緋弾のアリア 大空の転生者   作:鉄人56号

4 / 21
本編の始まり始まり~☆


第一弾 ちっこいピンクのSランクと武偵殺し
第一話 刺激的な日常の始まり


あれから十年の月日が流れた………俺は………

 

「ふあ~あふぅ……」

 

欠伸をかみ殺しながら朝食を作っていた。ちなみにメニューはご飯、焼き鮭、ベーコンエッグ、キュウリの漬け物、おひたし、あとネギとなめこちゃんの味噌汁だ。今長ネギを切り刻んでるところ。

ネギを入れるタイミングを見計らいつつ無限にでてくる欠伸をかみ殺していると

 

「ふぁぁぁ~」

 

一際大きな欠伸をかみ殺しながらリビングに入って来た男が一人。

 

「キンジおはよう」

 

「ああ………龍、おはようさん……」

 

珍しく一人で起きたと思えばやはり無理してるな…いつも以上にやる気のないオーラを漂わせてる。

コイツの名前は遠山金次(キンジ)。俺の幼なじみ。同居人。170センチ位の長身に黒髪の日本人だ。その悪い目つきと日頃の素行から根暗だの昼行灯などと呼ばれている。

そして。ある特殊な体質に悩まされてる男子高校生だ。

そして多分この小説の本当の主人公だろう。

 

「もうすぐ朝飯出来るから顔洗って来いよ。」

 

「うん。…毎日スマンなあ。」

 

「何を今更。ほら、とっとと行ってこい!」

 

「あいあ~い………」

 

そうしてリビングからキンジを追っ払ってから味噌汁にネギを投入してと。

 

ピンポーン…

 

「お、もう来たか。流石早いな白雪は。」

 

鍋の火を止めて一旦玄関へ。ドアを開けるとそこには

 

「おはよう白雪。」

 

「おはようございます龍君。そ、そのぅ、…キキキ、キンちゃん様は!?」

 

「奥に居るよ。取り敢えず上がりなよ。」

 

「お、お邪魔します…」

 

この子の名前は星伽白雪。キンジと同じく俺の幼なじみだ。長髪の黒髪と蒼目やその立ち振る舞いは正に大和撫子と形容出来るであろう。容姿端麗、成績優秀、温厚柔和と非の打ち所が無い美少女だ。

そして。

 

ガチャ

 

「ズズズ…ふむぅ。やっぱりお前の味噌汁は旨いな。毎日飲みたい。遠山に嫁に来てくれ。」

 

などと全力でお断りしたい台詞を言いながら何故か上半身全裸で(朝シャンかな?)こちらに背を向けながら味噌汁をお玉でつまみ飲みしている変態(バカ)がいた。

ああ、お前がそんな格好でそんな台詞を口にしたら………

 

「………死ねるぅぅぅぅぅ!!!!!」バタン! …ダラダラ

 

ああ、ほら。白雪が床に倒れ臥してあろうことか鼻血まで噴き出したぞ。

 

「あふふふふ、あふぅぅぅ…。………幸せ☆」

 

うわあおぅ何かアヘアヘしながらブツブツ言ってる。それ凄く怖いよ白雪さん!…普段の美少女優等生の面影が感じられない。本当にこの辺りキンジにゾッコンだなあ。

 

「まあ、冗談だけど…って白雪!? 何でお前!? オイどうした! 何があったんだ龍!?」

 

ああ。その台詞俺に言ったのね。冗談でも受け付けないが。

 

 

 

 

「キンちゃん様。おみかん剥きましたよ。」

 

「ありがとう。」

 

俺の作った朝食と白雪が作ってきた重箱を綺麗に平らげて食後のお茶をズズズと啜っていると白雪が何やら甘い空気を徐々に醸し出してキンジとラブコメしていた。

 

「そ、そんな…ありがとうなんて……あ、あり、ありがとうございます…」

 

「何でお前がありがとうなんだよ。」

 

「だ、だって。キンちゃん様ちゃんと私のお料理食べてくれたし…」

 

もう慣れたつもりだったけど久々にやられるとやっぱりこの二人見てるのはキツいな…MPが半分位削られそうだ…

 

「おーい。そろそろキンジも準備したらどうだ? もう40分だぞ。」

 

「ん、もうそんな時間か…」

 

「はいキンちゃん。防弾制服。」

 

そう言って一見普通のブレザーに見える制服をキンジに手渡す白雪。

 

「ほいっ。武装するのも忘れんなよ。」

 

そして俺はキンジの所持している違法改造の拳銃ベレッタM92を放り投げる。

 

「………始業式位武装解除したっていいんじゃないのか?」

 

「別に良いけどさ…世の中何があるか分からないもんだぞ。例の『武偵殺し』に襲われたりしてな?」

 

「バカ言うな。あれは前に捕まってただろうが。」

 

「まあ、それはそれとして。キンちゃん。やっぱり規則は守らなきゃ…ね?」

 

「帯銃、帯刀の校則か? ……はぁ分かったよ。」

 

そう言ってベレッタをホルスターにしまい懐にバタフライ・ナイフを帯刀。立派に武装したな。

 

「白雪、お前先に行ってろ。俺はメールとか確認してから行くから。」

 

「あ、それじゃあお洗濯とかお皿洗いとか…」

 

「いいから!先に行っててくれ。」

 

甲斐甲斐しく世話を焼こうとする白雪を半ば強引に追い出すキンジ。そこまで嫌がるか?

 

「お前も先に行ってろよ龍。」

 

「いや、俺は洗濯物とか皿洗いとかまだ残ってるし。」

 

「………スマン。」

 

そのスマンは家事を任せっきりにしている俺に対してなのか、それともせっかくやろうとしていた白雪を追い出した事についてなのかは俺には判断しかねた。

 

 

 

 

現在時刻8時3分。

あの後俺たちはお互いパソコンや家事に没頭して結局58分の武偵校行きのバスに乗り損なった。なので。

 

「18世紀後半から19世紀まで活躍していた探偵科(インケスタ)の教科書にも載っている程有名な世界で唯一無二の顧問探偵の名前は何でしょう?」

 

「………龍。お前、俺を馬鹿にしてるだろ?」

 

「え、まさか…分からないのか?」

 

「いや分かるよ! そんな深刻そうな目で俺を見るな! シャーロックだろ!? シャーロック・ホームズ!」

 

「ご名答~♪ じゃあ次は…」

 

現在俺はキンジの駆るマウンテンバイク(荷台付き)の荷台に陣取りキンジに問題を出していた。

 

さて。まずはこの世界に転生して来てから驚いた事について順を追って述べさせて貰おうかな。

 

この世界には『武装探偵(ぶそうたんてい)』、通称『武偵(ぶてい)』と呼ばれる職業が存在している。まあ、読んで字の如く武装した探偵って事だ。武偵は…まあ、分かりやすく言うなら『何でも屋』かな。報酬次第でどんな仕事でもこなす。それが武偵と呼ばれる者達が生業としている事だ。

 

何故武装しているのか?

 

その答えは酷く単純だ。近年様々な犯罪が目に見えて増加・悪化の一途を辿っているから。只の警察じゃあ対応出来ない凶悪犯罪に俺達武偵は駆り出される。(基本何でもやるけど)

 

そして俺達は武偵と言ってもまだまだひよっこの存在だ。将来立派な武偵になるために未来の武偵を育てる東京武偵高校、これまた通称『武偵校』に通ってるって訳だ。

 

一口に武偵と言えどもその活動は多岐に渡る。様々な環境で武偵活動が出来るように武偵校には通常の高校生としての普通科の授業以外に複数の選択科目が存在する。

まあ、ここでその全てについて1から10まで一言一句細大漏らさず語るのは骨が折れるのでそこら辺はまた追々という訳で。

 

「オイ龍。さっきからブツブツ誰と話してんだ?」

 

「近況報告。」

 

「? 何だそれ?」

 

キンジが自転車(二人乗り。よい子を止める覚悟がある奴以外はやるな)を漕いでるにも関わらずこっちを見て訝しげな目を向けてきている。危ないなぁ。

適当にあしらおうと口を開いた瞬間。

 

「そのチャリには 爆弾 が 仕掛けて あり やがります」

 

「「ほえ?」」

 

どこからともなく聞こえたその声に、二人揃って間抜けな声で振り向く俺達。振り向いたその先には

 

キラリーン☆

 

とでも効果音を放っていそうな黒光りした短機関銃(サブマシンガン)の銃口をこちらに向けているなんか変なカカシみたいな乗り物が。

 

「「………………スッ」」

 

キンジは自転車運転中、俺は荷台にしがみついているのも忘れて無言で両手を拳げてしまった俺達を誰が責められようか。




やっぱり原作本揃えます…うろ覚えの知識じゃこれが限界なんだじぇい…
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。