これは、幾星霜を超えた「私たち」の物語だ   作:もみじししゃも

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ヘドロ事件

その日、緑谷出久は落ち込んでいた

 

いや、ここ数年、幼馴染のせいで学校で虐められているため落ち込まない日はない

無個性がゆえに、この社会では肩身が狭い

世界人口の8割が個性を持っているだなんて、黎明期に生きていた人間にとってはありえない

 

「屋上からワンちゃんダイブとか、、、自殺教唆だよかっちゃん、、、、」

 

爆破され、投げられ、水に落ちたヒーローノートを抱えて家路をたどる緑谷

 

「Mサイズの隠れ蓑、、、、、」

 

考え事なんかしながら歩くから、狙われる

 

突如現れたヘドロヴィランは、またたく間に緑谷を乗っ取ろうとする

 

「苦しいのは約45秒、、、すぐ楽になる」

 

ヘドロを剥がそうと奮闘するが、そもそも流動的なこれを引っ剥がせるわけがない

死ぬっ、、、と、思ったその時

 

 

「もう大丈夫だ少年、、、」

 

 

 

”私が来た!!”

 

 

 

 

そう、我らが平和の象徴、オールマイトの登場である

ぶん殴るその風圧で即ヴィランを倒してしまった

さすがはオールマイト、攻撃手段は物理のみにあらず

 

とは言え流石に恐怖でぶっ倒れた緑谷

そりゃ、あこがれの人が助けてくれたとは言えついさっきまで死の恐怖にさらされていたからな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇオールマイト君、この子どうするの?」

 

「む、フェニクス少女!東京にいたのでは!?」

 

「あのさ、、、君が静岡の、かの雄英高校に教師として入るって聞いたから飛んできてあげたんだよ?どうせまた通りすがりに事件解決して塚内君を困らせるだろうからさ〜」

 

「、、、返す言葉もない」

 

あこがれの人の声が聞こえる、、、、

ということで、緑谷、起床

 

目の前には憧れのヒーロー、オールマイトと

()()()に黒いドレスの美少女

生足だの胸元だの、思春期クソナードには刺激が強すぎる格好でございます

 

「トアアアァァ!?お、オオオ、、オールマイト!?」

 

「すっごい驚き方〜、面白そうな子だね」

 

「え、あ、えぇぇぇぇぇ!?最近巷を騒がせている新人ヒーローのフェニクスまで!?」

 

「よく知ってるね私のこと、、、」

 

「オールマイトの速度に追いつける数少ない人間ってことで有名ですよ!!あ、お、オールマイトサインを、、、ってもうしてる!?流石オールマイト、、、」

 

わたわたあたわたする緑谷を横目にヴィランを詰めたペットボトルを持ってその場を離れようとするオールマイト

 

行動派オタクでかつオールマイトに聞きたいことがある緑谷が、逃がすはずがなかった

 

「わぉ、、、あのオールマイトの足にしがみついて一緒に空飛んでる、、、、、」

 

ヘドロの取りこぼしがないか確認してて出遅れたフェニクスは地面からそれを見上げていた

 

 

 

「全く、、、公然と人助けするのはやっぱ性に合わないなぁ、、、まぁ個性のリハビリにはちょうどいいかぁ」

 

呑気な物言いだが、気は抜いてない

むしろこれから、といったような風に翼を広げる

 

「ペットボトル、落としてるんだよなぁ、、、、」

 

我らが平和の象徴、詰めが甘かったようだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい、誰かヒーロー!!」

「私二車線以上じゃないと無理〜」

「爆炎系は我の苦手とするところっ、、、今回は他に譲ってやろう!」

「そりゃどーも!でも俺消火に手一杯なんだよねっ」

 

 

田等院商店街は、混沌に包まれていた

あちこちから火の手が上がり、オールマイトが落としてしまったヘドロ野郎がまた暴れている

 

今度は、爆豪勝己を取り込まんとして

 

 

(あの時のヘドロ!?)

 

オールマイトに引っ付いて聞きたいことは聞けたは良いが、結局落ち込み気味の緑谷は、見てしまった

 

幼馴染の、助けを求めるその顔を

 

気づいたときには、もう体が動いていた

 

(何で出た?なにしてんだ、何で?)

 

自身でもわかっていない、だが、動き出した以上動くしかない

 

(どうすればどうしたらっ)

 

とは言えど、なにか手があるわけでもない

とりあえず、撹乱目的で荷物を投げ出そうとしたその時

 

 

「仕方ないなぁ」

 

 

 

 

 

”手伝ってあげる”

 

 

 

 

 

 

その言葉と同時に、世界がモノクロと化した

上がっていた爆炎も、暴れるヘドロも、等しく止まった世界

 

「え」

 

つい止まってしまう緑谷

その肩に、手が置かれる

 

 

「大丈夫、君はただ、君が助けたいと思ってる彼の手を取るだけでいいの」

 

気づけば、あたりに黒い羽が舞っていた

 

「ほら早く、じゃないとまた動き出しちゃうよ?」

 

そっと、背中を押される

わけがわからない、だが再び走り出す緑谷

幼馴染の手を取るために

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何でッ、、、てめぇがっ!つうか今なにやった!?(一瞬でデクの野郎が目の前まで来やがったっ!?何かの個性!?でもこいつは無個性のはずじゃっ)」

 

「体が勝手にっ、、、わかんないけどっ、、、君が、助けを求める顔をしてた!!」

 

 

 

 

 

 

 

(情けない、、、情けない!!)

 

 

一瞬でマッスルフォームとなり駆け出し、緑谷と爆豪の手を取るオールマイト

 

「君に諭しておきながら、、、己がそれを実践しないなんて!!」

「ヒーローはいつだって命がけ!!」

 

 

デトロイトスマッシュでヘドロを吹き飛ばすオールマイト

風圧で起こった上昇気流で、雨が降り出す

 

活動限界ギリギリのオールマイトは、今日も人を救いました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、ヒーローたちにボロクソに怒られた緑谷

 

 

 

 

 

 

 

「君は、ヒーローになれる!!」

 

 

 

 

憧れに、認められました

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃爆豪くんは、、、

 

 

 

 

 

 

「や、数カ月ぶりだね」

 

「、、、なにしに来やがった手羽先テロリスト、羽を染めてイメチェンか?」

 

「ひどい言い草だなぁ、第一殺してないし」

 

「知るか、とっととそこをどけ、羽を広げるな邪魔だ」

 

怪我はない、ということで無事帰路についた爆豪の前に

謎の少女、、、いやヤヌスが立っていた

ご丁寧に羽根をめいいっぱい広げ、通せんぼしている

 

「ヘドロの件、大変だったね」

 

「・・・」

 

「まぁあれだけじゃなく、、、学校生活とか覗いてちょっと思ったことがあるんだけど」

 

「ストーカーテロリストか?」

 

「絶対テロリストは外さないんだね、、、んでさ、爆豪勝己くん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”君は、何でヒーローになりたいの?”

 

 

 

 

 

ついさっきまでの飄々とした態度と代わって、鋭く冷たい目で問うヤヌス

答えなければ、殺される、そう、爆豪ですら思ってしまった威圧感

シカトを決め込むつもりが、つい言ってしまった

 

「オールマイトを超えるNo.1になるため」

 

「、、、、No.1になったあとは?」

 

静まり返る住宅街

呆れたような顔で、空へ飛び上がるヤヌス

 

「次にあったときまでに、見つけておいたほうが良いよ。じゃないと」

 

 

”君は、ヒーローになれない”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

言い返そうと爆豪が口を開いたときには

ヤヌスがいた場所には、羽が舞うだけで、本人はいなくなっていた

 

 

 




フェニクス (チャットGPT)

【挿絵表示】


急に伸びたね字数、、、

評価、コメント大歓迎です!むしろボロクソに言ってくれてもいいでっせ
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