ヒーロー名「エターナル」 作:オンドゥル太郎
遅くなった理由としては、上記の事で舞い上がり、ウェイウェイしてるはずの上鳴をめちゃくちゃ動かした結果、半分以上書き直しました。
全話を投稿した後に気づけば10件ぐらい誤字報告が届いており、コメント含めて8件が耳朗ちゃんの名前の誤字でした。
本当にすみませんでした。
これからも、感想、誤字報告、ガンガン送ってください。
向かってきた敵を腕を奮って払い除け、地面から現れた敵を踏みつける。襲いくる敵達を殺さないように、拳足膝肘腕で叩きのめして行く。
ライダーのパンチ力は、基本的にトンで測られる。
エターナルに至ってはパンチ力は7.0トン。キック力は12.0トンだ。
トラックをスクラップにできるような余力で人を殴るのにはかなり慎重な加減がいる。
どこぞのニーサンは意外にもすごい技術をあっさり使っているのだ。
さすがニーサン。
俺の場合は序盤のブラッドスターク的な行動を探偵達にやってたら覚えた。
犠牲になったマネキンの数は忘れないぜ。
ちゃんとマネキンだからね。
という事で、2分もかからず全員を気絶させた。
だって自分から突っ込んでくるんだもん。
エターナルの頭部にある王冠のような3本の突起。
これはトライデントフィーラーと言って、
エターナルの全方向に対して超音波を放ち、反射音波を拾うことで死角を無くす事ができる超感覚器官だ。
微量な空気の動きさえも逃すことなくキャッチできるため、敵の動きは手に取るようにわかる。
ルナトリガーの弾丸はこれを回避するのではなく、わかっても反応できないように撃ってくるからタチが悪い。
俺は全員の気絶を確認した後に、変身を解いて八百万の元に向かった。
「大丈夫か?」
「ええ。少し、個性の影響で体調を崩しただけです。」
気丈に振る舞う八百万だが、その顔には徹夜後のような深い疲労が見える。
「ヤオモモ、上鳴がああなった後からずっと一人で戦ってくれてたから。」
「わかった。八百万は俺が運ぼう。耳朗はそっちのバカになってるやつを頼む。」
「うん。」
そうして俺たち四人は山岳ゾーンを抜け出した。
同時刻、入り口前。
「おいおい、どうしたんだよイレイザーヘッド。」
「くっ、がぁ!」
血を流し、倒れ伏す相澤の頭を、黒い巨漢が踏みつける。
その目に感情はなく、ギョロギョロとさまざまな方向を向いている。
「こっちも終わったぞ。」
そう言って、空になった宇宙服と、中にいた女性、13号を引きずってきたのは、モヤ男こと黒霧…ではなく。
「へえ、ドーパントってのはすごいんだな?ただの雑魚がプロヒーローを瞬殺だ。」
彼女を引きずっていたドーパントからメモリが抜け、長身の男へと戻る。
「誰がただのザコだ。少なくともてめえよりは強えぞ、ガキ。」
「ああ?」
「落ち着いて下さい!死柄木弔。あなたもです『協力者』。」
「俺はボスの指示で来ただけだ。てめえに指図される言われはないが…まあいい。」
そう言って、男、『協力者』は13号こと、黒瀬亜南を噴水へと落とす。
「ずいぶん優しいな?」
「人質にしなれちゃ困る。それに、お前らの狙いはヒーローだからともかく、こっちの狙いは仮面ライダーなんでな。使える肉盾は多い方がいい。」
男は顔色一つ変えずに、平坦な声色で言い切った。
その笑みと言葉を聞いた麗日、芦戸、瀬呂、佐藤、 障子は、目の前の本物の悪意に戦慄した。
「やばいって!そうすんの⁉︎」
「芦戸、落ち着けって!」
「瀬呂のいう通りだ。今の俺たちが前に出た所で、状況は変わらない。それどころか、人質が増えて、オールマイト達の足手纏いになってしまう。だからこそ「その通りだ。」!?」
突如頭上から聞こえた声に、全員が一斉に構える。
が、
「遅い。」
その一言と共に、障子の巨体が蹴り飛ばされる。
「障子くん!」
麗日が障子を触れ、なんとか助ける。
同時に瀬呂が自身の個性により、肘から出したテープで男を拘束。
佐藤を食べた佐藤が自身の筋力を5倍にして拳を振るい、芦戸が酸を使って足元を攻撃する。
それでも、
「無駄だ。」
男が動くと、テープはバラバラに引きちぎられる。
男は佐藤の拳を片手で受け止め、テープを掴んで、瀬呂を振り回し、芦戸へと叩きつける。
佐藤が、怒りながら襲いかかるが、
男は佐藤の拳のラッシュを軽くいなし、逆にカウンターを叩き込んでいく。
佐藤が数十発の拳を振るっても男には当たらず、逆に男が繰り出すジャブのような拳は佐藤へと重く響く。
「そんなもんか。」
腹部への一撃で佐藤が怯むと同時に、男は回し蹴りで佐藤の意識を刈り取った。
一瞬の内に、3人が戦闘不能と化した。
男は3人を無造作に放り投げ、噴水近くへと転がす。
そして麗日へと近づいた。
「麗日!逃げろ!」
「邪魔だ。」
なんとか起き上がった障子が体当たりを仕掛けるが、男の前蹴りであっさりと意識を失った。
「いや!」
男が麗日の首を掴み持ち上げる。そのまま噴水へと向かおうとした時だった。
「やめろ!!」
「!?」
突如現れた何者かが、男の顔面を殴り飛ばした。
突然の襲撃に、男は大きくのけぞり、麗日を手放す。
地面へと麗日が落ちる寸前、その襲撃者、緑谷は麗日を抱き止める。
「これ以上、好きにはさせないぞ!ヴィラン!!」
ふらりと下がった男の口からはうっすらと血が滲んでいた。
「え?」
その光景に緑谷は驚愕するも、即座に思考を切り替える。
そしてすぐに、男に背を向けて走り出した。
木陰に隠れていた峰田と蛙吹に麗日を引き渡し、緑谷は思考する。
今の僕じゃアイツには勝てない。
せめて、みんなから引き剥がす。
その後は、スマッシュで怯ませた隙に逃げるしか、
「おせえんだよ!」
「ガッ⁉︎」
3人から離れながら走る緑谷の首へ衝撃が走る。
男が首を蹴ったのだ。
吹っ飛ばされた緑谷は噴水の近くに転がされる。
緑谷が苦悶の表情をしながら顔を上げると、そこにはすでに男がいる
「コケにしやがって、ふざけんじゃねえ!!」
男は緑谷の無防備な腹へと蹴りを入れる。
緑谷の息が詰まり、地面を転げ回る。
仰向けになった緑谷の胸を男は容赦なく踏みつける。
男は罵詈雑言を緑谷へとぶつけるが、緑谷には聞こえていない。
男が緑谷の首を掴み、無理矢理立たせる。
男は緑谷の体へと無数の打撃を叩き込んだ。
地面を転がり、動きが止まった緑谷に向かって、男がメモリを手に近寄って行く。
その時だった。
乾いた音が鳴り響き、男が大きくのけぞる。
自分をのけぞらせた男の視界、緑谷がいた場所に、誰かがいる。
「耳朗、頼むぞ。」
「わかった。園咲も気をつけて。」
耳朗の一言に、園咲は彼女の肩を叩いて返した。
緑谷を抱えた耳朗が走り去るのと同時に、永太はそこにいる3人と一体へと目を向ける。
「何が目的でこんな事をしたんだ?あ、同情とかじゃないぞ。お前らの幼稚な思考に興味が湧いただけだ。」
「どいつもこいつも、俺を舐めてるのか?」
俺の問いに苛立った手男が座っていた噴水の一部を崩す。
だが、緑谷をいたぶっていた男は違った。
「どうでもいだろう?俺はただ、おまえを殺したいだけだ!」
そう言い切って、俺へと襲い掛かってくる。
「血気盛んだな!」
俺は男の拳を受け流し、格闘戦にもつれ込む。
こいつ、なかなかやるな。
基本的にはガンガン攻めるタイプ。
相手を飲み込むようにラッシュや攻撃のテンポを押し付けてくる。
そのくせそれを崩そうとすれば、カウンターを的確に決めてきやがる。
というか、なんか変な感じなんだよな。
格闘戦主体にしては、変なところで無駄に力がこもってたり…
今もそうだ。
今の拳、もう少し力をこめるだけで、こっちの体制を崩せるのに、なんだ?
互いの拳がぶつかり、位置を変えながら、蹴りや拳肘打ちなど、明らかに質の高い格闘戦を二人は繰り広げる。
男の拳を肩で受け、永太は男の膝を蹴り抜く。
そのままの勢いで体制を崩した男を殴り飛ばした。
「最高だな。さて、第2ラウンドと行こうか。」
「脳無、やれ」
次の瞬間、永太の体が何かに弾き飛ばされる。
先程まで自分がいた場所を見るとそこには黒い巨漢、脳無がいる。
俺と男は同時にメモリを起動した。
『エターナル!』
『ファング!』
俺はメモリをドライバーへと装填。
男はファングメモリを自身の右目に現れた生体コネクタへと刺す。
戦場には三つの影が。
白い仮面の戦士
仮面ライダーエターナル
脳をむき出しにした黒い巨漢
脳無
白い、全身がトゲトゲした印象を持ち、右目から特に大きいツノのようにキバが突き出された異形の怪物。
ファングドーパント
三者は示し合わせたわけでもなく、一斉に動いた。
ファングドーパント
風都探偵の刺々しさが強調されてファングジョーカーをイメージして下さい。
それを真っ白にして、アナザーライダーっぽくして下さい。
全身にトゲを追加して、右目から大きめのアナザー電王みたいにトゲをつければ完成です。
緑谷出久
裏でめっちゃ主人公してた男。
割とテンパっており、OFAを怪我なしかつ、フルカウルで使えたことに気づいていない。
園咲永太
腹パンマスター。
立ち位置が主人公よりも完全に五条先生ポジ。
何度も言いますが、練習に使ったのは本当にマネキンです。
人間やらマスカレイド戦闘員やらは使っていません。