グソクムシャにメガシンカがある?ならやるっきゃねぇ!! 作:シェリーザ
それとグズマ君の手持ち2匹目が決まりました、…外来種になってしまいますが。そして…この時間帯なら、投稿してもバレないな(橘さん感覚)!
ククイ少年の仲間に入り、1人旅から2人旅になって楽しくなってきたこの頃。コソクムシとククイ少年のニャビーも仲良くなっており楽しそうにしながら並んで歩いていた。バトルの後にニャビーのレベルを聞いたが13レベルだったのだ、4レベル必要とは言えもうちょっとでニャヒートに進化してたのか、本当にニャビーの段階で戦えて良かったと思う。
確かグソクムシャに進化するのはレベル30…だからゲーム的に言えばククイ少年のニャビーがガオガオンになる前に、グソクムシャになるはずである。とは言えあくまでゲーム上での話なので、ポケモンの心情などが原因で進化できない事もあれば、トレーナーの想いに応える為早い段階で進化する事も多々あるアニポケ世界ではこんな前知識は何の役にも立たない訳だが。
「しかしグズマ、本当に初心者向けのポケモンを貰わなくて良かったのか?お前も俺と同じ駆け出しトレーナーなんだからさ」
「まあ俺にはコソクムシがいるからな。それにあの子達は俺に懐く様子があんまり無かったしな、懐いてない奴に無理やり旅に付き合わされたって嫌だろ」
「まあ、それはそうだが…お前、本当ポケモンに好かれてるか嫌われてるか分からない奴だな」
失礼だなククイ少年、俺は虫ポケには好かれてるよ虫ポケには。それにゲーチスよりかはマシだよ、きっと。頼むからゲーチスよりマシであってくれ、『やつあたり』の威力最大でした〜みたいなのは本当嫌だから。
それはさておき現在俺達は茂みの洞窟…へ行くのは時期尚早だとククイ少年も悟ってたのだろう。時には町で我々と同じ駆け出しトレーナーとバトルしたり、野生のポケモンとバトルしたり…をして地道に強くなっていた。しかしそれでも問題がある、俺達の今の目標である『2匹目の仲間をゲットする』が出来てなかったのだ。
「お前のコソクムシも、俺のニャビーも十分戦えるが…やっぱり手持ちが1匹ってのは寂しいし、心に余裕が出来ないよな」
「1匹だけと2匹居るのでは心持ちがガラリと変わるしな、特に俺なんかコソクムシが消耗するのですら避けなければならないし。だからと言って『仲間が増えた!』って感じで油断と慢心は禁物だが」
「その通りだな」
この言動…ってか設定からも分かるように、ククイ少年は俺もかつて通った、『『つるぎのまい』?1ターン使って攻撃を上げるだけ?なら殴ったほうが早いじゃん!』なガン攻めキッズと違い、今はまだ低レベルだが彼は技を駆使して戦うかなり知略家なスタイルだ。
流石は将来技を研究する博士になるククイ少年だ、昨日のバトルも『なきごえ』を連打されてから立ち回られては俺に勝ち目はなかったしな。搦手と突撃を冷静に指示できるトレーナー程強くて、厄介な人はいないこった。
…俺はというとククイ少年みたく並行行動の指示などがまだ上手く出来ないので、そこは彼に負けてるとハッキリ言えます。はい。コソクムシに合わせてるとは言え、細かい指示を出すのはまだ苦手です。
「とは言え、できれば手持ちの相性を考えてゲットしたいけどな」
「それは俺も分かるが…やっぱり仲間にするなら俺達と一緒に行きたい奴等を仲間にしたいよな」
「強要して仲間にするより心から分かり合って、共に全力を出せる方が俺達も先に進めるし、賛成だぜ!」
そんな感じで誰を手持ちに加えたい?のあーだこーだを話し合い、夕暮れになり始めたので此処をキャンプ地とする…を実行する俺達。そんなわけで飯だ、俺は両親におねだりして買ってもらったポロックケースを使ってポロックを作っていく。きのみの種類は多くないが数が多いし、コソクムシの好みの味も把握できているので問題なし。せっかくだしククイ少年のニャビーの味も把握しておこう。
ニャビーの好みの味が結構辛めのものだと分かって、俺の魂が口から出かけた。辛さの元になるマトマのみが全部吹き飛んだがな、ニャビーさんや手加減ぐらいしておくれ。ポロック作りでくたばった俺の代わりにククイ少年が料理を準備してくれていて、本当に申し訳なかった。
「はは…うちのニャビーは意外といじっぱりでな、悪いグズマ」
「構わないさ…そうだ。ククイ、お前にもこのポロックの作り方教えてやるよ。道具は…旅の間は俺の貸してやるからさ」
「お、そいつはありがたい。俺も一回帰る事になったらポロックケース買ってもらうかぁ」
そんなわけで皆(1人)に力(苦労)を与えよう…と言う事でククイ少年にもポロック作りを教えた。ちなみに何故俺がポロックを知ってるかだが、かつて俺はオメガルビー・アルファサファイアをやってたのでポロックの知識を持ってたわけである。良いよね、ゲンシカイキとメガレックウザ。某トリプルバトルのゆっくり実況者さんの動画にも楽しませてもらいました。
と言うわけで日が登って翌日、俺達はハウオリ霊園の入り口付近まで到達していた。ハウオリシティが物資とか結構充実してて、離れるに離れづらかったんだよねぇ。しかし霊園か、この付近では流石に無礼な真似が出来ないから俺もククイ少年も大人しくしてるが…
「ヒャッハー!!」
「邪魔だ邪魔だぁぁ!!」
「…暴走族かぁ、騒がしいな」
「やめとけ、見てるのバレたら飛び火してくるぞ」
…俺達よりも年上の男女問わずの集団が霊園前で騒ぎ立てていた、確かにメレメレ島は狭かったりするから鬱憤が溜まって、騒ぎたい気持ちは分かるけど霊園以外でやりなさい。ゴーストポケモンにキレられても知らんぞ。
それはさておき『アローラに不良集団とかいるの?』と思った方への返答をしておこう、…アローラに『島巡り』の風習があるのを以前話したがその島巡りに失敗した奴等、他にもカプ神の怒りを買った奴等が様々な事情で社会的にやばいとこに立たされ、アローラの土地事情…飛行機や大型船じゃないと中々他地方に行けない理由から暴走族などになってしまう、と言う事例が多発している。
そして皆様知ってるかもしれないが…この俺グズマは、その不良グループ『スカル団』の長をしているのだ。グズマも島巡りを失敗した為スカル団を作ったわけだが今は…と言うより俺は作るつもりはない。だがもしかすると第二のグズマみたいな奴が出てきて結成される可能性はなきに非…ではある。ククイ少年の声に同意を示して静かに立ち去ろうとした…が。こう言う奴に限って感覚が鋭いのである。
「…おい、そこのガキ共!!何見てやがる!?」
「ほら、バレてるじゃねえか!?」
「バレたなら仕方ない、堂々と「いや堂々と見るなよ!?」うるせぇ!コソコソ見るのが駄目なら見てやろう、聞いてやろう、言ってやろうの三拍子だろ!!」
「それ言うなら見ざる、言わざる、聞かざるだろ…」
ポケギャグが少ないククイ少年の冷静なツッコミに泣かされた俺氏、それはさておきヤンキーのお兄さんは俺達に近づいてガン飛ばして威圧してくる。が、ククイ少年も俺も肝が座ってるので動じず身構えていた…んでそれが気に入らなかったのか知らないが堂々と舌打ちした。
「…ちっ!そこらのガキと違って怯えねえか…こうなりゃ実力行使でお前らの有り金頂くぜ、行ってこいヤトウモリ!」
「頼んだよズバット!」
「ヤトッ!」
「ズバッ!」
集団のリーダーっぽい男がヤトウモリ、その付き添いと思われる女がズバットを出してきた。どちらもレベルは17近く近くといった所か、ククイ少年が苦戦を強いられるかもしれないが彼と組んで戦おう。
「向こうが2匹出したんだ、こっちも2匹で行くぞククイ!頼むぞコソクムシ!」
「おうよ、行ってこいニャビー!」
「コソッ!」
「ニャー!」
というわけで変則ダブルバトルが始まる、こんな早くにダブルバトルをやるとは思ってなかったが…兎も角コソクムシもバトルに慣れてきたので、ククイ少年と目を合わせ、行動を開始。
「コソクムシ、『むしのていこう』でズバットを攻撃しろ!」
「ニャビー、お前は『なきごえ』でヤトウモリの攻撃を下げろ!」
「コソー!」
「ニャオー!」
まずは相手の攻撃力を奪う行動を選択、向こうは俺達の技を大した事ないと思ったのだろう。真正面から受けており余裕綽々な態度で攻め返してくる。
「へっ、そんな技効くか!ヤトウモリ『ベノムショック』だ!」
「あたい達も、ズバット『かぜおこし』よ!」
「コソクムシ、躱してからヤトウモリに『むしのていこう』!」
「ニャビー、お前も躱してズバットに『なきごえ』だ!」
ズバットが起こした風がきたがコソクムシは上手く右に避けて躱し、ニャビーもヤトウモリの攻撃を躱し反撃の『なきごえ』と『むしのていこう』で文字通りの抵抗をしている。ってかベノムショックって特殊技だったか、だが弱体化はさせたし毒と火傷に気をつけてズバットの奇襲を警戒していくか。
「ククイ、お前にズバットを任せて良いか?俺がヤトウモリを抑える」
「本当か、任せて良いなら任せるぜ!」
前回ニャビーの残りの技を見てないし、それでズバットを打開してもらうことも視野に入れ…ヤトウモリの相手をするわけだがヤトウモリは割と状態異常にする技が多い、特に火傷や猛毒にされたらたまったものじゃないのでそこら辺は警戒しないとな。
ヤトウモリが変わらずベノムショックで攻め続けているので『むしのていこう』を連打してやろうかと思うこの頃、一応それもありなんだが…ニャビーの事を考えると長引かせるわけにはいかない、なので此処は速攻で畳み掛ける事にする。
「コソクムシ『ころがる』だ!転がって加速しろ!」
「げっ、いわタイプの技持ちかよ!?ヤトウモリ、避けろ!」
「フシィ!」
「トウー!?」
ヤトウモリの弱点の岩技持ちであった事に驚いたろう不良さん、回避の指示を出すが俺のコソクムシは転がる途中でも制御が効いてるのがウリでね。ヤトウモリの回避先に大きく回り込みながらコソクムシは突撃躱して見事ヒット。
ヤトウモリが吹き飛ばされるが変わらず攻撃が高くない事が裏目に出て耐えられてしまった、これはきつい。しかし俺のバトルフェイズはまだ終了してないぜ!!ククイ少年に視線を向けると此方の動きを読んでくれたのか、頷いて同時に指示を出した。
「コソクムシ、『ころがる』をして尻尾で地面叩いて跳ねろ!!」
「ニャビーはコソクムシの転がるを利用して『かみつく』だ!!」
「コソォ!!」
「ニャオォー!!」
コソクムシが尻尾で地面を叩いて転がりながら跳躍、それに合わせてニャビーがコソクムシの回転が更に掛かるよう足場にして…コソクムシはズバット、ニャビーはヤトウモリに急接近。まさかそんな動きをしてくるとは思わなかったのだろう、不良集団や彼等のポケモンが驚いておりズバット、ヤトウモリ共にモロに食らっていた。
そのうちズバットの方は急所に入ったらしく墜落しており、パートナーの不良女さんが慌ててボールへ戻している。残るヤトウモリの方も体力は…三分の一ぐらいだろう、肩で息をしていたがまだ戦う様子を見せている。
「すいません兄貴、やられてしまいました…」
「気にすんなって、此奴等が俺達の想定より強かった…それだけだ」
「ヤトウ…!」
…言動を様子見したが彼等の人柄関係やポケモンとの仲も良好そうだ、カプ神の怒りを買った奴はともかく、島巡りに失敗した奴等は救われたって良いと思うな…。いや、今はバトルに集中しよう。向こうも全力で戦ってるんだ、こっちも同じく全力で戦わねば無礼というものだ。
「コソクムシ、『ころがる』でもっと加速しろ!加速して威力を高めるんだ!」
「ニャビー、お前は『ひっかく』でヤトウモリの注意を引け!」
「ぐっ…ヤトウモリ!ニャビーに『どくどくのキバ』で退かせて、コソクムシの突進を躱せ!!」
「ヤトゥ!!」
「ニャッ!?」
まずい、『ころがる』を躱された上ニャビーが『どくどくのキバ』の追加効果で猛毒になってしまった。これでニャビーにベノムショックを受けさせる訳にはいかないし、長期戦に持ち込む訳にもいかない。
なので…ククイ少年に一旦、ニャビーに無理をさせない範囲での行動を取ってもらうようアイコンタクトする。『ころがる』よりも微調整の効くニャビーの『ひっかく』に頼りたかったが、俺がメイン火力にならなければな。
「コソクムシ!左右に移動して軌道を読ませない様にしながらそのまま突っ込め!!」
「ヤトウモリ、躱して『ひのこ』をぶつけてやれ!!」
「フシィ…!!」
「ヤトォ…!!」
コソクムシが俺の指示通り蛇行運転でヤトウモリに突っ込んでいき、そのフェイントに引っかかってぶつかる…が、ヤトウモリの口から放たれた『ひのこ』…いや違え、あれ『かえんほうしゃ』じゃん!?
こんなところで技が進化するとは…!不良さんも驚いてるし、おそらく今まで使えてなかったのだろう。しかし此処で逆転の一手を得た訳だ、そのまま『かえんほうしゃ』を連打するだろう。…だがそうは問屋が卸さんよ。
「コソクムシ『アクアジェット』で突っ込んでニャビーの壁になれ!!」
「ニャビーは全力で『ひっかく』だ!!」
「コソ…!!」
「ヤトッ!?」
「んなっ、自ら盾になった!?」
「ンニャー!!」
『かえんほうしゃ』を『アクアジェット』の水を纏ったコソクムシに受けさせながら激突、その影からニャビーが飛び出してひっかくを命中させる。タイプ一致の弱点攻撃とちょっと強い攻撃を受ければ流石に耐えないか、ヤトウモリは目を回し戦闘不能になった。
不良さんは始め呆然としていたが、ヤトウモリをボールに戻し俺達を解放する様に動き始める。
「ほらよ、好きに通りな」
「ありがとうございます、またバトルする機会があれば是非しましょう」
「ふんっ、その時はリベンジさせてもらうからな」
義理や礼儀を重んじるタイプの不良さんだったらしく、俺とククイ少年と握手してくれた。不良さん達とも良い感じに別れ、こうして俺達はまた成長して旅路を進める…
前に皆さんは覚えてるだろうか。先程までバトルしてたこの地が人々やポケモン達の魂が眠る霊園(正確には入口付近)であり、そして今の時間帯が夜に差し掛かっていた…
「ゴォォスゥゥゥ…!!!」
「…しまった、此処霊園前だったか!?」
「そりゃこれだけ騒げばゴースト達も怒るよなぁ!!」
『ごめんなさいぃぃぃ!!!』
…霊園を住処とするゴーストポケモンに激怒され、シャドボールやナイトヘッドで攻撃され命からがらに逃げ出したのはまた別のお話…
この不良さん達はスカル団があれば、所属していただろう方々です。後に出番は…あると良いですね(他人事)。
現在の手持ち
コソクムシ♀ Lv.18