「ここは?」
当たりは真っ暗だった
「確か前にもこんなことが、し、試合は?」
「汝のチームが勝ったよ」
この前から隆志の前にまた一人の老人が現れたら
「神様ですか?」
「ワタシは大神様だ」
「大神様ですか?」
「汝を転生させた神様の上司みたいなものだ」
「僕は死んでるんですか?」
「いいや、死んではおらん。仮死状態だ。出血多量でな。それにしても、汝、無理をするのが好きだな。前回のバスケのときといい、今回といい。何でそこまでするんだ?」
「当たり前のことをしているだけです。バスケも僕はシュートもドリブルもパスセンスもない何もない自分に何が出来るか声を出して、ルーズボールをおいかけることしかできないから、それしかないんですよ。野球だって一つのアウトのために貪欲になるのはとうぜんですよ。やっと念願がかなってできた野球ですしね。」
「なるほど。それでは本題に入るとしよう。汝は死ぬ。多くてもあと二週間だ。それにこのけがじゃきついから試合には出れんだろう」
「そうですか」
「そこでじゃ、他の野球漫画の世界へ転生させてやる。好きなものを選べ」
「いえ、せっかくですが僕は、ここに残ります」
「何だと。汝は死んでしまうんだぞ」
「それでも、今の仲間と一緒にいたいです。谷口キャプテンとみんなと一緒に青葉に勝ちたいんです」
「谷口キャプテンが言ってくれたんです。お前たちが将来の墨谷二中を背負って立ってくれると信じてるって」
「五十嵐とも約束したんです。オレ達で墨谷を強くするって」
「汝は立てるかもわからないんだぞ」
「それでも、気持ちは一つです。例え試合に出られなくてもいい」
「たわけが!!せっかくのチャンスを汝にはロウきゅうぶ!!の世界へ転生してもらう」
「ロウきゅうぶ!!?」
「とことんバスケしてこい」
「待って下さい。お願いです。ここにいさせて下さい。野球をやらせて下さい。野球が大好きなんです。野球が出来なくても、みんなと一緒にいれるならそれで本望です。例え、他に転生してどんな明るい未来が待ってたとしても、今がいいんです。今じゃなきゃだめなんです」
「問答無用」
隆志は穴に吸い込まれてしまった
「大神様どうでしたか?」
「神か。なかなか見所のある男だな」
「それでは隆志をこの世界に戻して下さるのですか?」
「それはこれからのアイツ次第だな。取り敢えず第一の試練突破だ。他の野球漫画の世界を選んだら許さなかったがな。これからが楽しみだな。ワタシの試練に乗り越えられたら考えてやる」
ここで、一次完結します。対青葉学院は絶対に書きますので、しばらくお待ち下さい