ATUIOMOI 改 キャプテン編   作:ウッチー39号

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第17話 青葉学院

二回戦を勝ち進んだことにより練習を見に来るギャラリーが増えてきた。

 

 

 

中には女の子が増えてきたので張り切るのはいいのだが

 

 

 

女の子に良いところを見せようとして、ノックの時自分以外のところに飛んできたボールを捕る

ボール争奪戦が行われた

 

 

 

「いい加減にしろ」

 

 

 

さすがの谷口も痺れをきらして怒る

 

 

 

「キャプテン、セカンドに打って下さい」

 

 

 

「よし。いくぞ、五十嵐」

キーン

 

 

 

パシッ

シュ

 

 

 

「いいぞ、五十嵐もういっちょ」

キーン

パシッ

シュ

 

 

 

「あのセカンドの子はすごいね」

 

 

「校長知らないんですか?あれが一年生でセカンドのレギュラーを取った五十嵐ですよ。打順も三番だし、墨谷の中心選手ですよ。丸井からレギュラーを奪った男ですから」

 

 

 

丸井が前を通る

 

 

 

丸井が部室に走り去った。

 

 

「お、おい」

 

 

 

「聞こえてたかな?」

 

 

丸井は部室に入った。

自分の鞄から一枚の紙を持っている

 

 

 

退部届けを持っていた。

 

 

 

丸井が一人で退部届けを見ていると

 

 

 

誰か入ってきた

 

 

 

「何だ丸井ここにいたのか?」

 

 

「あの〜キャプテン、お話があるんですけど

 

 

「実はオレも話があるんだ。で、どうしたんだ話って?」

 

 

 

「いえ、たいしたことではないのでキャプテンからお先にどうぞ」

 

 

 

「そうか、実はナインのことなんだが、どうも青葉のことがよく分かってないみたいなんだ。このさいだし青葉の練習を見学させようと思ってな」

 

 

「はあ・・」

 

 

 

「かといって青葉の練習を見学してナインが自信を失っても困るしな」

 

 

 

「そんなにすごいんですか?」

 

 

 

「ああ」

 

 

 

「だったら見せた方がいいと思います」

 

 

 

「よし。明日はみんなで青葉の見学にいこう。ありがとう丸井。それで、オレに話って何だ?」

 

 

 

「いえ、今度でいいですよ(今は忙しそうだからな)」

 

 

 

 

そして翌日

みんながバスに乗って青葉に向かっている

 

 

 

「キャプテン、さっきから黙ったまんまだな」

 

 

 

「ああ」

 

 

 

「ここで降りるぞ」

 

 

 

「懐かしいでしょキャプテン、何てったって二年近く通ってたんだから」

 

 

 

「そうだな」

 

 

 

「それにしても青葉って思ったより小さいですね」

 

 

 

青葉学院は普通より少し小さいくらいの建物だが建っていた。

 

 

 

「これは野球部の寮だよ」

 

 

 

「寮?」

 

 

 

「青葉は野球の名門だからそのため部員は全国各地からあつまってくる。だから寮が必要なのさ」

 

 

 

みんな唖然としている

 

 

 

「さぁみんなこっちだ」

 

 

 

少し歩くと、試合の球場よりも大きい球場があった

 

 

 

「みんな入るぞ」

谷口達が階段を上がっていく

 

 

一人の男が通りすぎていく

 

 

「吉田じゃないか」

 

 

 

「なんだ谷口か。お前がたずねてくるなんていったいどういう風のふきまわしなんだ?」

 

 

 

「見学に来たんだ」

 

 

 

「へえー墨谷二中でキャプテンやってたのか出世したな」

 

 

 

「お前レギュラーになれたか?」

 

 

 

「オレか、あいかわらず補欠さ」

 

 

 

「そうか。ここにいたんじゃちょっとぐらいうまくても上にはいけないからな」

 

 

 

「まぁいいや。来いよ。監督に話してやる」

 

 

 

青葉の練習場についた。

 

 

 

「こ、こ、こ、これが」

 

 

 

「まるでプロなみだ」

 

 

そこらへんのプロよりも設備が整っている

 

 

 

「こっちに来いよ」

 

 

 

グランドまで降りてきた

 

 

 

「監督」

 

 

 

「ん?」

黒いサングラスをかけたいかにも監督という感じのひとだ

 

 

「谷口ですよ」

 

 

 

「ごふさたしています」

 

挨拶する谷口

 

 

 

「谷口?はて?」

 

 

 

「二年の途中までいたじゃないですか」

 

 

 

「失敬、うちは部員が多いもので」

 

 

 

「谷口は墨谷二中でキャプテンをしてるみたいなんですよ」

 

 

 

「墨谷二中?ああ、確かうちのライバルの金生中を倒したチームだったね。君たちよく頑張ったね。今日は見学かね?」

 

 

 

「はい」

 

 

 

「ゆっくり見学していっておくれ。吉田、ベンチに案内しろ」

 

 

 

「はい」

 

 

 

吉田がみんなをベンチに案内した。

 

 

 

どうやらシートバッティングのようだ。

 

 

 

ピッチャーが投げた

 

 

 

バッターが打った

打球はセンターの深いところへ

 

センターがとってボールを投げ返す。

 

 

 

「センター返球がおそいぞ。球拾いにまわりたいのか」

 

 

 

「すみません」

 

 

 

「ピッチャー、次は内角低めいっぱい」

 

 

 

ピッチャー「はい」

 

 

 

ピッチャーが投げた。

 

 

 

しかし、パッターは見送る

 

 

「馬鹿者球が半分はずれてるぞ。おもったコースに投げられないでバッティングピッチャーがつとまるか」

 

 

 

「すみません」

 

 

「あれがバッティングピッチャーだって」

 

 

 

「130は出てたよ」

 

 

「バッター、腰を使わんか」

 

 

 

「はい」

 

 

 

「二軍の練習はここまでだ、補欠はグランド整理しておけ」

 

 

 

「あれで二軍だって?」

しばらくしてから一軍の選手が登場した。

二軍と比べるとオーラが違う

 

 

そして、一軍の練習が始まった。

 

 

 

一軍のレベルの高さに谷口以外は唖然としていた。

 

 

 

そして、墨谷二中に帰ってきた。

 

 

 

「みんなを青葉の強さは分かったと思う。これからはこのメニューでやろう」

 

 

 

午前(4時集合)

4・10、ランニング

4・30、キャッチボール

4・50、トスバッティン

5・30、シートバッティング

6・30、シートノック

7・30、フリーバッティング

7・40ランニング

午後

3・15、ランニング

3・35、キャッチボール

4・00、トスバッティング

4・30、フリーバッティング

5・10、シートノック

7・00、体力作り

7・30、ランニング

7・50、ミーティング

 

 

「朝四時からですか?」

 

 

 

「しかし、練習時間を伸ばしただけじゃ、上手くなるとは思いませんよ」

 

 

 

「やらないよりはましだろ」

 

 

 

「それはそうだけど。ていうか五十嵐、敬語を使わんか」

遠藤の顔が真っ赤になっている

 

 

「ただしこれからはシートノックもシートバッティングもフリーバッティングも定位置の半分の距離から行う」

 

 

 

「いくら何でもむりですよ」

 

 

 

「隆志はどう思う」

 

 

 

「やってみたいです」

 

 

「青葉とまともに試合するにはこれしか方法はないとおもうんだが」

 

 

 

「ないね。これしか」

 

 

 

「このままじゃ足元にも及ばないからな」

 

 

 

「うん」

 

 

 

「明日から頑張ろうぜ」

 

 

 

「明日からじゃない今からだ」

 

 

 

「今からじゃ球がみえませんよ」

 

 

 

「素振りはできる。さあみんなバットを持って外に出ろ」

この日は全員で素振りを1000本した

終わると同時にほとんどが倒れた

無事に立っていられたのは

谷口、五十嵐、隆志の三人だけだった

 

 

 

そして、次の日の朝

 

 

地獄の特訓が始まる

 

 

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