DOG DAYS 勇者の親友は銃戦士   作:孤独な白狼

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では、どうぞごゆっくりしていって下さい。


第5話 勇者と銃戦士、初戦闘をする

シンクside

 

僕は姫様に言われた通りビスコッティ騎士団のロラン騎士団長に会いに来ていた。

 

「うん、ルールもルートもちゃんと覚えてくれているようだね」

「はい!姫様が教えてくれました」

 

姫様の説明がとても分かりやすかったしね。

 

「うむ、勇者殿は召還されて姫様と会って…どう思った?」

「可愛くて優しそうな、素敵な姫様だなって思いました」

「すばらしい!!」

 

ロラン騎士団長ってとても気持ちの良い人だなぁ

 

「「「「うぉーーーーーーー!!!」」」」

 

うあ、いっぱい敵の選手が来た!

 

「では勇者殿、前に進んで先陣のエクレールと合流を!」

「はい!!!」

 

確かエクレールって…姫様が行ってた1番紋章砲が上手な人だった筈!教えてもらわないと!

 

「シンク・イズミ!行きまっす!!」

 

そう言いながら僕は走り出した。

前方から3人走ってくる…まずはジャンプ!

僕の事を見て何故か止まる3人、チャンス!

 

「うほぉ~スゲーまじで勇者だ~」

「勇者倒したら俺ら凄くね?ハンパなくねぇ?」

「やったるぞ!オラァ~…グハッ!!」

 

僕はまず1人目の顔面に棒を突く形で叩き込み、その人を踏み台にしながらもう一度上に飛び上がるとびっくりしている残り二人のがら空きの頭に同時に棒を叩き込む。

すると地面に降りると同時にその3人は猫玉化した。

う~~~~フロニャルドの戦って最高ぉ~~~!!!

その時2人の選手が同時にジャンプして剣で斬りかかってきたけど…これならバク転で避けられる。

僕は上空に棒を投げながらすぐに2人に向かって走り懐に潜り込む、また斬りかかって来るが姿勢を僅かに低くするだけで避け、二人が体勢を崩した隙にジャンプしながら相手選手の背中をタッチする…すると僕の紋章が発動する。

 

「えっ!?」ボフンッ!

「…!?」ボフンッ!

 

タッチ撃破時は紋章が現れて分かるようになってるんだな~落ちてきた棒をキャッチして次…っ!?

おっと!剣を振りかぶった人が!でも当たる直前にかわしまたジャンプしながら頭部をタッチする。

 

「くそっ!」ボフンッ!

 

次は5人か…なら丁度直線に並んだ感じでこっちに来るし、これなら直進あるのみ!

僕がまた棒を上空に投げると1人目が剣を縦に振りかぶって来たので振り下ろされるより前に懐に飛び込み、かわしながら背中をタッチ。

 

「うぁ!?」

 

次の2人目は横薙ぎに剣を振って来たので走った勢いを殺さないように体勢を低くしながら横に振りかぶった影響でがら空きの頭にタッチ。

 

「あぅ!?」

 

3人目は剣でまっすぐに突きを放って来たのでジャンプでかわし頭をタッチしながら反動でジャンプし、4人目がそれに驚いて止まったので今度は足で踏み台にしながら5人目に向かってさらにジャンプ、飛び越えてしまう前に体を捻り…頭にタッチ。

ボフンッ!ボフンッ!ボフンッ!ボフンッ!ボフンッ!

タッチした後にその相手を押した反動でジャンプ、落ちてきた棒を回収しながらさらに先に進むとそこに敵選手の第二陣がやって来た…。

僕は呼んでくれた姫様の為にもこの戦に勝つ為に早くエクレールって人の所に行かないといけないんだ!そこは通してもらうよ!。

 

「は?えっ?え~~~~~!?は、は、早いーーー!?何をしたのかよく分かりませんでしたが!撃墜スコアも続々加算!まさか?ここから逆転なるか~?…ともあれこの勇者、やっぱり只者ではなさそうです!!」

 

やっと突破出来た…エクレールって人何処だろ?…僕は走るのを止めずにそんな事を考えていると緑髪の子が1人で敵選手と戦っていた。

あ、あの子かな?でも、あのままだと不味いかも…すぐに加勢に行こう…。

そんな事を考えている途中で緑髪の子が双剣をクロスするように構え何かを呟くと同時に姫様に見せてもらった物より圧倒的に大きな紋章が背後に現れ…双剣を振り下ろした瞬間…ビームのような物が飛び!?…着弾地点で大爆発が起こった!?…どうもかなりの数の敵選手を撃破出来たようだけど…あれ?1人だけあの攻撃を凌ぎきり爆煙に紛れながら近づこうとしていた。あの子は…爆煙でまだ見えてない上、全て倒したと思って気を抜いてるみたいだ!助けないと!!

僕は走る速度を更に上げ緑髪の子に飛びかかろうと剣を振りかぶっている敵選手に向かって飛び蹴りをする。

 

「勇者キーーーック!!」

「グハァッーーーー!!!」ボフンッ!

 

よし!何とか間に合った、一先ず自己紹介かな。

 

「おっす!勇者として呼んでもらいました、シンク・イズミです!」

「………エクレール…騎士団の親衛隊長」

 

って事はやっぱりこの人がビスコッティで1番紋章砲が上手な人でおそらくさっきのが♪

 

「エクレール!さっきのビームってやっぱりあれ!?」

「ビー…?紋章砲の事か?」

「それです!!紋章砲の扱いはエクレールが上手だから、教えてもらうようにって姫様が」

 

ってちょうど敵の第3陣?が来た!

 

「そ、そうか」

 

あ、隠してるけどちょっと嬉しそうだな。

 

「まずは自分の紋章を発動させる」

「紋章発動!!レベル1!」

 

僕の左手の平に紋章が浮かび上がる。

 

「全身の力と気合を込めて、紋章を強化!」

「「レベル2…………レベル3!!!」」

 

するとさっき程のエクレールのように背後にかなり大きい紋章が現れる。

 

「フロニャ力を気力に変えて…自分の武器から撃ち放つ!!」

「それが!紋章砲!!」

「「はあぁぁーーーーー!!!」」

 

僕とエクレールは自分の武器を前に突き出すと紋章砲が発動しこちらに向かって来ていたガレットの選手達に直撃し…全滅させた。

後に残ったのは抉れた地面と猫玉化した敵選手達だけだった…。

 

「紋章砲は便利だが…防具や甲冑を許された戦士長や騎士には防がれる事も多い。それになにより…」

「打つと結構疲れるね」

「…よく考えて使え」

「ありがとう。頑張ります!」

 

あれ?後ろ向いちゃった…照れてるみたいだし、お礼言われ慣れてないのかな?

そんな事を考えていると倒した筈のガレット側から、おそらく紋章術で強化されているだろうと思われる程の速さで1本の矢が飛来してきた。

僕は咄嗟の事で反応でがきなかった…だが辛うじて反応できたエクレールがギリギリのタイミングだったが僕を庇うように双剣を使い防御体勢をとってくれていた…でも、矢の威力が凄まじくエクレールと僕は一緒に吹き飛ばされてしまった。

イタタ…吹き飛んだ拍子にエクレールの下敷きになっちゃった…痛い…。

起き上がろうとしていると、上から声が聞こえてきた。

 

「ほんのちびっと期待をして来ては見たが…所詮は犬姫の手下か…」

 

そこにはとても綺麗な白髪の女性が大きなセルクルに乗りながら僕達を見下ろしていた。

 

 

ユウトsido

 

「は?えっ?え~~~~~!?は、は、早いーーー!?何をしたのかよく分かりませんでしたが!撃墜スコアも続々加算!まさか?ここか………」

 

うあ~シンク、派手に暴れてるみたいだな~。

戦場の生中継を聞いてそんな事を考えながら俺はお姫様に言われた通りロラン騎士団長に会いに来ていた。

 

「うん、ユウト殿もルールもルートもちゃんと覚えてくれているようだね」

「はい、お姫様が分かりやすく説明して下さったので」

「うむ、ユウト殿は召還されて姫様と会って…どう思った?」

 

俺、お姫様に召還されたわけじゃないけど…黙っとこうかな、聞かれてないし…それにしても「姫様と会って…どう思った?」ねぇ~。

 

「可愛いくて優しそうで、この国の事をとても大事に想っている良いお姫様だなって思いました」

「君もすばらしい!!」

 

ん?君もって?シンクにも聞いたのか?…まぁいいや、この人もかなり良い人みたいだしな~ビスコッティーってリコといいお姫様といい気持ちの良い人多いな~…向こうとは大違いだな…。

あれ?何だ…ビーム?…シンクがいる辺りで2つのビームのような物が同じ方向に飛び…ドゴォーン!!と凄まじい音がした…。

 

「あれはエクレールの紋章砲のようだね、もう1つは勇者殿かな?もう使えるとはさすが勇者殿」

 

あれが…紋章砲…すっげぇーーーーーー♪一応リコに軽くレクチャーしてもらったけど…あれ程の威力が出せるとは…早く紋章砲使いてぇ~~~~♪

 

「ではユウト殿、前に進んで先陣のエクレールと勇者殿に合流を!」

「了解!!♪」

 

早くシンク達に合流しないと!美味しい所全部持ってかれちまう!

 

「銃戦士ユウト・クロバ!!戦場に…参る!!!」

 

俺は両脚のホルスターから銃を抜き、戦場に走った。

ちょうど、敵選手が1人こちらに走ってきたし…試し撃ちさせてもらおうか!♪

俺はその場で急制動をかけすぐに両手の銃の撃鉄(ハンマー)を親指で引き起こし、右の銃を敵選手に向け…撃った。

バンッ!という音と共に銃弾は敵選手の……横を通り…敵選手はニヤリと笑いながらすでに回避行動をとっていたが俺はそれを予測していたので左の銃をすでに向け微調整し…撃った。

「……!?」ボフンッ!

バンッ!という音と共に最初の銃弾を避けて少し体勢が崩れている所をヘッドショットされた敵選手は驚いた表情で猫玉化していった。

 

「よし!この銃の射撃感覚は分かった♪」

 

最初の1発目はこの銃の感覚を掴む為に当たればラッキー位で撃ったからいいんだけど…この銃、着弾地点が予想よりも逸れなくて助かった、おかげで感覚がすぐ掴めたからな。

さぁ~普通なら今のように防衛ラインを抜けた敵選手を倒すべきだろうが後ろにはロランさんいるし…後方でちまちまと戦うってのは俺の趣味じゃないし…やっぱりISOのように突撃あるのみ!♪

俺がシンク達の元に向かう途中で適選手が5人程進行方向からやって来た。

 

「お、来たぁ来たぁ~♪」

 

俺はさっき使った銃に弾を詰め、今度は止まらず敵に向かって走った。

 

「まず1人!」

「そこの奴、覚悟ぉ~~!」

 

1番手前にいる敵選手に狙いを定め、剣が当たる直前に右半身を引いてかわし体勢を崩した所を前に出ながら右手の銃のグリップ部分で背中を攻撃しタッチ撃破しつつ2人目が剣を振りかぶっていたのでがら空きの顔面に左手の銃を撃ち放ちヘッドショットをお見舞いする。

 

「グハッ!!」ボフンッ

「2人!♪」

 

すると、3人目と4人目が同時に仕掛けて来た…だが俺はすでに後ろにジャンプしている為当たらないが、着地と同時に5人目がニヤリと笑いながらメイスを振り下ろして来た、俺は左手の銃を脚のホルスターにしまいながらも右手の銃でメイスを撃ち跳ね上げさせ、今度は俺がニヤリと笑いながら左手で右脇のホルスターから銃を抜き胴体を撃ち抜く。

 

「何!?…グッ!」ボフンッ

「3人!!♪…後…2人!♪」

 

今のタイミングなら俺が倒せると思っていたのか2人は驚いて動きが止まっていた。

俺は右の銃をしまい左脇から新たに抜きつつ、左手の銃の空薬莢を排出させた後に口で咥え左のポーチから弾を1発取り出し装填して再び左手に持ち直しながら一気に接近すると、やっと立ち直った2人が同時に剣を振り下ろそうとしてきたが…。

 

「もう、遅いよ?♪」

「しまった!」

「何!?」

 

俺はすでに選手達の懐に入り込んでおり、両手の銃を2人の胴体へ向けて同時に接射した。

バンッ!!ボフンッ!ボフンッ!

 

「よし!倒した!♪」

 

やっぱり…この世界なら弾が当たればすぐに獣玉になるから接射しても銃に負担はないようだ…意外にこの世界ではありな戦法だな…今の内に全部の銃に弾を装填しとかないと…俺は弾を装填し終わると合流する為にまた走り出した。

 

「おや?ビスコッティ側で更に動きがあった模様です!どうやらビスコッティの防衛ラインを抜けた一部のガレットの選手達が突然現れた1人の少年に全て倒されていっているようです!…はい?お~と!?ここで新情報が届きました!!なんと!ビスコッティ側は勇者さんのご友人も一緒に召還していたそうです!そしてあの少年こそがその勇者さんのご友人のようです!」

 

あ~シンク達に合流する為に途中にいた敵選手達を一応殲滅しながら来たからなぁ~、一先ずアリ地獄のようなアスレチックの100m手前位まで来てはいるが…あいつはどこだ?見当たらん…この辺じゃないのか?

すると、中継がまた変わりそこには緑髪の女の子に馬乗りにされ何故かその子の胸を揉んでいるシンクが映っていた…。

 

「……え?……」

 

…あいつ…何やってんの!?…いや…どうしてあんな状況になったのか…どうせ…いつものラッキースケベだろうなぁ~…。

俺の本音がつい漏れた時はジト目で見てきやがったくせに…自分ばっか良い思いしやがって…シンク爆発しろ…。

あ~動物モフりてぇ~戦が終わったらお姫様、タツマキ触らせてくんねぇかなぁ~?いや、触りに行こう!

そんな事を考えながら俺は一番近くにある大きなアリ地獄型アスレチックに足を向けた。

 

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございました。
次話の更新はリアルが忙しい為不明です。

次回 勇者と銃戦士、ガレットの姫様に出会う

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