だめだめな私はだめ?   作:ボブっていいよな

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ほぼタイトル詐欺回



自力で起きれない彼はだめですか?

 キョロキョロと周りを見渡し、周囲に人気がないことを確認した私はスマホを取り出し、パシャリとシャッターを切る音を鳴らす

 

 被写体はもちろん彼氏(隼也君)

 

 ちなみに、被写体である隼也君は何にも反応を示していなかった。

 

 なぜなら彼の意識は未だ夢の中だからだ。

 

 彼は基本的に自力で起きることが早々ない

 

 私との予定がある日以外は、基本的に寝坊している

 

 だから今日も今日とて、私が彼のことを起こしに家まで出向いていたのだ

 

「隼也君、早く起きないと遅刻しちゃうよ」

 

 スマホをポケットにしまい、テンプレのような言葉と共に彼の肩を揺する

 

 だけど、彼の目は覚めることなく規則正しく寝息を唱えていた

 

 いつもであればこの段階でうっすらと意識を覚ましていたため、今回は少しばかり難産しそうだ。

 

「つぐ〜、しゅんたろうは起きたー?」

 

「早くしないと私たちも遅刻だよー!」

 

「あ、モカちゃんにひまりちゃん。ごめんね、まだ起きれてないんだ」

 

 私が隼也君のことを起こしに行ってからそれなりに時間が経ったのか、外で待っていてくれたモカちゃんとひまりちゃんが様子を見にきてくれた

 

「しゅんって、なかなか可愛い寝顔してるね」

 

「うん、だからちょっと起こすことに気が引けちゃうんだ」

 

 だからこそカメラフォルダーに収めているのだが

 

「ほほー、だからつぐは写真を撮ってにやけてたんだー」

 

「えっ!なんで知ってるのモカちゃん!」

 

 おかしい、あの時周りには誰もいなかったと思っていたのに

 

 まさかモカちゃんが近くに居たとは思わなかった

 

「あれ?モカずっと私と2人でいたじゃん」

 

「え」

 

「カマかけだよ〜、やっぱり撮ってたんだ〜」

 

「と、撮ってないよ!」

 

「本当に〜?」

 

「ほ、ほんとに!!」

 

「でもさっき『なんで知ってるの』って言ってたよね〜?」

 

「うぐっ……」

 

「つぐ、諦めよ」

 

 隠れてやましいことをしていたため、少しばかり恥ずかしさが込み上げてきた

 

「まぁ〜でもこんなに可愛かったら撮りたくなるよね〜モカちゃんでも撮りたくなるもん」

 

「モカの場合、交渉材料に使いそう」

 

 確かに、モカちゃんだったら隼也君を脅す交渉材料の一つとして使いそうではある

 

「えー、モカちゃんそんな酷いことしないよ〜?」

 

「すごく嘘くさい!」

 

「え〜?モカちゃんのしんよーなくて悲しーなー」

 

 モカちゃんはそう言いながら棒読み気味に泣き真似をする

 

 私もモカちゃんの言葉を信用していなかったのはここだけの話だ

 

「でも、ここでしゅんの弱みを握っておくのは良いかもね」

 

「え?」

 

「お、ひーちゃんも撮るの〜?」

 

「せっかくだし、アリかなって」

 

 

 

 ──モヤモヤする

 

「か、可哀想だからやめてあげよ?」

 

 この気持ちは多分、ただの独占欲だ

 

 彼のあどけない姿を独り占めにしたい、誰にも渡したくない、共有したくない、見せたくない

 

「んん……」

 

「あ、起きた?」

 

 不意に聞こえてきた声に目を向けると、そこには瞼を指で擦りながら起き上がる隼也君がいた

 

 寝起きの状態だからか、少しばかり眠そうに見えた。

 

「おはよう隼也君」

 

「先輩おはっす.モカっちとひまりはなんでいるの?」

 

「起きてからの第一声がそれ!?」

 

「不法侵入してみた〜」

 

「んー、じゃあ警察呼ぶからはやく部屋出て?」

 

 隼也君はひまりちゃん達と会話をしながら枕元に置いていたスマホを手に取り、本当に110を打ち込んでいた

 

「主犯はひまり?」

 

「違う!」

 

「おっけー、ひまりね?」

 

「だから違うって!!あとひまりさんか先輩!」

 

「はは、むり」

 

「つぐ〜しゅんがいじめてくる〜!」

 

「あはは……あまりイジメちゃだめだよ?」

 

 こういう姿を見せているから舐められるのではないか?

 

 私はその言葉を心の中に留めてひまりちゃんの頭を撫でた

 

「すぐ先輩に泣きつくやつが尊敬できるわけ」

 

「はぁ!?しゅんだっていつもつぐにお世話してもらってるくせに!」

 

 確かに、ごもっともだ

 

「俺は良いんだよ」

 

 よく無いとは思うよ?

 

「自己中!」

 

 ごもっともである

 

「朝からうるさい、モカっち早く連れてってー」

 

「パン1個で良いよー」

 

「あとでね」

 

「約束だよー」

 

「覚えてたらー」

 

 絶対覚えてないで済ませるやつだよね?これ

 

「つか早くひまりそこどけよ、俺の先輩なんだけど」

 

 __俺の先輩、不覚にもときめいた

 

「ふーん?」

 

 ひまりちゃんがより私に密着する

 

 その時に、少しばかりひまりちゃんに嫉妬しそうになったが堪える

 

 じゃないと私が悲しくなるから

 

「おいドヤ顔しながら抱きつくな、先輩が可哀想だろ」

 

「可哀想?どういうこと?」

 

「いや、色んな意味で」

 

 隼也君はあとでお仕置きかな

 

「ねー、しゅんたろう起きたなら早く学校に行こー?このままじゃ遅刻しちゃうよー?」

 

「「あ」」

 

 モカちゃんの言葉で思い出した、私達が登校前だったことを

 

「まぁ、俺は別に遅刻してもいいや」

 

「だめだよ!この前先生に怒られたばかりでしょ!」

 

「んー確かにめんどいな」

 

「そうと決まれば早く準備しよ?」

 

「はーい、ってことで着替えるからモカっちとひまりは先に外にいてー」

 

「あれ?つぐは?」

 

「俺服の場所の管理先輩に任せてるから」

 

「保育園児ー?」

 

「うるせー、ほら早よ行けって」

 

 隼也君はモカちゃん達を無理矢理部屋の外まで押し込むと、そのまま自室の鍵を閉めた

 

「ん……?なんで鍵閉めたの?」

 

「邪魔が入らないため、とりま先輩はこっちおいで」

 

 隼也君はそう言いながら両手を広げる

 

「……ハグ?」

 

「うん、だめ?」

 

「良いけど、どうして?」

 

 いつも私からすることが多いため彼から望むのは珍しい

 

 少し彼の意図が読めずにいた

 

「先輩のこと安心させたいから。

 

 先輩さ、モカっち達に写真撮られたくなくて、独占したくて止めてたでしょ」

 

「……起きてたんだ?」

 

「うん、うっすらと」

 

「独占欲あるの、重いかな?」

 

「別に?先輩ならいいよ」

 

「そっか、じゃあいっぱい独占しちゃうね」

 

 私はそう告げると隼也君に近づきハグをする

 

 それも、いつもより強く抱きしめる

 

 隼也君が良いって言ったんだから、良いよね?

 

 私が独占するのは彼のせいなんだから

 

 あ、そういえば

 

「え、ちょ先輩?痛いんだけど?なんで背中つねってんの?」」

 

「さっきひまりちゃんが抱きついてきた時、いろいろ可哀想って、何?」

 

 ある程度何のことか、想像はできたが同時に納得はしてない。

 

 だから少しお仕置きです

 

「まぁ、世の中残酷だよなって」

 

 ……

 

「え、ちょ先輩なんで足踏むの?微妙に痛い」

 

 別に、少し腹たっただけだ

 

「そんな怒んなくても、俺が好きなのは先輩のなのに」

 

 ……

 

「……隼也君のえっち」

 

「理不尽」

 

「……じゃあ、準備しよっか」

 

「ん、満足はした?」

 

 満足?そんなのもちろん

 

「全然だよ?」

 

 そう言って彼に微笑む

 

 それに対して彼はいたずらな笑みを浮かべて私に答えた

 

「じゃあ、時間ある時に、ね?」




タイトル通りにできなくて適当に書き続けてたらなんか独占欲の話になっちゃった♡
許してください

羽沢つぐみ
・かわいい
・毎日起こしにくる通い妻系ヒロイン
・独占欲いっぱい
・実はカメラロール隼也君でいっぱい
・ひまりちゃんはすきだけどひまりちゃんのおっぱいは憎い

立花隼也
・自力で起きれないダメ人間
・先輩舐める系後輩
・実は羽沢のことが第一優先
・ひまりよりつぐのおっぱいの方が好き
・ってかつぐが好き

青葉モカ
・多分頭いい
・多分パン貰えない

上原ひまり
・多分後輩に舐められてる
・多分不憫枠
・多分おっぱいデカくて憎まれてる
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