分かった事はこの銃が実弾のみでその上1発ずつのみ装填可能…って事は…俺がISOで持ってたトンプソンコンテンダーと同じ中折れ式のシングルショットの銃って事か…。
装填出来るのが1発だから…連射は出来ない…とはいえ…。
「このような銃でありますが…本当によろしいでありますか?今なら他の武器に変える事も出来るでありますよ?」
「いえ、これなら大丈夫です。でも、後3丁位ありませんか?」
さすがにこの銃1丁だけじゃあ無理、出来たとしても支援くらいか?
「それなら大丈夫であります!!」
「なら、それでお願いしますエルマールさん」
良かった…4丁程あれば何とかなる…かな?
「エルマールではなくリコと呼んで欲しいであります!後、敬語はいらないでありますよ」
「分かり…分かったよ。じゃあリコこれからよろしく♪」
「こちらこそよろしくであります!ユウト様、それでは残りの銃を取ってくるであります!!」
エルマールさ…リコはパタパタと走っていった。
シンクが棒術をやっていたから武器を棒にしたのと同じで、俺もISOで散々使った銃器の方が俺でも少しは戦えるだろう……戦えたら良いなぁ~…。
あ、リコが銃を抱えて戻ってきた。
「ユウト様!持ってきたであります!」
「ありがとリコ♪」
俺は無意識のうちにリコの頭を撫でていた…あれ?リコが固まって…。
「あ、ごめん…ダメだった?」
「!?ダメじゃないで…ありますぅ、ただちょっと驚いただけであります」
「そう?驚かせちゃってごめんね」
「問題ないで…ありますから…もうちょっとだけ…続けてほしいであります…」
少しの間リコが満足するまで撫でてから武器を装備する事にした。
「ユウト様、このポーチを使ってほしいであります!」
「…?このポーチは何?リコ」
俺はリコに2つの小さなポーチを渡された。
「これは私が発明したフロニャ力を利用したポーチで小さな物なら100個まで入り、その上重さを感じないようになっているのであります」
「え?何それ?凄すぎない?」
「特に凄くはないであります…入れられる最大サイズが銃弾サイズまでであります…それ以上のサイズは無理であります…」
「銃弾専用のポーチってわけね」
「そうであります、その銃ならいっぱい弾を持たないといけないでありますから…二つとも既に弾を100発ずつ入れてあるのであります。」
「あ、そうなんだ♪ありがたく使わせてもらうよ」
俺はホルスターを両脚の太もも部分と両脇に取り付けそこに弾を装填し終わった銃をしまっていき、腰の両側に銃弾ポーチを取り付ける。
やっぱり…この銃の冷たさ…ズシッとした重さ…心強いな…。
さぁ、行こう!親友の待つ戦場へ!!
「じゃあ、リコ行って来る♪」
「ユウト様、気をつけて下さいであります。」
シンクが勇者なら俺は…銃騎士?銃戦士?……いや、騎士って柄じゃないし…なら、銃戦士と名乗ろうか。
「よし!銃戦士ユウト!!戦場に…参る!!!」
一度言ってみたかったんだよね~このセリフ♪。
そんな事を言いながら俺はお城から出発した。
レベッカside
ちょうどシンクがメイドさん達に服を着替えさせられている時、紀乃川市インターナショナルスクールでは…終業式が終わり生徒達がこの後のホームルームの為教室で休み時間を満喫していた。
そこにはもちろんシンクの幼馴染のレベッカもいて女友達と談笑していた。
「レベッカはやっぱり春休みも和泉君や黒葉君と一緒?」
「や、やっぱりって何よ。別に一緒じゃないわよ!」
「本当~?でも、仲いいんだよね?」
「まぁ、シンクとは親同士が仲良しだからだし…ユウトとも…親同士が仲良し
「そういや…黒葉君のご両親って亡くなってるんだっけ…」
「うん…」
そうなんだよね…ご両親はユウトが小5の時に強盗に入られて…犯人はすぐに捕まったけど…お二人とも亡くなられて…偶々ユウトはシンクの家の別荘に遊びに来ていて無事だったのよね…確かあの後は近くに住んでたユウトのおじいちゃんに引き取られて…しばらくユウトは心を閉ざした…シンクと私が無理やり話すうちに小6になる頃には心を少しずつ開き始め、中1になる頃には大体元に戻って今に至るのよね。でも…今でも時々悲しそうな顔をしている時があるから…おそらく…まだご両親の事を気にしてるんだろうと思う…私達には悟られないようにしてるみたいだけど…シンクも気が付いてるみたい。
「…それにしても和泉君と黒葉君って素敵だと思うけどな~。和泉君、可愛いしスポーツ万能だし」
「黒葉君は格好いいし、和泉君並に運動神経もいいし」
「そんな事ないない。ユウトって学校では寝ている時以外はお堅い優等生みたいに振舞ってるけど…実は快楽主義者だったり…二人とも中身は本当に子供よ。シンクが好きなのはアスレチック遊びと棒術で、ユウトが好きなのは銃器と動物……自分達が夢中になれる事だけだもん…」
「そう言えばさ~終業式に黒葉君来なかったよね?普段遅刻してもこの時間には必ず来てるのに、病欠かな?」
「うん、私も気になってた。ユウトって寝坊で遅れてもこの時間帯には必ず来るから…」
「どうしたんだろうね?携帯は?」
「ユウト携帯の電源入れてないみたいなんだよね、シンクも同じみたいだし…」
「もしかしたら意外と途中で会って和泉君の見送りに行ってるのかもよ?」
「あ~ありえそう~黒葉君と和泉君って他の子にも黒葉君×和泉君って言われてすぐに本が出回る位大親友!って感じだし…「バカッ!」あ…」
「それなら良いんだけど……ねぇ…本が出回るって…何かな?私、知らないんだけど?ちょっと2人とも…今はホームルームが始まっちゃうから…私と放課後たっぷりお話しようか…」
私はとてもいい笑顔を浮かべながら、その原因の2人に放課後にお話を聞く事にした。
今頃、シンクとユウトは何してるのかな?無事だといいけど…。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次話の更新はリアルが忙しくなったので不明です。
出来れば今月中に5話までいきたいですが…。
次回 勇者と銃戦士、初戦闘をする