「さあこーい」
「こっちもお願いします」
「セカンド来いセカンド」
今日の練習はみんな気合いがいつもと違う
なぜなら
今日は予選の組合せ発表である
「いくぞーサード」
西田がノッカーをつとめる
「よしこい」
キン
パシッ
シュー
「ナイスサード。もういっちょ」
キン
「しまった」
打球はショートよりに
「オーライ」
しかし谷口はダイビングキャッチでボールをとり一回転して、すぐさまファーストに送球した
「五十嵐、やっぱりすごいなキャプテン」
「ああ。やるじゃん」
「キャプテンってただ偉そうにしてるだけじゃなかったんだ」
一年部員が陰口をたたいていると
「お前らキャプテンをそんな風に思ってたのか」
丸井が拳骨をおみまいする
「キャプテン、組合せが決まりました」
松下が予選の組み合わせから帰ってきた
「どうだったんだ、松下」
「一回戦は江田川中です」
「やった〜」
「神様ありがとう」
「よっしゃー」
「今年はいいとこまでいくんじゃないの?」
「どうしたんだみんな?」
「キャプテンは転校してきたから、知らないかも知れませんが江田川中は万年一回戦の超弱小チームです」
「一回戦は楽勝だな」
「みんな、油断してはだめだ。練習再開するぞ。西田、バットを貸してくれオレがノックする」
「キャプテン、ノックくらいオレがやりますよ」
すかさず丸井がフォローする
「オレの番は終わったし、オレがやるよ」
谷口がノックの準備をする
「いくぞーショート」
「(大丈夫かな)」
キーン
ビュー
鋭い打球が西田にとんでくる
思わず避ける西田
「何やってんだ!」
「(どうなってるんだよ」)
「(どこかでそうとう練習してきたな)」
そして、練習が終わった。
「全員集合。明日のオーダーを発表する」
一番、ファースト、加藤
二番、ピッチャー、松下
三番、ショート 、西田
四番、サード 、谷口
五番、センター 、浅間
六番、ライト 、島田
七番、レフト 、遠藤
八番、キャッチャー、小山
九番、セカンド 、 丸井
以上だ
ベンチに空きがあるから
一年生は全員ベンチに入ってもらう。
明日に備えて、解散
「「ありがとうございました」」
隆志が貰った背番号は
「11」だった
「(11番かぁ〜懐かしいな。ハンド部の時に初めてもらったユニフォームが11番だったな。試合に出られるかどうか分からないけど頑張ろう)」
隆志に出番はあるのか??