おひさまのばんそうこ ショートストーリー   作:arausa05

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おひさまのばんそうこ ショートストーリー(4)

 

ーーーーー教会ーーーーー

 

 

「やれやれ、うまく合流できればいいんんだが」

 

セカイノはつぶや、き教会の扉を開ける。

 

目に飛び込んできたのはーーーーー

 

なのよの体当たりだった。

 

ドス、と鈍い音がし、みぞおちにきまった。

 

「うげっ!・・・何すんだ・・・」

 

「この都市国家は比較的裕福で大通りはそうでもないけど

  路地に入ったら危険なの!」

 

「だから宿屋には案内人がいるのよ。

  教会が迷い人を保護するのにも訳があるの!!」

 

なのよはまくし立てるように言った。

 

「・・・そいつは済まなかったな。つい尻に・・」

 

「尻?」

 

「いやなんでもない」

 

「ま、何事もなかったし、案内の続きでもするのよ」

 

そう言うとセカイノの手を取り市場に戻る。

 

「すまねぇな」

 

「いいのよ。最初に説明しなかった私もわるいのよ」

 

 

ーーーーー市場ーーーーー

 

 

「で、? 何買うの?」

 

「たしかお前の宿は調理器使えるんだよな?」

 

「うん」

 

「では晩飯は俺が調理してやろう」

 

「ほんとに? じゃあ私も手伝うのよ」

 

「じゃあ使えそうな食材を探そう」

 

ーーーーー数十分後ーーーーー

 

「よし、こんだけあれば、だいぶもつだろ」

 

「一週間ぶんはあるのよ」

 

「まとめ買いが賢い買い方のコツってな」

 

 

 

ーーーーー宿屋へ帰る途中ーーーーー

 

 

「さてと、とっとと帰るのよ」

 

なのよはふと、セカイノを見上げて

 

「ねぇ、セカイノはこの街には何のために来て

 何日くらい滞在する予定なの?」

 

「この街に来た目的は人探し。滞在期間は2週間くらいかな」

 

「ふーん、短いのよ。そんな短い期間で人探しなんてできるの?」

  

「目立つ奴だからな。その心配はない。

  ただ街から街へ行くスピードが速いからな。

  なかなか捕まらない。

  ま、じわじわ追い詰めるさ」

 

「その人を捕まえたらもう来ないの?」

 

「俺はこの街を好きになれそうな気がする。また来るさ」

 

「その時はまたこの宿を宜しくなのよ」

 

「ああ」

 

「もう、なんだかもうお別れの気分になってしまったのよ」

 

「お前が聞いたからだろうが」

 

「さて、残りの買い物は、と」

 

「聞いちゃいねぇ」

 

「そうだ、帰る前によってほしいところがある」

 

「どこ?」

 

「服屋だ。いま着てるこれと同じやつを頼む」

 

「・・・・・・」

 

「どうした?」

 

「もっとおしゃれに気を使わないとモテないのよ」

 

「なに言ってんでぇい。この服は俺様のチャームポイント、

  漢のフェロモン大放出ってやつだ」

 

「意味不明」

 

「ま、特に問題なしってやつだ、さ、行くぞ」

 

 

ーーーーー服屋ーーーーー

 

 

「お、あったあったこれ」

 

セカイノの手には今着てる服とほとんど同じ服が握られていた

 

「おい、なのよ」

 

振り向いたその先、ショーケースを見つめるなのよがいた。

 

ケースの中には・・・ウエディングドレスが展示されていた。

 

「いくらなんでも早いだろ」

 

「今はまだ早くてもいつかは着るのよ」

 

「わかったわかった。さ、行くぞ」

 

そう言うとセカイノ達は服屋を後にした。

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