ATUIOMOI 改 キャプテン編   作:ウッチー39号

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第18話 地獄の特訓

谷口の地獄の特訓がはじまった

受けるのはレギュラーと隆志だけだ

 

 

「みんな。おはよう。さすがに4時はきついと思うが頑張っていこう」

 

 

 

「「はーい」」

みんなまだ眠たそうだ

 

 

「まずはランニングだが、みんなこのタイヤをつけて走る」

 

 

 

谷口が指した方向を見ると重そうなタイヤがある

 

 

 

「キャプテンこのタイヤは何キロあるんですか?」

松下が尋ねる

 

 

「10キロだ」

 

 

「「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」」

 

 

 

流石にみんな驚く

 

「時間がない。早くつけるんだ。時間がないんだ。今日は10周でいいから」

 

 

 

みんな谷口の後ろを走る

 

 

「声出していくぞ」

 

 

 

最初のうちは声が出ていたが、一周、一周と声が聞こえなくなってくる

 

 

「どうした。声が出てないぞ。」

谷口からの檄がとぶ

 

 

「ファイトー、ファイト(そうだ。きつい時こそ声を出すんだ。野球が下手くそなオレに出来るのは声をだすことだ)」

隆志はきついが腹から声を出す

 

 

「(隆志のやつ)よーしオレもファイト、ファイト」

五十嵐も声を出す

 

 

「隆志、五十嵐いいぞ。どうしたみんな。一年に負けてるぞ」

 

 

 

「ファイトファイト」

声は小さいがなんとかみんな声を出した

 

 

 

「次キャッチボール。二人組を組んで10mで速い球でキャッチボールだ」

 

 

 

 

 

 

 

「次、トスバッティング」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

「よし。今日は初日だからここまで授業に遅れるなよ」

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

放課後

 

 

 

 

「レギュラーと隆志はこれを着けろ」

谷口が防具を持ってきた。

 

 

 

「キャプテンこれは?」

副キャプテンの小山が代表で尋ねる

 

 

 

「昨日も言った通り普段の3分の1からノックを行う。いきなりでは怖いと思ったので剣道部から防具を借りてきた。そこに一列に並べ」

 

 

「行くぞ、西田」

 

 

「おう」

 

キンッ

 

 

通常よりも速いので捕れるはずもなく西田に直撃

 

 

「あれ?痛くない」

 

 

「もう一丁」

キンッ

 

 

パシッ

 

防具をつけていることもありみんな球を怖がらずにボールを捕った

 

 

 

三周目あたりではみんな捕れるようになった

 

 

「よーし。みんな捕れるようになったな」

 

 

「偶にはこういう練習もいいですね」

 

 

「そうだな」

 

 

「これはこれで楽しいな」

 

 

 

「よーし。みんな防具を取れ」

 

 

「終わった。終わった」

みんなが安心していると

 

 

 

「どこに行く?本番はこれからだぞ。いくぞ、みんな」

 

 

「うそでしょ?」

 

 

キンッ

みんなの方にボールを飛ばす

 

 

 

「ぐずぐずするな!!!」

 

 

「西田いくぞ」

 

 

「おう」

キンッ

 

 

「うっ!」

腹部に直撃して倒れる

 

 

そこに

キンッ

 

「うっ!」

 

「はやく立たないか」

 

キンッ

キンッ

キンッ

「痛かったらグローブで捕れ」

キンッ

キンッ

キンッ

 

 

 

全て直撃し、西田は意識を失った

 

 

 

「次」

 

 

みんな後ろに行く

 

 

「何だ?どうした?次」

 

 

「お願いします」

五十嵐が進み出る

 

 

「いくぞ」

キンッ

 

 

ドッ

五十嵐の腹部に当たる

 

 

「ちくしょう。もう一丁」

キンッ

 

ドッ

今度は五十嵐の顔面に当たる

 

 

「まだまだ」

 

名手五十嵐でも一球も捕れないまま意識を失った

 

 

「次」

みんな怯えている

 

 

「キャプテンお願いします」

 

 

「行くぞ隆志」

キンッ

 

 

「(速い)」

ドッ

 

 

いきなり顔面に直撃する

 

「もう一丁」

 

キンッ

 

 

ドッ

 

キンッ

 

ドッ

 

 

キンッ

ドッ

 

 

キンッ

ドッ

 

キンッ

ドッ

 

 

「(痛い。逃げたい。もう辞めたい。でも、それよりも捕れないのが悔しい)」

 

 

キンッ

ドッ

 

 

キンッ

ドッ

 

キンッ

ドッ

 

 

「(下手くそのオレにできることは。あきらめずにボールについていくことだけなんだ。)」

 

 

キンッ

ドッ

 

 

キンッ

ドッ

 

キンッ

ドッ

 

「(意識がもうろうとしてきた。次の一球を絶対取る)」

 

キンッ

 

 

「(集中。集中)」

 

パシッ

 

 

捕ったが隆志の意識はもうなかった

 

 

「五十嵐と隆志がこれだけ頑張ったのに先輩のオレたちは何やってるんだ」

 

 

「そうだ」

 

「一年ばっかにいいかっこさせない」

 

「次はオレが」

 

「いや、オレが」

 

「オレが」

 

 

「僕が」

 

 

「(よかった。みんながやる気を出してくれて。こんなに厳しくするのは不安だったけど大丈夫そうだな。ありがとう。五十嵐、隆志)よし。行くぞ」

 谷口だって本当はこんなに厳しくしたくない。でも、しなければならないのだ

キャプテンとして、チームを引っ張るものとして

そして何より青葉を倒すために

 

 

谷口は倒れたみんなを無理やり起こして

3分の1フリーバッティングをして今日の練習を終えた

 

 

終わってナインは倒れたがみんな顔はさわやかなものだった

 

 

 

 

『あつい想い燃やせばそれで心も体もさわやかだ』

 

 

 

 

 

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