ガートルード・ロックハートの慨嘆   作:スマイル

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見学と欠落

 

「すみませんねハリー、その前にすこし、もういちど蛇語を教えてみてくれませんか?」

 

 ロックハートは笑いかけた。

 

「はい?」

 

 ハリーは戸惑った。

 

「蛇語、私も覚えてみたいんですよね。蛇と話せたら楽しそうじゃないですか!」

 

 ロックハートは笑顔のまま言う。

 

「それに、皆が知らない言葉を使えると、内緒の話だってできるじゃないですか」

 

 ダンブルドアがおもしろそうに言う。

 

「ガートルード。わしでさえ、話すことはできなかったよ。むかし勉強しようとしたこともあったのじゃが、理解するのでせいいっぱいじゃと思った。水中人語(マーミッシュ)や小鬼語(ゴブリディグック)とは違うの」

 

「校長が匙を投げるのであれば、誰にも――トロール語を学んだ私にも不可能と思いますが――しかしまさか、教材にできる文献を見つけたのですか? あるいはご友人に蛇語使いがおられると?」

 

「どちらも持たぬが、こう、才能でカバーできると思ったのじゃ」

 

「であれば、今度は可能かもしれません」

 

 ロックハートは再びハリーに目を向ける。

 

「ハリー、もう一度、話してくれませんか? さっき、蛇に向けて話していたことを」

 

 ハリーは一生懸命に思い出そうとしたが、何も言葉が喉から出てこなかった。

 

「えっと…………すみません、どうやって話したか、わからないんです」

 

「ふむ」

 

 ロックハートは顎に手を当てた。

 

「…………蛇出でよ(サーペンソーティア)」

 

 鮮やかな青い蛇が躍り出て、ハリーの前にとぐろを巻いた。

 

「蛇を見ながらなら、話せるでしょうか?」

 

 蛇はハリーを見上げた。ハリーは唾をごくりと呑んだ。

 

「――アー――コンニチハ?」

 

 ハリーは、まるで蛇が笑ったかのような気がした。蛇がこちらに話しかけた。

 

「コンニチハ」

 

「凄い」

 

 ロックハートが声を漏らした。

 

「今は何て言ったんですか?」

 

「えっと、こんにちは、って」

 

「ふむ。――蛇の目を見たまま、私の言うことを、話してくれますか?」

 

 ロックハートはゆっくり声を出す。

 

「『僕の名前は、ハリー・ポッター。こちらにいるのはロックハート先生とダンブルドア先生』」

 

「――ボクノナマエハ、はりー・ぽったー。コチラハろっくはーとセンセイトだんぶるどあセンセイ」

 

「『マグルは核兵器を持っている』」

 

「――まぐるハオソロシイバクダンヲモッテイル」

 

「『この羽根ペンは先生に燃やされました』」

 

「――センセイハハネぺんヲモヤシタ」

 

「『A、B、C、D、E、F、G』」

 

「――アー――いちもじめ、にもじめ、さんもじめ、よんもじめ、ごもじめ、ろくもじめ、ななもじめ」

 

 ハリーは少し疲れてきた。ロックハートは興味深そうに聞いている。

 

「『ゴルパロットの第三の法則によれば、混合毒薬の解毒剤の成分は毒薬の各成分に対する解毒剤の成分の総和より大きい』」

 

「ごるぱろっとノダイサンノ――すみません、『第三』の後って何て言いました?」

 

「『ふたつの毒薬をまぜた毒薬を解毒するのは、それぞれの毒薬を解毒するよりも難しい』」

 

「ドクヤクヲマゼタモノノドクヤクヲウチケスノハ、ソレゾレノドクヤクヲウチケスヨリモムズカシイ?」

 

「『Hwær cwom mearg? Hwær cwom mago? Hwær cwom maþþumgyfa? Hwær cwom symbla gesetu? Hwær sindon seledreamas?』」

 

「え?――えーと……もういちどお願いします」

 

「『Memoria tui mecum est.』」

 

「えーと――オモイデ?――すみません、わかりません」

 

「『Draco dormiens nunquam titillandus.』」

 

「アー……ホグワーツの校訓?ネムレルどらごんヲクスグルベカラズ」

 

「『シソ・ガダ・ミノ・ワマイ・ハイタ・モゴノ』」

 

「エー……すみません、なんて言いましたか?」

 

「『色の無い青の記憶が猛烈に眠る』」

 

「えっと――イロノナイアオノキオクガ――モウレツニネムル?」

 

 ハリーが、いつまで続けるのだろうと思っていたところで、ロックハートは手を叩いた。

 

「ありがとうハリー」

 

「わかったことはあるかね?」

 

 ダンブルドアが聞く。ロックハートは肩をすくめる。

 

「言語のようであり言語ではない。言語の複雑な構造を再現でき、現代の英語の語彙も発話できる。ただし話者が意味を理解できる言葉に限られる。音列や固有名詞も発話できるが、個々の音を対応づけられるわけではない。話者の意図が発話と不可分」

 

「開心術であるかのように音に想念を乗せているのじゃろうか? 古の蛇語が今に通ずるとしたら」

 

「音による言語的な構造と想念がセットとなり互いを補完しているのでしょう。いずれにせよ、『継承者』の資格が必要ないとしたら、我々に話す、聞くことができるかもしれません」

 

 ロックハートは改めてハリーに向き直った。

 

「ハリー、ゆっくりと、蛇にさっき言ったようなことを――『待て』と言ってみてください」

 

 ロックハートがハリーに顔を近づけて真剣に見つめるので、ハリーは緊張しながら、蛇のほうに意識を向けて声を出した。

 

「マテ」

 

 ロックハートは目を細め口を突き出した。

 

「しゅー……しゅるるー――……こうですか?」

 

 ハリーは首をひねる。

 

「うーん、違いますか。――もう一回お願いします」

 

「マテ」

 

「しゅしゅー……しゅろしゅー…………違います? 舌も喉も非常に難しいですね。君の頭の中が知りたいところです」

 

 そこから何十回繰り返しただろうか。ハリーはいい加減、ロックハートに向けて蛇語で話すのにも、ロックハートの下手な蛇の真似を聞くのにも疲れてきたところで、

 

「――マテ」

 

 ロックハートから意味のある言葉が返ってきて、ハリーは目を見開いた。

 

「先生、今、聞こえました! 『待て』って!」

 

「え、本当ですか! ……ダンブルドア先生、ちょっと蛇を出して私にけしかけてみてくださいますか」

 

 赤い蛇がロックハートに牙を剥いた。しかしロックハートが「マテ」と言うと固まった。

 

「やった! ありがとうハリー! 蛇語話せましたよダンブルドア先生!」

 

 ロックハートは立ち上がり、両手を突き上げて高揚した声を出した。

 

「素晴らしい成果じゃ。わしも観察してたらいけそうな気がしてきたの。――しゅーしゅー……しゅろー……マテ…………お、成功じゃ」

 

「…………これだから天才は」

 

 ロックハートは首を振り、椅子に座った。

 

「しかし、ごく簡単な言葉を真似ることができただけで、文章を話せるわけではないかもしれません。…………いえ、その前に、我々が蛇語を聞いて理解できるかも知りたいですね」

 

 それからハリーは、「私はチキンを食べる」「私は魔法使いだ」のような馬鹿馬鹿しい例文を話しつづけることを要求された。しまいに、「あいつを殺せ」「私はお前に呪いをかける」のような物騒な文章が多くなった。

 ロックハートはようやく止めた。

 

「理解が可能かもしれませんが――まだ何とも言えませんね。――ハリー、今日はありがとう。すみませんが、しばらく放課後に蛇語のレッスンをお願いします。……校長先生、かまいませんね?」

 

「……かまわぬが――おぬしがこういったことを真面目に勉強しようとするとはのう」

 

「まあ昔は少しばかり不真面目だったかもしれませんが。――今後の対策については後ほどご相談させてください。ひとまず私はハリーを寮まで送ります」

 

 ハリーはロックハートに連れられ階段を上った。ハリーはしばらく黙っていたが、廊下の曲がり角で、口を開いた。

 

「先生――僕が今まで聞こえていたのは、蛇語だったんですか?」

 

「……あるいはそうかもしれません」

 

 ロックハートの声は固かった。ロックハートはローブから何かを取り出し、ハリーに手渡した。それは茶色い木でできた手鏡だった。

 

「ハリー。もし何か、他の人に聞こえない声が聞こえたら――すぐに、この鏡を見つめて私を呼んでください。私が出るまで、目から離さないよう。これは『両面鏡』です」

 

 ロックハートはもう一枚、手鏡を取り出して見せた。キラキラと派手に銀色と青のデコレーションが施されていた。

 

「対になっています。そして、不審な声が聞こえたら――」

 

 ロックハートはふと言葉を切り、歩を進めて角の先を見た。

 

「まさか――」

 

 ハリーもロックハートの視線の先を見て、凍り付いた。

 

 ハッフルパフのジャスティン・フィンチ=フレッチリーが、冷たく硬直して転がっていた。恐怖の跡が顔に凍りついている。

 その隣にもう一つ――グリフィンドールの寮憑きゴースト「ほとんど首無しニック」がじっと動かず浮いていた。

 

「ゴーストを、こんな状態にするとは――」

 

 ロックハートの声には焦りの色がにじんでいた。ニックは黒く煤けて、ジャスティンの隣に浮いている。

 そこにポルターガイストのピーブズがちょうど通りかかって、ハリー、ロックハート、ジャスティン、ニックをまじまじ見つめた。意地悪な笑みを浮かべながら息を吸い込み、節をつけて絶叫する。

 

「襲われた! 襲われた! おーそーわーれーたーあーあー! 生きてても死んでても関係ない! 誰もがみんな、危ないぞ! お前ら生徒を皆ごろし! おまえらそれが大愉快! 継承者さまの思うまま! 継承者さまにひれ伏しな!」

 

 扉がバタバタ開いた。

 

「現行犯だ!」「そんな――ロックハート先生!」「嘘だろ!」「静粛になさい!」

 

 ハリーは茫然とした心地で、他人事のように、ハッフルパフのアーニー・マクミランや他の生徒たち、先生たちが叫ぶのを聞いていた。

 

「――この調子じゃ、居残るのは僕たちだけになりそうだな」

 

 翌日の夕食で、ロンがぼやいた。クリスマス休暇が目前に迫り、生徒たちは雪崩を打ってホグワーツ特急の予約を入れていた。マグル生まれのジャスティンだけでなく、ゴーストの「ほとんど首無しニック」まで襲われたことで、城は恐怖に包まれていた。

 

「マルフォイとお仲間もか。あいつ、ほんとに『継承者』じゃないのかな? あんなにイライラしてらあ」

 

 スリザリンのテーブルをちらりと見て、ロンが続ける。

 

「僕が『継承者』だって言われてるのが気に入らないんだろ。自分が継承者だって言われたいからさ」

 

 ハリーは暗い顔で言った。(ちょうどフレッドとジョージが、ハリーの横を通りがかって跪き、「スリザリンの継承者様、ご機嫌麗しゅう!」「本日は誰を襲うおつもりなのでしょうか!」と言い、ロンの妹ジニーが「お願いやめて」と涙を流して止めていた)

 

「あと――魔法省が、やつの家を抜き打ち検査したからかもな。スリザリンの純血主義の家は、どうせ『闇の魔術』の品を家にたんまり隠してるんだ。パパはいっつも、マルフォイの家の尻尾をつかみたいって言ってる」

 

「私、もう図書館に行くわ」

 

 それまで会話に参加せずに猛然と夕食を掻き込んでいたハーマイオニーは立ち上がった。

 

「ハーマイオニー、君、どうせ、人生のほとんどの時間を図書館で過ごしてるんだから、せめて図書館にいない時間をゆっくり大切にしたらどうなんだ?」

 

 ロンは呆れて言う。

 

「それどころじゃないわ!」

 

 走り去ってゆくハーマイオニーに、ロンはやれやれと肩をすくめた。

 

 ハリーとロンは、夕食をゆっくり食べ終わり、グリフィンドール談話室に向かった。大広間を出て、階段を上る。

 

「みんな気が立ってるよな。ネビルは『純血』の癖してまたヘンなお守り買ってたし」

 

 ロンが頭の後ろで腕を組む。

 

「今日のロックハートの授業、後ろでこわごわ固まってる奴らばかりで、馬鹿みたいだよな」

 

 信じられないことに、ロックハートが「継承者」だという噂が立っていた。ロックハートが来てから事件が起こったし、恐ろしい「闇の魔術」を使えるし、「決闘クラブ」で蛇を出したし、ジャスティンとニックが石になった現場に居合わせたというだけのことで、全校の半分ほどはそう思ってるらしい。(シェーマス・フィネガンは無謀にも「先生が『継承者』だって噂があるんですが」と聞いて、ロックハートは呆れ顔で「私が『継承者』であってもなくても、そのような質問は愚かだと、私の授業で教えませんでしたか?」「私が『継承者』ならもっと他のやり方を考えると思わないですか?」「私はマグル生まれを憎んでいません」と答えた。)

 全校の半分ほどは、ハリーが「継承者」だと思いこんでいるようで――フレッドとジョージは明らかにふざけていたが――露骨に怖がって避けるようになった。

 そして、全校の四分の一はハリーとロックハートが実の家族で「継承者」一家だと信じているようだった。ハリーはもう馬鹿馬鹿しくて訂正する気も起きなかった。

 

「あ、ジニー、どうしたんだい?」

 

 ロンの妹のジニーが、青ざめた顔でふらつきながら廊下を歩いていた。ジニーはハリーを見ると、いつものように真っ赤になって走り去っていった。

 

「あいつもこのところおかしいよな。君の前ではずっとああだけどさ」

 

 ロンとハリーは二階の廊下を歩いていた。窓のほうを見ると、雪が積もっている。

 

「そういえばハグリッドも大丈夫なのかな? 昨日血まみれで雄鶏握り締めて歩いてなかったかい? 明日ハグリッドのところに行こうか?」

 

「なんか、雄鶏を殺されたから校長に魔法かけて良いか聞きに行くって言ってたよ」

 

「ふうん。でも今朝、鶏の鳴き声がめちゃくちゃうるさくなかった? 家に戻ったのかと思っちゃったよ。あれで起こされるか、ママに叩き起こされるかさ。ママに起こされるほうが痛かったけど」

 

「僕はおばさんの怒鳴り声かおじさんの怒鳴り声かダドリーのパンチだったよ」

 

「まったく、あのマグルの連中やばいよな。あんなマグルなら、僕だってホグワーツに来てほしくないと――」

 

 そのとき、ゴボゴボと水の音が聞こえた。二人は顔を見合わせ、音の鳴るほうに向かった。

「故障中」と書かれた女子トイレの扉から、水があふれていた。

 

「ウ、ワ」

 

 ロンは水に触れないように、足を避けた。すると何かを踏んづけたことに気づいた。

 

「まさか便器に落ちてたものじゃないよな?」

 

 ぎょっとして言った。小さな薄いボロボロの黒い本で、びしょ濡れだった。ハリーがかがみこんで手を伸ばそうとすると、ロンは慌てて止めた。

 

「ハリー! 気は確かか。危険かもしれないのに」

 

「こんな本が?」

 

「パパはいつも言ってた。よくわからない本に触っちゃだめなんだ。魔法界には危険な本がたくさんあって――ロックハートだってさんざん言ってただろう?」

 

 ロックハートの名前を出されて、ハリーは躊躇した。

 

「じゃあ、触らずに見るのは良いのかな?」

 

「ウーン、でも、中身を見たらアウトの本だってあるけど――」

 

「じゃあ、表紙だけ。浮遊せよ(ウィンガーディアム・レビオーサ)」

 

 ハリーは杖を取り出して本に向けた。本は浮き上がった。それは日記のようだった。

 

「ロンドンのボグゾール通りの店の名前が書いてある。五十年前の日付だ。ただのマグルの日記だ――」

 

 ハリーは消えかけの文字を眺めた。

 

「……なんで、五十年前のマグルの日記が、こんなところに落ちてるんだ?」

 

 ハリーとロンは顔を見合わせた。

 

「マグル出身の生徒とか? でも、五十年前って『秘密の部屋』が開いたときだろ?」

 

「……一応、先生に見せにい――」

 

 

 ばしっ。

 

 

 

 

 

 

 ロンとハリーは二階の廊下を歩いていた。窓のほうを見ると、雪が積もっている。

 

「そういやハグリッドも大丈夫なのかな? 昨日血まみれで雄鶏握り締めて歩いてなかったかい?」

 

「たしか――雄鶏を殺されたから校長に魔法かけて良いか聞きにいくって言ってたよ」

 

「へえ。校長先生に聞きにいかなきゃいけないんだ。鶏と言えば、今朝、鶏の鳴き声がうるさくなかった? 家に戻ったのかと思っちゃったよ。あれで起こされるか、ママに叩き起こされるかさ。ママに起こされるほうが痛かったけど」

 

「僕はおばさんの怒鳴り声かおじさんの怒鳴り声かダドリーのパンチだったよ。ていうか、教室でも廊下でも鶏を見かけなかった? 僕、最初見間違いかと思ったけど」

 

 そこでバタバタ足音が聞こえ、廊下の角から飛び出た何かがハリーにぶつかった。

 

「ごめんなさい――あっハリー!」

 

 ハーマイオニーがいつものように本を山ほど背負っていた。隣には、ハリーもロンも会ったことがない巻き毛の女子生徒が立っていた。胸に「監督生」バッジを留めている。つんとすましているが、横に浮かせた鞄には本がぎっしり詰まっていた。

 

 ロンがじろじろ見るので、ハーマイオニーは続けた。

 

「レイブンクロー六年生のペネロピー・クリアウォーターさん――ロックハート先生の課外授業で一緒で――」

 

「ロックハートの授業? ハーマイオニー、君、レイブンクローの六年生と授業を受けてるのかい?」

 

 ロンの驚いた声に、ハーマイオニーは両手を前に突き出してぶんぶん手を振った。

 

「とにかく! 彼女もマグル生まれで、あとクリスマスも城に残るから、一緒にこの嫌な事件のことを調べていたの。調べて気づいたことがあったから、今から先生のところに行くの――あっ、そうだ、ハリー、ロン、鏡を持ってるかしら? 鏡よ! あ、ハリー、あなた、手に持っているのね、流石だわ! ちゃんと廊下を曲がるときは見ないとだめよ! 詳しくは後で話すわ――」

 

 ハーマイオニーは駆け足で、監督生と廊下を去っていった。 

 

「おっどろきー」

 

 ロンは驚いたような呆れたような声を出した。

 

「でも、なんか、ハーマイオニーってちょっと変わったよな。見間違いかなあ?」

 

 しかし、ハーマイオニーは実際に見違えていた。ハリーとロンは、その日、ハーマイオニー・グレンジャーとペネロピー・クリアウォーターが石になって発見されたことをマクゴナガル先生のアナウンスで聞かされた。

 

 

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